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逃げられなかった7年間と、生きる希望を失った私

皆さんこんにちわ、のんです。
今日は、私の過去の中でも特に忘れられない
「いじめ」についてお話しようと思います。
正直、
この話を語るのは正直勇気がいるけれど、
この現代においても「いじめ」はまだ繰り返されてる。
そこで、同じように苦しんでいる人の心に
少しでも届けばという気持ちで、
今回、こうして書こうと決めました。

(※おさらい※)
のんは、
小・中・高一貫のエスカレーター式学校にいた。
当時は1学年1組しかなく、
クラス人数も20~30人前後だった。
席替えはあってもクラス替えなんてなかった。

小学2年生~中学3年生までの7年間。
私は逃げたくても逃げられない日々を過ごしていた。
教室ではいつも空気扱いされ、
家に帰っても気が休まる事はなく、
生きる気力ですら段々と湧かなくなっていました。
あの頃の私がどうやってその苦しい時間を乗り越えてたのか、今の私にどう影響を与えているのかを今日はありのままお話しよーと思う。

いじめというと、誰かに殴られるような過激なイメージを思い浮かべる人もいるかもしれないですが、私のクラスのいじめは違っていました。
まるで頭使っているかのように、
肉体的な暴力ではなく、
精神的にじわじわ追い詰めてくるものだったんです。

ばい菌として扱われたり、
無視や仲間外れにされたり、
そして言葉による攻撃が日常茶飯事でした。
それだけでも十分に辛かったのに、
いつの間にか先輩や後輩からも避けられるようになり、孤独感がさらに深まりました。

成長期で胸が発育するのは自然な事なのに、
それをクラスの一部の女子にからかわれ、
ネタにされるようになりました。
さらには、
胸を指先で鋭くつつかれたりもしました。
(例えるなら…北斗の拳の百裂拳の少し遅いバージョン?)
彼女たちにとって悪ふざけだったのかもしれないけど、
私にとってはその行為一つ一つが「攻撃」でした。
その痛みは心にも深く突き刺さったのを今でも覚えています。それは何年経っても癒えない傷となって残ってます。

学校に行くのが怖くて仕方なかったです。
朝目が覚めると、
「どうすれば今日は学校に行かなくて済むだろう」
って、必死で言い訳を考える毎日でした。
勇気を出して先生に相談しても、
状況は変わるどころかいじめがエスカレートするだけ。
親に打ち明けても、
「あなたにも原因があるんじゃないの?」と
冷たく言われるばかりでした。

本当に、生きるのが辛かった。
「いっそのこと、この世界からいなくなれば楽になれるかもしれない」
「なにもかも…終わりにしたい…」
と考えた事もあった。
でも、そんな勇気なんてどこにもなかった。
逃げ場がないなら、もう耐えるしかない
ーーそう思うしかなかったんです。

そんな中、
私なりに見つけた癒しの場所がありました。
それは、トイレと下駄箱の階段。
教室にいるのが苦痛でしかなかった。
誰も普段はこない、その静かな場所だけが、
私にとって唯一ホッとできる逃げ場でした。

そんな逃げ場を見つけてはいたけれど、
それでも状況が変わるわけじゃなかった。
毎日が孤独と恐怖の繰り返し。
自分の存在価値なんてどこにも感じられなくて、
心の中では何度も
「なんでこんな人生なんだろう」と問いかけていた。

それでも、
心の中では「どこかでみんなと仲良くしたい」
と思っていた。
嫌われたくない、普通に会話をして、
一緒に笑い合いたい。
その一心で、
時には奇妙な行動をとって注目を浴びてみたり、
わざと明るく振る舞ってみたり……
試行錯誤を繰り返していた。

でも、不器用すぎた私は、全部が裏目に……
そのたびにクラスでの孤立感が増し、
状況が悪化していく一方。
結局、どれも上手くいかず、
自分の居場所を見つけることはできなかった。

その思いが大人になっても心のどこかに残っていたのか、成人式後の食事会に誘われた時はとても嬉しかった。
久しぶりにみんなと会える――
そう思って行く気満々だったんやけど、
でも、直前になって当時の記憶がよみがえり、
急に怖くなってしまって……
結局、ドタキャンしてしまったんです。
(ごめんなさい)

今振り返ると、
私にも悪かったところはあったのかもしれない。
でも、だからといって、
それがいじめていい理由にならない。
どんな理由があろうと、
人を傷つけていい理由なんて存在しない。

いじめてる側は覚えてなくても、いじめられた側はその記憶をずっと抱え続けて生きていく――。
私も、どれだけ忘れたいと思っても、
過去の出来事が心に刻み込まれたままです。

何気ない言葉や軽い悪ふざけでも、
それが相手にとって一生消えない傷になることがあります。逆に、加害者にとってはその瞬間だけの出来事で、記憶の中から消えてしまう。
そんな不公平さに、
未だに胸が痛むことがあります。

それでも、私はその辛い経験を抱えながらも、
ここまで歩いてきました。
今では、あの頃の自分がどれだけ頑張って耐えたのかを誇りに思えるようにもなっています。
そして、
同じように苦しんでいる誰かにこう伝えたい。

「大丈夫。あなたは一人じゃない。」

どんなに暗いトンネルの中にいるように感じても、必ず出口はあります。
どれほど絶望しても、どうか自分を責めないで。
今日を生きることが、明日の自分を作ります。
私は今、そう信じています。



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