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椅子に座った人への手の当て方(3)
受け手が椅子に座っている時の具体的な手の当て方の3回目になります。
これまで、施術者が正面、そして後方に位置してレイキをする方法について書いてきました。
今回は、施術者が受け手の横に位置してレイキをする方法です。
受け手の横からは、後方と同様に頭から腰までの上半身が主な範囲になります。
特殊なやり方ですが、膝まで対象にすることもできます。
受け手の手に対するレイキもできるので、もっとも応用範囲が広い位置になります。
頭に手を当てる
受け手の頭にレイキをする場合は、施術者は基本的に受け手の横に立って行います。
後方の場合と同様、受け手より高いポジションにいることで、施術しやすくなります。
片手で後頭部や前頭部などに手を当てることができますが、横にいる場合は「挟む」という効果的な手の当て方ができます。
受け手の額と後頭部に手を当てて挟む形を、特にコズミック・プラグと呼びます。
クリーン・アップ・パイプのやり方で説明しましたが、頭に対する効果的なレイキのやり方です。
この時に注意するのは、顔は繊細な場所なので、なるべく手を触れないようにすることです。
後頭部はしっかりと手を当て、前頭部は額の上方に軽く親指を当て、小指側は少し浮かせるようにします。
親指を頭につけることで、手の位置をキープしやすくなります。
また、挟んだ時に親指が立たないよう注意します。
丸いものを挟もうとすると、つい親指が立ってしまいがちです。
しかし、親指が立つというのは、親指を立てる筋肉に力が入っている証拠です。
意識して指の力を抜くようにしましょう。
喉からお腹に手を当てる
受け手の喉からお腹までの範囲に手を当てる場合は、施術者も椅子に座った方がやりやすいと思います。
お腹まで下がると、施術者が前傾を強いられることもあるので、その場合は受け手よりも低い椅子に座るのがよいでしょう。
あるいは、自分の膝の上にクッションか座布団を丸めて置くなどして高くして、その上に肘を乗せて上半身を支えるようにします。
頭を挟んでやったのと同様に、前面と背面に両手を当てて挟むようにするとよいでしょう。
ただ、喉は繊細な部分なので、直接触れないようにします。
この場合は頭と逆で、小指側を鎖骨あたりに軽く触れるようにし、親指側を少し浮かせます。
背面はしっかりつけて大丈夫です。
胸の上部は、親指側が鎖骨あたりにくるようにします。
このポジションは、前面もしっかり手を当てても大丈夫です。
胸の下部は、みぞおちとほぼ同じ高さです。一番下の肋骨あたりに手を当てます。
受け手の右側が肝臓になり、左側が胃になります。
身体の中央部に手を当ててもいいですが、目的に応じて、左右に寄せて手を当てるとよいでしょう。
腹の上部は、小指側がおへそのあたりにくるようにします。みぞおちとおへその間に手を当てる感じです。
腸や腎臓がその位置になります。
腎臓は背骨の両側という位置になるので、男性など手の大きい人は、受け手の中心部に手を当てると、同時に両方の腎臓をケアできます。
腸も、当てる場所によって病腺の出方が違いますから、それに応じて左右に分けて手を当てるのもよいでしょう。
腹の下部は、親指側がおへそのあたりにくるようにします。
いわゆる丹田(たんでん)と呼ばれる場所です。
腸、子宮、膀胱などの位置になります。
これより下は繊細な場所になりますから、受け手との信頼関係がない限り、あまり手を当てません。
タオルを何重にも折って厚くしてその場所に置き、その上から手を当てるようにします。
あるいは受け手にその場所に手を置いてもらい、その手の上から施術者の手を当てます。
また、受け手の施術者側の腕や手に対しても、このポジションで手を当てられます。
挟む方法が使えるので、効果的にレイキができます。
横に向いて手を当てる
受けての横に位置する場合、これまでは受けての方を向いて手を当てる方法を説明しました。
ここでは、受け手と同じ方向を向いて座って手を当てる方法を説明します。
これは、カフェなどで隣りに座った場合や、自宅のソファで並んで座った場合に使える方法です。
受け手と同じ方向を向くので、基本的に受け手側の片手でレイキをします。
範囲は、背面の肩甲骨くらいから腰まで、それと膝になります。
背面に手を当てる場合は、施術者が少し受け手側に膝を向けるような体勢を取ると当てやすくなります。
ソファに座った場合は、背もたれと背中の隙間に手を入れるようにし、受け手には背もたれにしっかりともたれてもらいます。
こうすることで、施術者は手の位置を意識的にキープしようとしなくても、自然と動かなくなります。
ソファのクッションがあるので、手も痛くなりません。
普通の椅子でも、背もたれにクッションを置けば、同じことができます。
なお、カフェで男同士でこれをやると、怪しい関係に見えてしまうかもしれません。
気になる方は、自宅などで行うようにしてください。
私はまったく気にしないので、受け手が気にしなければどこでもこういう施術をやっています。
また、テーブルに並んで座っている場合は、受け手の手をテーブルの上に出してもらい、それを上下から挟むようにしてレイキをします。
施術者の下の手をテーブルに乗せてしまえば、ポジションをキープするのが容易です。
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