歳を取ると、時間が経つのがあっという間に感じます
「もう今年も終わっちゃうね〜、早いね〜」
まだ9月なのに
言う人いませんか?
早すぎません?
まぁ、私も言うんですけどね
歳をとると
若い時より時が経つのが早いって
よく聞きます
時間はみな平等に進んでるはずなのに
なぜそう感じるのだろう?
先日ラジオで
車のスタッドレスタイヤいつ履き替えようか
という話をしていました
まだ9月なのに?
早くない?
いやでも待てよ
年末なんてあっという間に来ちゃうよね、きっと
なんて思ったのです
そんなところから、時の経過の感じ方
ということを考えてみました
私が考えるに、
まだ3ヶ月もあるのに
年末のことまで考えて、年末の気分になって
もう終わったように感じるから、
はやいね〜
ってなるのかと漠然と解釈してました
そしたら
なんか聞いたことない法則を見つけました
「ジャネーの法則」
年齢を重ねるにつれて時間の流れが早く感じられる現象を説明する理論
この法則によると、人生のある時期における時間の心理的長さは、年齢の逆数に比例(年齢数に反比例)し、歳を取るにつれて自分の人生における「1年」の比率が小さくなるため、体感として1年が短く、時間が早く過ぎると感じるというもの
1歳の時に感じた1年を1/1とすると、
2歳の時の1年は1/2となり、
1歳の時の2倍速く感じるようになる
分かるような分からないような…
難しい計算はよく分からないけど
体感時間は
1歳にとって1年は365日
2歳にとっては138日
10歳にとっては37日、20歳は18日
30〜34歳は11日、49〜56歳は7日
だそうです
1年なんて一瞬じゃないか…
このことについて
さいたま記念病院の院長ブログに
とても分かりやすい記事がありました。
この中でも説明がありましたが
千葉大学 文学部 行動科学コースで
実験心理学が専門の
一川誠(いちかわ まこと)教授が
このことについて多くの書籍を
出版されているとのこと
池上彰さんとの
「大人になると、なぜ1年な短くなるのか?」
などもありますが
この絵本が
とても分かりやすかったです
「みんなそれぞれ心の時間」
一川教授によると、
「時計の時間」は、
いつでもどこでも
誰にとっても同じように進む
でも私達が感じている
「心の時間」は、
その時間をいつ、どこで
どう過ごすのかによって
早く進んだり遅く進んだりするのだそう
楽しいことをしている時は
実際よりも短く感じられますよね
逆に退屈な時間は
いつも以上に長く感じられます
なぜこんなことが起きるのでしょう?
同じ長さの時間を過ごしていても
時間のことを気にする回数が多い
つまり退屈な時ほど
時間を長く感じやすくなるからだそうです
ほかにも一川先生は色々な実験をされていて
恐怖心や危険、時間帯や場所によっても、時間の長さが変わることが分かっているそうです
また音を聞いたり映像を見たりした場合と、何もしない場合でも変化があるようです
特別なことが多い夏休みの方が、普段の生活よりも長く感じられたり
旅行に行った時に、行きの方が帰り道より長く感じられたりしますよね
行き道の方が初めての体験をしやすいけど、帰りに同じ道を通ると、二度目なので新しい体験ができないことが関係しているようです
また年齢によっても変わるようで
歳を取れば取るほど、同じ時間の長さを
短く感じやすくなるといいます
色々な理由があるようですが
歳を取ると、心臓の動きや代謝などがゆっくりになり、自分がゆっくりになるので、時計の時間の進み方を早く感じやすくなるのだそうです
そりゃ歳を取れば代謝も悪くなるし
良くも悪くもいろんな経験をして
真新しいものが減っていきますよね
そしたら時間も早く感じるはずです
要は老化ってことでしょうか
でもマイナスに捉えることはありませんよ
歳をとるのも老化現象も
自然なことですから
私だけじゃありません
あなただけでもありません
自然は受け入れていきましょう
それなりの、歳を取ったなりの
何か別のいいこともあるはずです
時間を早く感じてきたなら
何か新しいことに目を向けたり
代謝を上げるために体動かしてみたり
抗っていくのもいいですね
若い人は若い人なりに、
歳を重ねた人はそれなりに、
それぞれの方向へ向かって
楽しく進んでいけたらいいな
と思います
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