見出し画像

クリスマスには……

 うどんを食べましょう。皆さんは多分知らないと思いますが、あのクリスマスのデコレーションケーキって日本の天かす生姜醤油全部入りうどんが元になっているんですよ。幕末の頃にハリスとペリーとかアーネストサトウとか外国人がいっぱい来たじゃないですか。その人たちは江戸のうどん屋で出された天かす生姜醤油全部入りうどんを見て驚愕したそうです。食べ物をオリンポス の山のように積み上げていいのかって。それが外国に広まってクリスマスのデコレーションケーキが生まれたんです。

 ここまで書くとただのマヌケな日本スゴイ記事になってしまいますが、実はこのうどんにはもう一つエピソードがあってそれはこの海外でデコレーションケーキを生み出した天かす生姜醤油全部入りうどんは実は戦後時代に来日した海外のある宣教師が作ったというんです。

 戦国時代に日本に訪れたあの有名な宣教師フランシスコ・ザビエルは日本津々浦々全国各地で布教していたのですが、なかなかキリスト教が広まらなかったんです。この事態にザビエルはどうしたら日本でキリスト教を広める事ができるんだろうと考えました。そして考えた末に人々に派手な食事を振る舞ったらいいんじゃないかと思いついたのです。ザビエルはでは人々に何を与えたらいいかとあれこれ考えて天かすのエンジェルが舞い、水を含んだ生姜のトパーズ輝き、イエスの血のような五回まわしの醤油をうどんに振りかけたうどんを考案したのです。

 ザビエルが考案したこの天かす生姜醤油全部入りうどんは日本国内に爆発的に広まり、キリスト教はあっという間に日本中に広まりました。大名どころかあの三英傑さえ天かす生姜醤油全部入りうどんを食べまくりもう日本が天かす生姜醤油全部入りうどんの影響でキリスト教一色になりました。しかし時代は変わり日本が鎖国してキリスト教が弾圧され始めると同時に天かす生姜醤油全部入りうどんも食べるのを禁じられてしまったのです。江戸時代の初期に踏み絵ならぬ食べ天かす生姜醤油全部入りうどんというものがありました。このうどんを見て涎を垂らしたものはキリスト教信者として有無をいわせず打首獄門磔にされてしまいました。しかしそれでも民は天かす生姜醤油全部入りうどんを食べまくるので、とうとうお上も天かす生姜醤油全部入りうどんはキリスト教と全く関係ない日本オリジナルのうどんだと、思いっきり捏造してこれを食べるのを許可したと言います。なんと元々天かす生姜醤油全部入りうどんは西洋と東洋の文化の融合だったのです。現代は国際化の時代と言われ日本も一刻も早く国際化しろと叫ばれていますが、天かす生姜醤油全部入りうどんはその国際化を限りなく早く実現したのです。

 さてひとしきり天かす生姜醤油全部入りうどんの歴史について語りましたが、それでは早速天かす生姜醤油全部入りうどんの作り方をあなた方に布教しましょう。まずはなまるうどんに行ったらかけうどんを注文しましょう。注文したうどんがトレーに乗せられて出てきたらそれを持って薬味コーナーへと向かいましょう。そこにはかけうどんをデコレーションするエンジェルの天かすとトパーズの生姜とイエスの血である醤油があります。その三つの聖品からまずは生姜をシナイの山のように振りかけましょう。エンジェルたちが寂しがらないように溢れるほどたくさんです。次にトパーズの生姜です。生姜は大さじ一杯。贅沢に宝石を転がすようにうどんに落としましょう。最後にイエスの血である醤油です。醤油はイエスの血の巡りをよくするために五回まわしで注ぎましょう。これで天かす生姜醤油全部入りうどんは完成です。あなたはこのうどんを食べた瞬間、イエスの御神託を受けた聖者のような気分になるでしょう。そう、あのザビエルのようにうどんを手に天かす生姜醤油全部入りうどんの美味しさを布教したくなるでしょう。クリスマスにこんな美味しいものを食わないやつ地獄に堕ちろ。ゴー・トゥー・ヘルと中指立てやりたくなるでしょう。とにかくクリスマスは天かす生姜醤油全部入りうどん一択です。クリスマスにコンビニなんかのケーキとフライドチキン食べているやつは間違いなく地獄行きです。では皆さん、天かす生姜醤油全部入りうどんを食べてこの聖なる夜を過ごしましょう!

 今回はこれで終わりです。素敵な天かす生姜醤油全部入りうどんのクリスマス愛を込めて。ちゃお!

いいなと思ったら応援しよう!