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とびしまウルトラマラニック2023

2023年12月10日
朝5:00スタート
制限時間16時間
77キロ13時間半でリタイヤとなりました。

仲間7人で出走しました!

きっかけは仲間の一言でした

それは、2022年の秋。
仲間の「やってみたい」
という一言から始まりました。

コロナ禍も落ち着きを見せ始め、久しぶりに仲間とのファンランをした日、飲み会の席での話です。
ウルトラマラソンに対しては、完走している仲間が何人もいるので、小さな憧れは持っていました。
でも、まさか自分が100キロを走る決心をするとは…

仲間の影響は大きなものです。
「その日」に向かってコツコツと準備する日々が始まりました。

目標に向かうその1
-東京エクストリームウォーク-

手始めは「東京エクストリームウォーク」
2022年11月。
「100キロという距離を体感する」
というコンセプトで仲間とともに出場。
歩き切りました。
足がどうなるか、
胃腸がどうなるか、
体の至る所に何が起きるかを経験しました。

100キロという距離が、どれだけとんでもないかということを知った大会でした。
リサーチと準備の大切さも痛感しました。
でも、体感してみてほんとうによかったと思います。

満身創痍でフィニッシュ!

目標に向かうその2
-毎月コンスタントに走る-

これは当たり前のことですが、ちゃんと意識して計画しないと、意外と難しいです。

暑い日があったり、雨の日があったり、
体調や仕事の都合など、
色々な要素に練習時間を阻まれることは予想できるので、できるだけ無理のない範囲で、手抜きをしないで練習する。

そのために、ランニングノートを作ってスケジュール管理をしました。
練習の記録に加えて、仲間との練習会の写真なども貼って、楽しむ工夫をしました。
今ではたからものになっています。

年間を通して、練習は概ね予定通りにできました。

ランノートの1ページ目。

目標に向かうその3
-故障に付き合い体調を管理する-

⚫︎痛みがある時は走らない。
⚫︎きちんと手当てをして治るまで我慢する。
⚫︎そうならないためにも、メンテナンスをする。
⚫︎走れない時は筋トレやストレッチをして、身体を動かし続ける。
⚫︎調子が良い時もちゃんと休みを入れる。

一生懸命意識したけど、まだまだ改善の余地がありそうな分野。
特に今後は、内臓とのお付き合いを深める必要がありそうです。

目標に向かうその4
-60キロに挑戦する-

それまでの最長は55キロ。
仲間との「多摩リバーサイドラン」。
関門も制限時間もありません。

レースとして60キロを経験した上で、100キロに臨もうと思いました。

この大会は、自分の最長を記録したにもかかわらず、記憶が薄く、振り返りのテキストもあまりかけませんでした。

仲間を引っ張ることに意識が向いていて、あまり内省できなかったからかなと思っています。
自分で自分のペースを乱しちゃダメですね。
ここから少し、ボタンをかけ違えたかもしれません。

60キロは完走!

思い込みの落とし穴

100キロ走る大会は、制限時間が14時間くらいですが、この大会は「マラニック」(「マラソン」+「ピクニック」)で、制限時間は16時間です。
タイムを競うのではなく、長い距離をのんびり楽しみましょう、というコンセプト。
この、「のんびり」に甘えてしまったのかもしれません。

わたしのペースでは、14時間には間に合わないけど、16時間ならいつも通りに走れれば、完走できるはずでした。
だから、たぶんわたしは、少し油断したんだと思います。

レースはいつも通りに行かなかった。
当日に体調を合わせられなかったのです。

もうひとつ。
コースを甘く見てました。
海岸沿いの多いコースは、いろんなブログや動画を見ても、起伏が激しいとは受け取れませんでした。
橋が多いので、のぼり下りがあることは想定していましたが、甘かった。
予想に反して、地味なアップダウンがたくさんあって、とても難しいコースでした。
途中走ってはいけない場所があって、ペースとモチベーションが下がってしまいました。

自分の想定が浅かった。
もっともっと準備できたはずでした。
今、猛烈に悔しいです。

リベンジのための改善点

自分の当日のデータをもとにして、今年のペース表に、今の時点での改善点をメモしました。

①みかん畑手前のエイド(62キロ)までは、8分のペースで計算して大丈夫。

②63キロからは10分のペースで計算しておけば大丈夫。

③エイドの滞在時間は基本5分で計算すると、トイレに行っても慌てなくて大丈夫。

④エイドの食事は食べられないことが多いので、そのつもりで準備。スズメバチエキスは相性良し。

⑤ドロップバッグのレストステーションで靴下を替えて膝サポーターを着装する。

⑥御手洗地区の歩きでペースが乱されるけど、出口のトイレで切り替えること。とにかく歩かず走り続ける。

⑦美味しいけど、お腹痛くなるから、みかんはあまり食べちゃダメ。

⑧ボディーシートとワセリンは持って走る。

備忘録

⚫︎汁物はあるけど、暖かい飲み物はない
⚫︎ドロップバッグにお茶とエアサロンパスを入れておく
⚫︎目薬とリップバーム大活躍
⚫︎スタート前〜30キロまでは、10キロごとにエネルギー摂取。
⚫︎30キロ過ぎたら、1時間おきにエネルギー摂取必要。
⚫︎エネルギーは計画通り確実に摂取する。
⚫︎とにかく、走り続ければ良い。

感想

経験するってすごいことだと思いました。
100キロは途轍もない距離だけど、足はまだ残っていたと思います。

今回は、自分の身体の弱いところがクローズアップされたので、メンテナンスしながら、打つ手を考えていこうと思います。
悔しい結果でしたが、清々しくもなれませんが、前向きな自分にはハナマルあげようと思います。

真っ暗な中のスタート、選手のヘッドライトで連なるコース、星空、沈む月、朝焼け、日の出、それはそれは綺麗な海と島の景色。
夕陽はあっという間に沈んで、夜の海辺の漆黒。どこからが自分なのかわからないような暗闇の感覚も。
全部が初めての経験でした。

同じペースの選手とのコミュニケーション。
地元の方とのおしゃべり。
スタッフの方々の優しさ。
心はあたたかい気持ちがいっぱいでした。

頭の中でループした「カサナルキセキ」。
前に進み続けた意地。
75キロで込み上げた感情。
今もつかえる悔しい思い。
全部忘れない。

忘れ物を取りに、
もう一度行かなくちゃ。

走れることにありがとう!

来年に続く

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