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保育士体験に参加した

次女の通う保育園で保育士体験の募集があったので、先日参加してきた。

転職活動をしているとき求人を見かけると気になっていた保育士の仕事。子どもと遊ぶのは好きだけど、飛び込む勇気も覚悟も素質もないと自覚している。
資格は持っていないし、わが子のイヤイヤにイライラしてしまう自分には向いていないと思うから避けてきた。それでも体験なら…と子どもたちと過ごせるその日を楽しみにしていた。

私が参加させてもらったのは午前中の3時間。一緒にお外で遊んで、お昼ごはんを食べて、お昼寝前のお着替えを手伝って終了。

数時間だけだったけど、先生方の凄さと大変さは想像を遥かに超えていた。

絵本を読んで、お外に出かけるときはトイレの声かけをして、上着を着せてチャックをしめてねーって伝えて靴を履かせて、人数確認して。
お外に出てからも、他のクラスと時間調整しながら、子どもたちの様子に気を配る先生方。一人で遊んでる子はいないかな?揉めてないかな?危なくないかな?

ちょこちょこトイレに行く子もいるし、喉が乾いたらお茶を配って、子どもたちと追いかけっこもする。

すごすぎる…



これは〇〇ちゃんがつかってたよ!

わたしがさきにあそんでたのにー

あのね、あのね、

私は…というと、子どもたちがたくさん話しかけてくれて一緒に遊んでくれて、そのかわいさを享受しながら過ごすのが精一杯。
みんなが一斉に話しかけてくれると誰の話を聞いたらいいかわからないし、遊びのなかではなにがだめで、なにが危ないのかもわからない。本当は子どもたちが自分でできることを甘えられたら手伝ってしまったり。先生の声かけを聞いて、気づかされることばかりだった。

子どもたちは一人一人個性があった。
たくさん話しかけてくれる子、最初は距離をとっていたけれど少し慣れたらお砂場でシャベルを貸してくれた子、いつも膝に乗ってきて甘えてくれる子。私は子どもたちと一緒に遊ぶのが楽しくて、なわとびもフラフープもお砂場もすべり台も全部満喫した。
みんな大切に育てられている子どもたちなんだなーと思うとたまらなく愛おしかった。

児童心理学や保育について、あらためて学んでみたいなと思う。子どもを育てるようになったからこそ見えるようになった世界。若いころには小さな子どもは苦手だったから不思議なものだ。


保育参加後、担任の先生や園長先生から
「どうでしたか?疲れましたよね笑?」と聞かれた。
「めっちゃ楽しかったです☺️」と明るく答えた私。心から出た感想がその一言だった。


先生方は、保護者が参加するといういつもと違う状況に気を遣っただろうし、保育士の仕事の本当に大変なところは体験していない。
それでも笑顔で受け入れてくださった先生方の懐の深さ。

こうして日々子どもたちと向き合ってくださる先生方がいるから、娘は笑顔で登園しお友だちの輪に入っていくことができるのだろう。


今は短時間保育で預けているので、お迎えに行くとちょうどお片付けの時間。子どもたちに教えてもらいながら一緒に片付けて、キレイになったら娘と帰るのが日課だ。

ママおむかえ、はやいよー

もっと遊びたい娘にいつも言われる言葉。


子どもたちの心と命を見守ってくださる先生方。おかげで娘はすくすく成長し、家では絶賛イヤイヤし、それでも私は心に余裕を持って仕事と子育てを両立できているのだ。



本当にいつもありがとうございます。




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