夏水ナシ

はじめまして、夏水(なつみず)ナシです。 よろしくお願いします。

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千軍万馬と侍女人形 (短編小説)

乾いていた。 この世のありとあらゆるものが。 地面は割れ、空気は荒れ、人は倒れていく。 何が正義で、何が大義で、何が正解かもわからない世界。 出来ることは、剣を握り、目の前の敵を切り裂き、 血をすすって生きることだけだった。 「隊長、指示を。」 「…、全軍、突撃!」 私の声に合わせ、私の部隊が動く。 女性しかいない、異例の部隊。 それを女性の私が率いることが、アピールになるらしい。 誰へのアピールなのか、何のためのアピールなのか、気にはならなかった。 私には、それしか道が

    • きのこって、どれが何なのか、よく分からないんですよね(個人的感想)

      きのこ…あれですよね、棒に傘が付いてるやつ!それは全部そう! ということで、きのこって、全部似たような見た目してて、何が何なのか、どれが美味しいのか、よく分からないなぁ… よし、買って食べるか! という思い付きで鍋に全投入して食べてみました! ザ・男一人暮らし鍋今回使用したきのこ・ぶなしめじ  石づきからわっさー!って感じで、小さなきのこがいっぱい!みたいな  見た目のきのこ  匂いは至って普通のきのこというような匂い  超小さいきのこが根元辺りにいっぱいついてると、若干集

      • 昔から嫌いだった祖父が夢でうだうだ言ってきたからぶん殴ろうとして力込めたらリアルでも力入っちゃって目が覚めた

        • 鬱ですねぇ(閲覧要注意)

          タイトル通り、鬱ですねぇ、って感じですね 原因は純粋な仕事によるストレスだと思います、はい 何でもかんでも僕にやらせすぎなんですよ で、他の人にやらせればいいっていうでしょ? 結局、その人も僕の所に来るから、意味ないんですよ 直接自分で見たほうが早くない?やったほうが早くない?になるんですよ で、それをやると負荷が高いからっていって、分散して 同じことの繰り返し 面白くないし、辛いし、頑張っても報われないし 報われないどころか、どうにかしてよ、とか言われるし

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        千軍万馬と侍女人形 (短編小説)

        • きのこって、どれが何なのか、よく分からないんですよね(個人的感想)

        • 昔から嫌いだった祖父が夢でうだうだ言ってきたからぶん殴ろうとして力込めたらリアルでも力入っちゃって目が覚めた

        • 鬱ですねぇ(閲覧要注意)

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          走り書き?走り入力?とにかく、落ち着くまで書こう

          嫌になる 思い通りに、なんていくわけないのは百も承知 自分の力を過大評価している訳でもない 人に教えるのが、こうも面倒で、嫌になるのは何故なんだろうか 出来ない人間と見捨てれば楽だろう でもそんな無責任な自分も有り得ないと思ってる 真面目なんだろうか しっかりしてる人なんだろうか 完壁を無意識的に求めているのだろうか 誰かに認められたいのだろうか 何かが怖いのだろうか 無駄にこうして考える自分も、愚かなのだろうか 生きてればよし みたいなごもっともな言葉を吐いてるくせに 生き

          走り書き?走り入力?とにかく、落ち着くまで書こう

          覚えていたのは(短編小説)

          島本 吉木(しまもと よしき) 志島 楓(しじま かえで) 「久しぶり。」 その声に、耳を傾ける。 雨音が上から降り注ぐ、バス停の中で。 この田舎のバス停は、慣れたものなのに、その声は、どこか異質に感じた。 「どこかで、お会いしましたか?」 声に答えた後で、顔を向ける。 覚えていたのは、忘れてはいけない記憶だった。 「俺、この島を出ていく。」 高校三年生の夏、家族の前で、そう宣言する。 誰も、止めはしない。 むしろそうするのが普通だ。 内心、誰しもがそう思っている

          覚えていたのは(短編小説)

          迷走(詩、ポエム にもなりえない言葉の羅列)

          迷走 迷っている それなのに走っている いや、生きていると言い換えよう 迷いながら生きている 人間として正しい反応なのかもしれない 人間として正しい行動なのかもしれない それなのに 自分というものが正しいと思えない 迷わない方が良いと思う 悩まない方が良いと思う 健全である方が良いと思う 間違いを嫌う 不安を煽る 疑いを持つ 自分というものを肯定することができない 自分というものを否定し続けている いいことではないと 自覚もしている ただ

          迷走(詩、ポエム にもなりえない言葉の羅列)

          まぶしかったのはきっと日差しのせいだけじゃない(短編小説)(二次創作)

          ※本小説は二次創作かつフィクションです。  実際の人物、団体、その他のものに関係はありません。 梅雨も明け初め、学生たちは迫る夏休みに心を躍らせている。 教師となって、初めて迎える夏。 慣れないことばかりで大変なことも多いが、大きな問題もなく、7月に差し掛かろうとしている。 時が過ぎるのは早く、年を重ねるほどに、一年の短さを思い知る。 自分が学生だった頃が、遠い昔のようだ。 この時期、よく思い出すのは、高校一年生だったころ。 今年よりも、まだ涼しかったあの頃のことだ。 「

          まぶしかったのはきっと日差しのせいだけじゃない(短編小説)(二次創作)

          バトル風雑二次創作(?)小説(短編小説)

          「何かすみません、付き合ってもらっちゃって…」 一人の女子高生が、学生カバンを地面に置き、大きく背伸びをする。 「ないちゃから声かけてもらったし、全然大丈夫だよ。」 それに答えるように、綺麗な黒髪をなびかせた一人の女性が同じように伸びをする。 「でも久しぶりにその姿見たかも…」 「そうですね…まぁ一番合ってるので、体動かすのにちょうどいいかなって。」 つま先を地面に数回叩きつけ、奥まで指先が入ったのを確認する。 「では、いいですか?始めても…」 長いスカートを

          バトル風雑二次創作(?)小説(短編小説)

          大切なこと(詩、ポエム)

          大切なことは人それぞれ 人が大切な人もいれば 物が大切な人もいれば 心が大切な人もいれば 全てが大切な人もいる 大切を見つけることは難しい 傷つけて、失ってしまって、それから気付くことだってある 心無い言葉で人を傷付けて 感情に任せて攻撃して人を傷付けて 無意識的な行動で人を傷付けて それは誰かに対してもそうだけど 一番忘れてはいけないのは 自分という人であること 自分自身に 呪いのように 心無い言葉を投げかけて 自分の体を痛めつけて 大丈夫

          大切なこと(詩、ポエム)

          超真面目な話。生きにくいと思う人が生きやすくなるための案を模索。(個人的備忘録)

          どうも、お久しぶりです。夏水ナシです。 先日、私がお話したかったお二人から貴重な意見をお聞きし、新たな考え方を得て、少し生きやすくなりそうだなと思いましたので、自分の中で言語化し、まとめることで、いつでも自分が見直して理解できるようにすること、そして、何かしら他の同じような考えを持った人の助けというか、考え方の共有、展開になればと思い、記載させていただきます。 では、いつも通り結論から。 結論・他者と比較をするから疲れてしまう ・他者と比較しないためには自分の中での目標を持

          超真面目な話。生きにくいと思う人が生きやすくなるための案を模索。(個人的備忘録)

          全てが上手くいけとは言わないけれど 少しくらいは上手くいってもいいとは思う 人って存外脆いことを 人って存外思い切りがいいことを 人って存外信じないことを 忘れすぎじゃないか?

          全てが上手くいけとは言わないけれど 少しくらいは上手くいってもいいとは思う 人って存外脆いことを 人って存外思い切りがいいことを 人って存外信じないことを 忘れすぎじゃないか?

          もしも(詩、ポエム)

          もしも なんて話はあんまり好きじゃない かといって嫌いでもない それに、考えないわけでもない もしも あの時に戻れたら もしも あの時に言葉を選んでいたら もしも もうちょっと大人だったら 後悔することはたくさんあって でもどうすることもできない現実もわかっていて だからもしもを口にして、楽になりたいと思ってしまう その後悔すら、今の自分の一部だということを忘れて だからもしもはあんまり好きじゃない ちゃんと後悔した自分を残したいから いや、残

          もしも(詩、ポエム)

          666チャンネル(短編小説)

          ある夜、目が覚めると、そこは実家だった。 それも自分が幼い、といっても、中学生くらいのときの記憶だ。 当時、一人部屋のようなものはあったが、完全な一人部屋というわけではなく、少し複雑な構造だったのを今でも思い出す。 造りの関係からか、人の存在はどこかしらにあったし、ご飯なんかのときは普通にノックなしで部屋を開けられるものだから、プライベートな空間というには、少し違うような感覚だった。 ある夜、いつものように電気を消し、布団に寝転んでいると、すっと、扉が開いた。 ロッ

          666チャンネル(短編小説)

          理解してほしいとは言わないけれど(詩、ポエム)

          理解してほしいとは言わないけれど そういう人間がいることを忘れないでとは言いたい 誰しもが不安を抱えていて 誰しもが正解を探していて 誰しもが幸せを求めていて なんてことも言わないけれど マイナスなことばかり考えている人間がいることを忘れないでとは言いたい 生きていたくない 何もしたくない 誰ともかかわりたくない そんな人間が、勇気を出していることを忘れないでとは言いたい それが当たり前だとか それが普通だとか それが異常だとか そんなことをいう権

          理解してほしいとは言わないけれど(詩、ポエム)

          満たされた だから大丈夫 きっとしばらくの間は、笑顔でいられる またすり減った時、筆を握る それの繰り返し 書くから在る 在るから書く 何年も繰り返して来たんだ 積み重なってきたんだ 見向きもされなくていい 書きたい時に、書くだけだ

          満たされた だから大丈夫 きっとしばらくの間は、笑顔でいられる またすり減った時、筆を握る それの繰り返し 書くから在る 在るから書く 何年も繰り返して来たんだ 積み重なってきたんだ 見向きもされなくていい 書きたい時に、書くだけだ