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返信:クラス会のお知らせー懐かしさの向こうに
こんにちは、ナツです。
昨夜、高校のクラス会のお知らせが届きました。幼稚園からの幼馴染の彼から、久しぶりにメールを受け取ったこと自体が、私にとってとても懐かしく、温かい気持ちになりました。
クラス会の日程は11月。ちょうど秋の終わり頃で、紅葉が美しく色づく季節です。連絡には、昔の友人たちが再会を楽しみにしているというメッセージが綴られていました。懐かしい顔ぶれを思い浮かべながら、ふと高校時代の思い出が蘇ります。
しかし、まだまだ様々な制限や、感染症対策が必要な私は今回のクラス会に参加する事が出来ません。
もちろん病気のことを伝えるつもりはありません。みんなには、今も健康で活躍している姿を想像していて欲しいのです。
欠席の返信をするのは少し寂しい気持ちもありますが、いつかまた元気に参加できる日が来ることを願っています。
案内をくれた彼とは、こんなエピソードがあります。中学の同窓会の時、二次会へ向かう途中で、思い出を話してくれたことがあります。「高校時代、順番で回ってくる学級日誌のお前のページを読むのが、とても楽しみだった。うまいなぁ、といつも感心していたよ。」と言ってくれました。「誰かの心に届くかな」と考えながら書いていた40年前のあの文章を、そんな風に読んでいてくれたクラスメイトがいたことを時を超えて、知ることができ、感激しました。
国語が好きで、数学が苦手だった学生時代。教員になりたいと願っていた私は、その後その道を選ぶことはなく、獣医になりたいと夢を語っていた彼は、県庁の職員となり、今年は、お互い59歳になろうとしています。
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「画像作成:Canva」
来年も、きっと生きていて、幹事として還暦のお祝いクラス会をしよう。「ナツ、お前昔作家になる!とか言ってなかった?直木賞とか、芥川賞とか言ってたよぁ。」そんな他人の夢まで覚えていたあの頃の私たち。おじさんやおばさんになった彼や彼女たちが、今どんなふうに生きているのか、どんな佇まいなのか、楽しみにしながら、もう少し療養に励みます。
「Images created with Canva」
ナツ