得意だけど自信がない
得意の優劣
自分の持ち味は何だろうと考えることがあります。何か得意なことがあれば、それを持ち味にできるでしょう。
初対面でもすぐに仲良くなれる。
おいしい料理が作れる。
ものおぼえが早い。
単純作業を黙々とこなせる。
また、得意とは感じないけども他者から見たら得意に見えることもあります。他者にとっては苦手でも、自分では苦に感じないことは、自分では気付かないだけで得意なことになります。
周りを見ると、同じようなことを得意とする人は多くあります。ビジネスでも競合他社が多くあるように、得意なことの中でも(望まなくても)優劣が決められたりします。自分で得意と思っていてもSNSなどを見て他者と比べてしまうと、自分が劣っていると感じて、自信を失ってしまいます。
ですが、他人と単純に比較してもキリがありません。自分よりできる人がいるのは当たり前ですし、先人がたくさんいます。どうしても比較してしまうなら、得意なことを分析するために比較した方が建設的でしょう。
得意なことを深掘りすればわずかな違いが見えてきます。たとえば、誰とでも仲良くなれるのは何故なのか。今までどんな人と仲良くなったのか、人のツボを見抜くのが得意なのか、人見知りしない胆力があるのか。
違いが見えてくると比較対象も減りますし、別の得意なことが見えてきたりします。
得意を自信に変える
たとえば野球のピッチャーという一つの役割の中でも、さまざま得意があります。
伸びのあるストレートが得意。
多彩な変化球が得意。
変則的なフォームで芯を外すのが得意。
打たれても動じない度胸がある。
プロ野球では特に多様な人材が求められます。いろんな場面に応じて適所適材で活躍しています。つまり、得意を活かせるいろんなポジションが存在するということです。
ポジションの中にあっても、自分が進みたい方向によって取るべき行動が変わってきます。
とにかくストレートの威力を追及する(得意なことを磨く⇒縦に広げる)
ストレートを活かす変化球を憶える(得意なことを増やす⇒横に広げる)
ストレートでは勝負できないので他の得意技を模索する(別の道を探す)
単なる得意にとどまらず幅を広げることができます。縦にも横にも広げることはきっと自信につながると思います。
抽象的でざっくりした言葉で表現すると、そこに当てはまる人は大勢いるでしょう。ですが、具体的に追及することでその大勢からだんだん外れていきます。具体化する中で、こういう風にしたいという欲がでてくると、得意だとか好きだとかが交わって相乗効果が生まれます。
そうやっていろいろ突き詰めていった結果が持ち味なんだろうなと思います。
うまくまとまりませんが、今日はここまで。おやすみなさい。