ReHacQ【ひろゆきvs斎藤幸平】を観た感想
YouTubeで配信されている、ReHacQの【ひろゆきvs斎藤幸平】を視聴して、率直に思ったことを綴っていこうと思います。
今回の斎藤さんは、左派論客の中でも対話ができるタイプの方で、
観ていても面白かった。
"左派で若者が憧れる論客が少なすぎる”問題
最初に指摘されている通り(前半 約8分50秒〜)、
"左派で若者が憧れる論客が少なすぎる”という問題は確かにあると思う。
ただ、斎藤さんの回答としては、ひろゆきさんのようなライフハック、コスパの良い生き方が影響を持っているということだが、私は少し違うと思う。
私が思う左派の問題点は、
不寛容さ・理論武装不足の2点だと思う。
X (旧Twitter)でもよく見かける左派は、
・批判を受け入れない、対話ができない。
・自分と違う意見に排他的。
・主義主張の論理の飛躍が大きい。
という印象を受ける。
不寛容さは、”多様性”を掲げていることと矛盾しているように感じるし、
理論武装不足は、論破ブームのある種の弊害かもしれないが、そこを指摘されることで第三者から見ると負けたように見える、という点で印象がよくない。
この2点を改善することで、
まずは意見の異なる人達とも「対話」というテーブルにつけるのではないだろうか。
左派はなぜ人間関係を持ち込むのか
次に指摘されているのは、”左派はなぜ人間関係を持ち込むのか”という問題。(前半 約38分30秒〜)
斎藤さんがおっしゃる「原理がある、守らないといけない一線があるから」ということは分かる気がする。
「社会的弱者」と一括りにしても、解決してほしい問題は個々にあるはず。そのため、ある人達を救うためには、他の困っている人達を後回しにする、という感覚なのかもしれない。
ただ、そこは本当にどちらも救えないなのだろうか。
まずは、少数のグループが助け合ってマジョリティにならないと社会は変えられないのだから、もう少し協力する関係を広げていってもいいと思う。
この辺りは後半の動画でも語られている。(後半 約11分30秒頃〜、約22分頃〜)
若者男性が弱者に含まれない
私もクローン病という難病を患ったことにより、社会的弱者になったのかもしれないが、確かに若者男性が弱者として括られることは少ない。(後半 25分頃〜)
男性側に自分を弱者と認めたくないというプライドがあるのか、
「男が弱音を吐いてはいけない」という教育が無意識に刷り込まれているのか、この辺りが根本的な解決な鍵になる気がする。
この左派問題に限らず、教育改革はやはり必要なのだろう。
目的は一緒だが、そこまでの過程が違うだけ
最後のひろゆきさんからの質問とそれに対する斎藤さんの回答(後半 54分50秒頃〜)が、理想論かもしれないけどすごい良かった。
目的は一緒で、そこへの過程が右からか左からか。
この考え方を持った人達が増えれば、対話もできるし、内容を深める議論もできるのではないだろうか。
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