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続々 いつも同じ声の感覚で歌えない?

続ではタイプ別に分けて解説してきて、今回の続々では対処法について書いていますが、その前に。

自分はどれにも当てはまらないのにいつも同じ声の感覚で歌えない。
同じ環境で、なんの気負いもなくリラックスしているのに、上手く歌える日(時)とそうでない日(時)
がある。という人もいるかと思います。

本当は、こちらを解説して対処法を書いてから、今回のタイプ分したような、色々な要因によって、歌えなくなってしまうケースの対処法を解説すると、確実に理解できると思うのですが、

そこまでの話を下げて広げると、ボイストレーニングの全般的な解説解説(根本的な発声の仕組みと、使い方のコツ)というレベルの解説になってしまい、話が広がりすぎるので、今回は触れず、また別の枠で「いつも同じ声の感覚で歌えない? スピンオフ」のような形で、また追々書いていこうと思います。

というわけで、
ここから前回の続き。

前置き

前回の最後のタイプ(過度の緊張や、気合が入りすぎ、などの心理的な状態の変化で、体に力が入って硬直してしまう
に関しては、後半に触れます。(有料部分になってしまうかもしれませんが。スピンオフで書く予定の基本的な発声のコツが分かると同じなので、無料のみ読んでいただける方は後日そちらを参考にしてください。)

まず「自分の声の聴き方が気が付かないうちに変わってしまう事で、喉の動きが変わってしまい、いつも同じように歌えなくなる」という重要事項を根本にして対処法のまとめを書いていきます。

それは要するに、「歌唱中の声の聴き方のレクチャー」となります。

逆に、いつも同じように歌えるという人は、環境が変わっても、自分の声に対して同じ聴きかたができている、といわけです。
環境が変わっても成立する聴き方」をしているとも言えます。


◯普段から環境の変化に振り回されない自分の声の聴きかた捉え方を選ぶ!

いつも同じように歌えるという人と同じになる方法。
それは、普段から環境の変化に振り回されない自分の声の聴きかた捉え方を選ぶということです。

要するに外に響く自分の声を、耳をそば立てるように聴いてはいけないのです。環境が変われば、部屋などの環境の響き方は変わってしまいます。これのことは、これまでも何度か説明してきました。

では、どう聴くのか。
外ではなく体の中の響きを捉え聴きくことです。


○体の中の響きを捉え聴くこととは?
具体的に集中力をおく場所


具体的な場所ですが、
基本的に聴覚能力の中心は耳の奥の鼓膜にあります。
鼓膜は左右の耳に1枚ずつ、合計2枚。して感じ聴きながら歌う!

その「左右の鼓膜の間
そこの響きに集中して感じ聴きながら歌う!

例えばバンドをバックに歌っていると、バンドの音が大きくて、実際には体の中の響きはハッキリととは聴こえなくなる場合もありますが、それでも、そこ「左右の鼓膜の間」に集中して聴くんです。

聴こえなくても聴くというのは変ですが、PAの返しが悪いからといって、モニタースピーカーに集中して聴こうとしたところで、返しが大きくなったクリアなる訳ではないですよね。だからスピーカーに集中しても無駄です。
上手く歌えている時の感覚はいつも体の中の響きにあります。

体の中ってどこ? 
それは「頭部の中心」にあるのです。

そう「2枚の鼓膜の間

そしてここが声の [Key Spot] になります。

2枚の鼓膜の間」ってどこかイメージできますか?

両耳の間だから顔の中央の奥。ほぼ頭部の中心です

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