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【レポ】大阪くらしの今昔館に行ってきました。

はじめに

9/26(木)、9/27(金)と、仕事で大阪に行っていました。
9/28(土)が1日フリーだったので、前から気になっていた「大阪くらしの今昔館」を訪れました。


大阪くらしの今昔館

阪急電鉄 天神橋筋六丁目駅 から徒歩2分。
住まい情報センタービルの8Fに位置するこの展示館は、実際に江戸の暮らしを体感できる施設です。

大阪市立の博物館のようで、入場料は大人600円と割安でした。

入口
再現された江戸時代 大坂の街並み


中に入ってみると、ビックリ。
映画村のように、江戸時代の大坂の街並みが再現されていました。

さすがにビルの建物内なので、京都の「太秦映画村」や栃木の「日光江戸村」に比べると、規模は小さいですが、600円という入場料を鑑みると、ぜひ一度は訪れてほしい場所です。

再現された路地



最近、AmazonプライムビデオでTBSドラマ「仁」が公開されて、一気に全話見てしまった影響もあり、江戸時代の街並みを見ると南方先生を思い出します…笑

外国人観光客も多く、館内では着物体験もできることから、あちこちで着物姿の外国人が楽しそうに写真を撮影していました。

当時の月見を再現した展示

一部の建物には、履物を脱いで実際に中へ入ることもできます。

よく見ると、九字切りと五芒星の厄除けのお札が!


こういう細かいところまで当時の生活が再現されているのは、さすが学芸員の方が監修されている博物館なだけあるなと感心しました。

薬屋に飾られた「ウルユス」の看板


江戸時代、「ウルユス」という薬が流行したようで、私は最初西洋の「ウイルス」に関係しているのかな?と勝手に想像していたのですが、全然違いました。
実はこのカタカナ4文字にその謎が隠されていて、縦に書くとわかりやすいかもしれません。





何かの漢字に見えてきませんか…?

そう、空(カラ)なのです。
お腹を「空(カラ)」にスる。
ことから、命名されたお薬だったのです!!

ちなみに、カタカナにしたのはわざと西洋風の薬に見せて集客を狙ったようです。

唐物屋の展示
唐物屋の展示

一際目を引いたのは、「唐物屋」と呼ばれる、諸外国からの輸入品を扱ったお店の展示。
今でいう輸入雑貨のお店ですね。

(孤独のグルメの吾郎さんも、輸入アンティーク雑貨のお仕事をされていましたね笑)

なんと立派な虎の毛皮が飾られています。
初めて見ました。
当時は富の象徴として、敷物などに使われていたんですね。

人形屋

人形屋もありました、かわいい張り子に癒されます。

まだまだ紹介しきれないお店もたくさんあり、あちこちで当時を再現した金魚売りや犬・鳥の鳴き声、雑踏の音などが聞こえてきて、没入感抜群です!

写真を撮り忘れましたが、この下の階には明治〜昭和までの生活空間の移り変わりを表現したミニチュア展示を見ることができます。


おわりに

実際に展示に入ったり、触れたりできる貴重な博物館として、満足度が高い施設でした。
近くに行ったら、ぜひ立ち寄っていただきたい場所です。

ちなみに、京都にも「京都文化博物館」があり、「ろうじ店舗」という江戸時代末期の京の町家を再現したギフトショップがあるそうです。

こちらもぜひ機会があれば伺ってみたいですね。

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