ヤンデレ台本 その1
舞台設定:飲み会帰り、帰りが遅くなることを連絡してはいたものの、少し帰るのが億劫な中、家の鍵をそっと開けると、リビングの電気がまだついているのにあなたは気づいた。
男性「ただいま…」
女性「おかえり。」
男性「起きてたんだ…」
女性「うん。日、跨ぐ前には帰ってくるかなって。お水、飲む?」
男性「あ、あぁ、もらおうかな…」
女性「今日は楽しかった?」
男性「まぁ、会社の飲み会だから、何とも言えないかな…」
女性「そう…はい、お水。何か食べる?夕飯の残りならあるけど。」
男性「あー、もらおうかな…」
女性「ご飯は、流石に要らないよね?」
男性「う、うん、本当に軽くで大丈夫…」
女性「はい、肉じゃがとお味噌汁。お味噌汁は酔い覚ましにいいんだって、知ってた?」
男性「何か、聞いたことはある…あ、美味しい。」
女性「良かった。」
男性「そういえば、何で起きてたの?遅くなるって連絡したのに…」
女性「大切な人の帰りを待ってたら、おかしい?」
男性「いや、おかしくはないけど…ほら、眠かったりしたでしょ?」
女性「ううん、全然。あなたが他の異性と話してるのかなって考えてたら、イライラして眠気なんてどこかいっちゃった。」
男性「そ、そんな、大袈裟だよ、会社の女性なんて、僕のこと、冴えない男としか思ってないだろうし…」
女性「そう?じゃあ、これは何?」
男性「そ、それは、ほら、会社の接待で…」
女性「接待で、女性と二人きりで、高級レストランに行くんだ。」
男性「あー、社長の関係者ってことで、ほら、それなりに気を使わないといけなくてさ…」
女性「私とは、ここ数か月、忙しいからっていって、記念日すら祝ってくれなかったのに…」
男性「き、記念日って、あれだろ?何か月記念日、みたいな…ほら、もういい大人なんだしさ、そんな頻繁にやらなくても、ちゃんと君のことを思ってるって…」
女性「そっか、そうだよね、いい大人、だもんね。」
男性「そ、そうだよ…あ、あれ、何か、急に眠気が…」
女性「いい大人、何だから、警戒しないとだめじゃない…あなたがさっき食べた肉じゃが、実は睡眠薬が入ってたの。あなたがぐっすり眠れるように。」
男性「何で…」
女性「何で?そんなこともわからないの?私がこんなにあなたのことを思ってるのに…あなたは別の女とご飯に行ったり、飲み会だって言って、私を一人にしたり…許してあげるつもりはないけど、ほら、いい大人だから、じっとしてれば許してあげる。ほら、ゆっくり目を瞑って。」
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