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【日記】最初の一歩が踏み出せない臆病な私と「目的地」

私には、人生の「目的地」がある。

それは「自分の校正した本を店頭に並べる」こと―――。

文字を書くのが好きで、文字を直すのが好きな私の夢。

この歳になって見つけた、私の「目的地」。


けれど、今日はキャリアコンサルタントの先生から受けた言葉に悩んでいる。

ある日、先生にこんな助言をもらった。

人生の「目的地」を決めよう。
何にも制約がないと仮定した場合、自分が絶対やってみたいことを掲げてみよう。

そうアドバイスしてもらった。

だから、「目的地」を設定してみた。

最初はとてもワクワクしていた。

この歳になっても夢が見られるというのはいいことだ、と。

そしたら、次にこんなことを言われた。

「目的地」を掲げたら、楽にできる一歩を探そう。
探し出したら、一歩を踏み出してみよう。
大丈夫。
やってみて。
人生に正解も不正解もないから。
失敗してもやり直せばいい。
怖くないよ。

先生は、そう言った。



でも。

一人で文字をしたためていると、ふと思うことがある。

「目的地」って決めるの、怖くないかな?

「目的地」を決めて、一歩を踏み出して、うまくいかなかったらどうしよう。

もし足を踏み外したらどうするの?



そんな考えが頭をグルグル回ってはなれない。


『失敗してもやり直せばいい?』

もしやり直せなかったらどうしよう。

周りに笑われない?

身近にいる人に責められない?

だったら、やっても失敗しないような、楽な道を選んだ方がいいじゃないかな。

安易な道を選んだ方が安心なんじゃないかな。


そんなネガティブなことばが脳裏をよぎる。

怖い。怖い。

嗚呼、私は今日も一歩を踏み出せなかった。


私には、人生の「目的地」がある。

それは「自分の校正した本を店頭に並べる」こと―――。

叶うかどうか分からない、ちっちゃな夢。

夢のままで終わるのか、夢を現実にして幸せをつかむのか。

それは、私の一歩次第―――。



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