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読書のジレンマ
永井玲衣さんの「水中の哲学者たち」を最近読んでいる。
まだ途中だけど、身近な哲学について書かれてあるから理解できるし、しっかり哲学だから簡単には理解できない。面白い。
考えすぎだ、とまあまあ言われる私にとって、日々思考を重ねた中で生まれた永井さんの考えと言葉は、自分の頭の中との答え合わせであり、発見であり、生きるヒントである。
頭がすっきりして、心の邪悪な部分が浄化されているような気持ちになる。
そんな文章は私の心を嬉しさでいっぱいにして、一章ごとにため息をつかせる。この時間が最っっっ高に特別な時間だ。
私は言葉が好きだし、言葉の旅はやめられない。
こんなに素敵な「水中の哲学者たち」、移動時間も仕事の休憩中にでも読みたいわけです。どんどん時間を割いていきたいわけです。
でも、ただの隙間時間に読むにはもったいなすぎる。こんなにも心が読みたいと叫び散らかしているのに。
なんか、ゆっくりできる朝とか夜とか、コーヒーとか飲みながら読めるような時にとっておきたい。
てな感じで、なかなか読み進まんわけです。ジレンマに苦しめられているが、ジレンマを感じるほど素敵な本に出合えたことが幸せ。