疲労回復ルーティンで疲れ知らず!
カラダトトノエ通信を読んでいる皆様の中には「疲れが取れない」「なんとなくだるい」といつも感じている方もいらっしゃるかと思います。
今回は、疲労回復についてお伝えします。
体調が整う仕組み
私たち人間の体には、外界の環境や内部の変化に対して常に生命維持のために必要な生理的機能(体温、血圧、血糖値、呼吸など)を一定に保とうとする働きがあります。
これを「恒常性=ホメオスタシス」と呼びます。
調子のよい身体は、ホメオスタシスによって常に一定の状態に戻ろうとする仕組みが働きます。
体温を例に挙げると、外が暑い時、身体は発汗しその気化熱によって体温を下げて36度台を保とうとします。
逆に寒いと毛穴を収縮させて放熱を防ぎ、体温を36度台にキープ。
常に一定の状態に保とうとするホメオスタシスが働いているから、キープできます。
しかし、例えば平熱が35度台の人は、筋肉のアンバランスによって血行不良が起き、それが慢性的になっていると考えられます。
ホメオスタシスが崩れているのです。
筋肉を整え、この機能が正常に働けるようになると、体調も良くなるのです。
疲労回復のカギは背骨
寝る前に1日の疲れをリセットすることが、疲労をためない身体づくりにおいてとても重要です。
寝る前にリセットしたいところは背骨周りの筋肉です。
背骨の中には、ホメオスタシスの機能をコントロールする自律神経が束になって通っています。
そのため、背骨周りの筋肉が緊張したまま眠りにつこうとしてもなかなか寝付けなかったり、眠れたとしても睡眠の質が低く、朝起きた時に疲労が残る要因になります。
背骨周りの筋肉のリセットは、ハーフポールに乗って行うことがお勧めです。
センターリセットからアブブレスまでをゆったりした呼吸と共に行うことで、質の高い睡眠がとれ、翌朝は快調に目覚められるでしょう。
疲れにくい身体づくり
日々の食事から私達の身体は作られているので、食生活から疲れにくい身体を作ることもとても大切です。
そのために、私たちが動くためのエネルギーとは何か?を深く知りましょう。
実は私たちが1日に使うエネルギーの約95%は、細胞内のミトコンドリアという器官によって作られています。
動くためのほとんどがミトコンドリアで作られており、まさに身体のエンジンとして働いています。
エネルギーを作るための材料は何かというと、食べ物から得た栄養です。
また、身体に蓄えている脂肪を燃やして作ることも出来ます。
つまり、エネルギーになる栄養をしっかり摂って、ミトコンドリアを活性化することが疲れにくい身体、痩せやすい身体作りの重要なポイントとなります。
ただし、栄養なら何でもよいかというとそうではありません。
今回はミトコンドリア活性の栄養、食事をご紹介します。
エネルギーUPの必須栄養素!
①ビタミンB群
水溶性のビタミンなので、身体に蓄えることは出来ず、毎日摂ることが必要な栄養素。
日頃「疲れやすい」「疲れが抜けない」などの自覚症状がある。
「パン、麺類、お米など糖質中心の食事」の方は、不足している可能性が大です。
②鉄
日本人女性の多くが潜在的な鉄欠乏と言われています。
血液検査では異常がない場合でも隠れ貧血など欠乏気味の方は多いと考えられています。
疲れにくい身体を目指すうえでは、意識して摂りたい栄養です。
③マグネシウム
日頃、筋肉のコリハリを感じる方、お酒を飲む機会が多い方はマグネシウム不足の可能性が高いです。
皮膚から吸収できることもあり、入浴剤にも用いられていますので、食事・入浴剤でカバーしましょう。
おすすめレシピ
【切り干し大根と豚バラ炒め】
切り干し大根はマグネシウムや鉄分などミネラルを豊富に含んでおり、豚肉はビタミンB群が豊富に含まれています。
この2つを掛け合わせたエネルギーUPレシピで、疲れにくい身体を作りましょう!
まとめ
私たちが活動するにはエネルギーが必要で、エネルギーの元をたどると、やはり日々食べている食事が大切です!
今一度、今の食事の量や質を見直してみましょう。