守られてきた色彩 相国寺展
芸術の秋🍂ということで『相国寺展』に行ってきました
雪舟、円山応挙、伊藤若冲など 重要文化財を含む名品が揃っていて見応えありました
相国寺を創建したのが足利義満、義満といえば金閣を作らせた人、金閣と言えば銀閣
‥と繋がり、金閣寺 銀閣寺 相国寺の宝物を管理・展示しているのが『相国寺承天閣美術館』
力のある人のお寺には 優れた作品が寄進されたり、腕のいいアーティストが襖絵を描いたり
価値あるものが集まるんですね〜
撮影禁止だったので公式ホームページの写真でご紹介
↓教科書でお馴染みの足利義満の肖像画もありました
↓伊藤若冲の描く動物は表情豊かでかわいい
↓明の時代の中国の絵画は 他のものより一回り大きくて迫力ありました
🐦️明の花鳥画によく似た 若冲の花鳥画も展示されていて
江戸時代の画家は中国をお手本にする人が多かったことが窺えました
同じ鳥を描いていても 中華はダイナミックに、日本は羽根の描き方がより繊細など
違いが見えるのも興味深かったです。
何百年も前も絵なのに、鳳凰や孔雀の色彩が美しく残っているのも印象的✨️
西洋絵画のように立体的な陰影をつけているわけではないのに
絵から奥行きや重みが感じられて、日本古来の芸術の深さが伝わる展示でした。
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こういう展覧会を見るといつも思うけど
日本は地震や戦争などがあったのに、はるか昔の作品が良い状態で保たれているのが 本当に尊い。
中国なんて、日本の画家がお手本にするほど優れた芸術があったのに
毛沢東の『文化大革命』時代に 歴史や伝統文化を伝えるものは ことごとく破壊されてるし‥
🇯🇵日本は時代が大きく変わっても そんなことにはならなかった
古都のお寺が 供養や国家安寧の祈願という務めに加えて、国の宝を守り続けてくれたことに感謝しながら会場をあとにしました。