台湾のフォント事情 その1
台湾は中国のお隣でありながら使っている文字が異なっていて、
台湾の漢字は繁体字というちょっと難しい漢字で、
中国は簡体字という画数の少ない漢字です。
繁体字と簡体字のフォントは全くの別物で、
簡体字の書体は繁体字を表示できるけど、
繁体字のフォントは簡体字のフォントを受け付けません。
台湾が中国の簡体字を拒否してる表れですかね。
しかしながら繁体字は台湾人にとっても複雑で、
ある文字を繁体字で打っても、
繁体字の書体で表示されないことがあります。
たしかに1万字以上もある漢字の書体を作るのは
大分骨の折れる作業ですよね。
ましてや画数の多い繁体字だと、
色々と考慮しなければならない部分が多いのでしょう。
なのでたまに広告の文字とか見ても、
文字化けしているものもチラホラ。
上の画像は台湾のタイプライターなんですが、
昔のタイプライターなんてむしろ文字を探すのに一苦労で、
手書きの方が早かったんじゃないかと思うぐらいです。
次回はそんな台湾で今アツイ新しいフォントの話題を。