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椅子に座った人への手の当て方(1)

これまで、手の当て方の基本や、西洋レイキでの手の当て方、そして日本伝統のレイキでの手の当て方について書いてきました。
ここからは具体的に、様々な状況での手の当て方について書いていこうと思います。
まずは、受け手が椅子に座った状態での手の当て方です。

受け手の前面から手を当てる

椅子に座った受け手の正面にいて手を当てる方法です。
実は、このケースはあまりありません。
せいぜい、受け手の膝から下に手を当てる場合があるだけです。

膝と足に手を当てる

受け手のに手を当てる場合、正面に座って、受け手の両膝に両手を置くやり方か、片方の膝を両手で左右から挟むように手を当てます。
ただ、前傾が強くなると、自分の体勢を維持するのが疲れます。
その場合は、少し低い椅子に座って前傾を弱めて手を当てると、楽になる場合があります。
あるいは、施術者の膝の上にクッションとか座布団を丸めて置いて、その上に自分の肘を乗せることで、前傾を楽に保てるようにするとよいでしょう。
つまり、自分の膝の上に肘を乗せて上半身を支える方法です。

受け手の足に手を当てる場合は、施術者はかなり低い椅子に座るか、床に座り込んだ方がよいでしょう。
風呂場で座る椅子がありますよね。あのくらいの低い椅子です。
その状態で、床に置かれた施術者の足や足首を手当します。
足は上から手を乗せる感じで手を当てます。両手でそれぞれの足に手を置くのもいいですし、片足を両手で包むように手を当てるのも効果的です。

足首に手を当てる場合は、片手で受け手の足首を軽くつかむようにします。
力を入れてつかむと、レイキの流れが悪くなります。軽く触れるような感じでつかみましょう。
あるいは、両手で片方の足首を挟むようにして行う方法も効果的です。
ふくらはぎに対しても、足首と同様に手を当てます。

なお、相手の足の位置が低すぎて手を当てにくい時は、10cmくらいの高さの踏み台か何かの上に足を乗せてもらうと、手を当てやすくなります。
私は、床に直接座り込んで、私の膝の上に足を乗せてもらうようにしてやっています。

手に手を当てる

手や指を怪我した場合など、受け手の手にレイキをする場合も、正面から手を当てることができます。
この場合は、受け手に手を差し出してもらい、その手を左右から挟むようにするとやりやすいです。

もし奥行きがそれほどない机くらいの高さのテーブルがあるなら、テーブルを挟んで向かい合って座り、受け手にテーブルの上に手を出して乗せてもらうといいでしょう。
この体制なら、両手をその両手の上に乗せてレイキをすることもできます。
また、施術者が先にテーブルの上に手を乗せ、その上に受け手が手を乗せる方法もあります。
その時、施術者がもう一方の手をさらに上に乗せて、挟むようにすると効果的です。

挟むことが効果的

ここまででいくつか、受け手の部位を「挟む」という手の当て方を紹介しました。
実は、この「挟む」というやり方は、氣(靈氣)を相手の身体の内部に届かせるのに、とても効果的なのです。
両手で受け手の患部をサンドするので、両手の氣(靈氣)を有効に使えますから。

もちろん、常に挟まなければならないということもないし、挟まないから効果がないというわけでもありません。
ただ、もし挟んで施術ができる状態でしたら、なるべく挟んで行うようにしましょう。効果が高まることは確実ですから。

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