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後回しグセを治してくれた同僚の一言


夏休みの宿題は残りの一週間でなんとか終わらせようとして焦るタイプ。

変われないまま社会人になった。
新入社員紹介の文章の期限を守れず、入社早々怒られた情けない記憶。

それから数年。
なんとか期限ギリギリで色んなことをやり過ごし、産休育休を経て職場復帰。

気づけば、社内では中堅に…。

年末調整の書類を会社に提出しなきゃいけない。なんとなくよくわからないから、後回しにしていた。

そんなとき何気なく話していたときの
10歳以上年下の同僚の一言。
「私は提出物はすぐに終わらせるようにしてるんです。」

真面目で不器用で、お互いに似てるねーって話すこともあった同僚。
年齢は違っても共感できる繊細な部分もあって、一緒に働いて楽しかった。

理由も教えてくれたような気がするが忘れてしまった。
確か、ずっと心に引っかかったままなのが嫌だとか、早く終わらせた方がスッキリするから、とかそんな感じだったような。

うわ、カッコいい✨

本とか読んで、同じことが書いてあった。
そうだよね、と思いながら全然変われなかったのに、彼女の一言はスッと心に響いた。

それから、提出物や期限のあるやらなきゃいけないことがあると、彼女の凛とした一言と表情を思い出し、できる限りすぐに終わらせるようになった。

彼女のおかげで、なんとかPTA役員の諸々作業もこなすことができた。
(PTAについてはまた機会があったら書いてみるとして。)

人が変わるきっかけって、何気ない日常の中のふとした一言だったりするんだな。

そして、年齢って関係なく、人との関わりって素敵なことだなと。

自分が歳を重ね、出会う人は年下が増えてきた。
年齢って生きてきた年数を表した数字。
だけど、重くのしかかることもある。

同世代と話していると共通の話題が多くて楽しいけど、
年齢が異なる人と話していると、教わることがたくさんあって、刺激をもらい、見てきた世界の違いが楽しい。

あんなに変わらないと思っていた
自分の嫌いな部分。
すんなり受け入れて、変われたこと。


彼女に会えたら
ありがとうを伝えよう。


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