ほとんど勉強しなかった高校3年の夏
以前、私の母校「一女(イチジョ)」は自由すぎたという話をしました。
学生のほぼ全員が、勉強より「クラス対抗歌合戦」に全力を注いでいたという話も。
歌合戦への熱は、学年が上がるごとに増すんです。高3の夏なんて、もはや春先から衣装づくり・大道具づくりに入っていました。
※ちなみに実行委員は私でした
そして、「歌合戦」といっても「合唱コンクール」みたいなものではなく、歌いながらめっちゃ踊るんです。
うちのクラスで振り付け担当の人が考えたダンスが、かなり複雑で。
みんながピッタリ動きをそろえるために、毎日真夏の炎天下で最大9時間ダンスの練習をしていました。
……高3の夏ですよ?(笑)受験に一番大事な時期のはずです(苦笑)。
ただ、歌合戦本番では、私たちのクラスは学年3位に終わりました。
振り付けが複雑すぎたのかもしれません。
私の家からトランポリンを持ってきて、ジャンプして宙返りをする演出まで入れたんですが(笑)。
さらにそんな有様なので、一女は当時県内一の進学校だったにもかかわらず、大学進学率が半分を割り続けていました。
私は無事東北大学に一発合格しましたが、父には「地頭で合格しただけだろ」と言われました(笑)。
自慢ですが、予備校に行かず、滑り止めなしで、1日の勉強2時間で、現役合格ですよ?(笑)
私の卒業後、一女は共学化され、歌合戦は縮小。受験に力を入れる高校となりました。
でも、歌合戦への熱意をエネルギーに受験に臨むってところもあっただよなぁ……
高校生活はほんと楽しかったです。特に高3の夏は最高でした。
大学に合格したから言えることですが、「灰色の受験生活」より、よっぽど素晴らしい青春を過ごせたと思います。
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