不登校の息子と行った海外旅行(2024年8月_タイ編) その2
初日は、こちら
不登校の息子と親子で行くタイの旅行記です。今回は2日目から記載します。
1,2日目
私は、現地時間で10時に目覚めました。
宿泊したホテルでホットシャワーが出ない事については、フロントは知ってくれていた。部屋交換は14時以降とのことだったので、それまで荷物を預けて外出することにした。
息子に「何を食べたい?」と尋ねると、「何でもいい」という答え。私は、自分が食べたいと思っていた、カオマンガイを食べに行きたいと提案して行先を決定させた。
Grabで配車予約したが、なぜか予約した車がホテルの周りをグルグルと回ってなかなか来ず、結局キャンセルされてしまった。もう一度別の車の手配を行ったが、今度はホテルで待っていると何故かピックアップされていることになっている。どうやら、ドライバーが乗客を間違えるアクシデントに遭遇。乗車していない事をドライバーにチャットで伝え、ドライバーが気づき、すぐにホテルに戻ってきた。こんなトラブルもあるようです。
そんなトラブルがありながらも、タクシーに乗り込み、ピンク色で有名な、「ゴーアン カオマンガイ プラトゥーナム」というお店に向けて出発。
11時過ぎぐらいに到着。私たちは幸運にも並ばずにこの店に入ることができました。
息子にメニューを見せて、何を食べたいか聞いてみたが「分からない」という反応。そこで、事前に調べたメニューを店員に相談しながら決めた。ただ、ジュースが飲みたければ自分で注文するように息子に言い聞かせた。
今回の旅の狙いとしては、少しでも自分がやりたいことを表現する、異国の地であっても自分の考えを他者に伝える経験をする事です。
現地語を話せるとか、話せないとかではありません。私は「伝えたい気持ち」が大事だと思っています。
その後、周りの人たちの飲み物が気になったらしく、ジュースを飲みたいと言い出した。
そのため店員を呼ぶので、自分で頼みなさいと説明。
私が店員を呼び、そこで自分でオーダーすることを促し、彼は指でメニューを指示してミルクティーを頼みました。
後日聞きましたが、息子は「カオマンガイがすごく美味しかった」と話していた。
2,マクドナルドと現地のショッピングセンター
私は、旅行先では必ずマクドナルドに行って物価の感覚を知るようにしている。いわゆる「ビッグマック指数」の実践版です。マクドナルド以外には、コーラや地下鉄料金も指標にしています。息子とは「日本と比べてどう?」などと話しながら、息子は日本にはない「ポテトのXL」に興味を抱いていました。
その後、現地の大きなショッピングセンターが集まるエリアに向かった。驚いたのは、一本隣の通りとまるで異なる近代的な風景。20年前に訪れたタイとは全く別物だった。特に食品の安さに驚き、息子は写真をたくさん撮って妻や友人に送っていた。息子は普段、妻にLINEを送ることが少ないが、旅行中は自然とコミュニケーションが増えるようだ。妻がすぐに反応を返してくれるので、息子も楽しそうにやりとりしていた。
ショッピングセンターは、街中にあるにも関わらず、日本よりも大きく綺麗なショッピングセンターがいくつもありました。息子は特に食品の安さに驚き、写真をたくさん撮って妻や友人に送っていた。息子は普段、妻にLINEを送ることが少ないが、旅行中は自然とコミュニケーションが増えるようだ。妻がリアクション上手ですぐに反応を返してくれるので、息子も楽しそうにやりとりしていた。
1月に上海に行き、そして今回8月にタイに来たことで、物価の違いがストレートに知覚できたのだと思っています。
3,マッサージ体験
ショッピングセンターを出て街を歩き、パワースポット「エラワン廟」に訪れたが、息子はあまり興味を示しませんでした。
そこで、「次にどこに行きたい?」と聞くと、マッサージに行きたいと言い出した。
現地にはたくさんのマッサージ店があり、昔のタイでは観光客に高額な料金をふっかけられることが多かったため、都度料金交渉していた経緯を説明し料金交渉を5件行いました。結果は全敗で、今回は全くうまくいかず。どうやら、交渉の時代は終わったらしい。
そんな中、息子が2軒目の店を選んだ理由は、店員がオーナーに相談して頑張ってくれたからだと言う。その心遣いに惹かれたようで、そこでマッサージを受けることに。息子がしっかりと自分の考えを持って選んだのを見て、子どもの成長を感じました。またマッサージ後、息子が服を丁寧に畳む姿も見て、普段は見られない一面を感じた。
今回行ったお店:Sun Smile Massage
ハッピーアワーで、何と90分300B(1,200円)
その夜、ショッピングセンター内のフードコートで晩御飯を食べてホテルに帰りました。次の日は、違うホテルに移動することを伝えて寝ました。
4,3日目:カオサンロードへ
3日目から、息子とどこに泊まるかを相談。
バンコクと言えば寺院巡りです。そのため、カオサンロード周辺とエリアは私が決めました。そして、Tripアプリの検索方法を教えて、息子が決めたホテルに泊まる事へ。
ホテルまでGrabで移動。到着したものの、まだ部屋が用意できていないため、周辺を散策することにしました。
3日目になると、息子もかなり旅慣れしたようで、セブンイレブンで、アイスを一人で買えるようになっていた。(もちろん、後ろで見ていましたが)
昼食はカオサンでパッタイを食べて、息子も満足気。
その後、ホテルに戻りチェックインをすると、息子が選んだホテルがカオサンの近くなのに、とっても驚くほど静かで快適でした。息子が自分で選んだことに対しても、私は満足感を感じた。
ラッキー ハウスカオサン
スーペリアツイン(禁煙)
5,三大寺院
チェックイン後、バンコク三大寺院の一つ、ワット・プラケオへ。壮大な寺院に息子も驚いていた。その後、ワット・ポーへ移動し、大きな涅槃仏を見学。どちらも非常に印象的だったが、息子は特にワット・プラケオのスケールに感銘を受けたようだ。
寺院に行くときには、現金を多めに持っていく事をお勧めします!
入館料 ワット・プラケオ:500B/人、ワット・ポー:300B/人
ワット・アルンも見たかったけど、時間がなくなり断念。
6,晩御飯でのチャレンジ
晩御飯はミシュランガイドにも乗る、オムレツとシーフードの料理の店(クルア・アプソン(ครัวอัปษร / Krua apsorn))を選択。息子は普段、あまり食べないエビ料理(エビのガーリック炒め)にチャレンジし、食べたら「美味しい!」と喜んでいた。
胴体部分だけでなく、頭まで食べて、みそが美味しいとまで言いました。
旅行の力なのか、何でもチャレンジしてみるものだなぁ。。と実感。
その後店を出て、夜のカオサン通りへ。
平日でしたが活気があり、飲み屋のにぎいや、露店もたくさん出て楽しい雰囲気でした。昔ほど危ない店はなく、観光地化が進んでとても綺麗になっていました。
息子は、屋台で串を食べてみたいとのことで、ビーフの串を食べました。日本のお祭りの屋台との違いも話をしていた。
タイ旅行2日目、3日目はこれで終わりです。
最初は、息子との2人旅でノープラン&宿を当日決めるということに不安がありましたが、2日目を過ぎてから何とかなると確信しました。
3日目で、私が後ろで見ていながらも、1人でセブンイレブンで買い物ができたことに少し驚きがありました。彼の成長と変化を間近で感じる貴重な時間を過ごすことができました。
それでは次回もお楽しみに!