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2泊三日の山籠り修行 in 台湾

先日私が5年以上通う気功の道場の山籠り修行に行ってきました。
なんの修行かっていうと、日常生活での、
食べ方、身体の洗い方、自分との向き合い方などなどです。
今回はこの山籠り修行の学びを少しシェアしてみたいと思います。

「少し」なんて勿体ぶったのは、
真の学びなんて身をもって体験しないと得られないからです。
もし気になった方はお気軽にコメントください。
来年あたり日本人向けの山籠り修行を企画したいと思っています。

初日 チェックイン

係の女性に迎えられ、受付のサインをしたあと、
名札を受け取り、持っているデジタル機器の全てを没収されました。
主には携帯、ノートパソコン、タブレット、時計などです。

そんなこんなで、記録の画像は一切ないことをご了承ください🙏

今回このブログでシェアしたいのは、
山籠り修行でのご飯の内容。
ざっと記してみるとこんな感じです。

1日目

夜ごはん 一般的な道場のヴィーガン料理
(道場ではヴィーガン推奨で、卵、乳製品も一切使いません。)

2日目 

朝ごはん 300mlの水1本
昼ごはん 300mlの水1本+茹でピーナツの小皿
夜ごはん 300mlの水1本+台湾のサンドイッチ燒餅1個

2日目からが修行本番って感じでした。
前席に座るコーチ陣から、
「今日の朝ごはんはこの水1本です。
でも、ただの水だと思って、ごくごく飲んではいけません。
人間の身体の70%は水でできていて、
水は人間にとって、とても大事なものです。
きちんとこの水を自分の栄養にする飲み方で飲みます。」
そういって、正しい水の飲み方を教わりました。

それは水を少なめに口に含み、
36回すすぎ、それから36回咀嚼して、ゆっくりと飲み込むこと。
2口目からは倍にして72回、3口目は108回と数を増やしていきます。
その36回から108回のすすぎと咀嚼で、
不思議なことに満腹感が得られるんです。
ちなみにこの食事の時間は私語厳禁で、
みんな無言で目の前の食べ物が自分の体内へ吸収される感覚を味わいます。

私たちが普段お腹がいっぱいと感じるのは、
胃に食べ物を詰め込んで、
その重みで満腹感を感じているだけだそうで、
ゆっくりと咀嚼せず、栄養にもならない食べ物や、
栄養と間違って吸収されて溜まった食品添加物が
病気を引き起こすようです。

癌って漢字、やまいだれに品+山ですよね。

3日目

朝ごはん 300mlの水1本+果物スープ
昼ごはん 300mlの水1本+炸醬麵+おかず3品+スープ

2日目の食べ方を経験した翌朝、
コーチに、昨日の食べ方で食べるようにと、
再度念を押されて朝食をとり始めると、
3日目の300mlの水1本とお茶碗1杯程度の果物スープは、
一口に入る量を制限するために
ティースプーンで食べていたのですが、
大量すぎて完食できないと感じるほどで、
決められた時間内に完食できるはずもない虚無感が襲ってきた私は、
半ばこの食事内容に怒り気味でした。
でも、例年の修行は全行程で300mlの水1本のみだと伺っていたので、
これは、今回アメリカ、香港、マカオ、中国、青島、日本と
気功に慣れない人たち向けの特別な計らいだったのだと、
後から知りました。(反省。。。)

お昼ご飯も、一見すると普段食べているような量なのに、
本当にお腹いっぱいで、向かいに座っていた
マカオから参加していた女性は、
あらかじめ空のお椀を料理場からもらって、
食べ切れる分だけをよそい、食していました。

今回この山籠り修行を通して、私にとっての一番の学びは、
いかに栄養をきちんと吸収し、自分の一部とするか。でした。
これは、食べ物に限らず、知識や経験の学びも。
でも、何を吸収し自分の一部とするかの取捨選択は、
自分の今の状態をきちんと把握し、
その自分に合ったものを摂取することが大事だと。

きちんと自分の一部にすることが大事。
ということで、このブログも学びを咀嚼する一環で書いてみました。
この食べ方は普段の生活でも取り入れていきたいし、
意外と災害時に役立つな、なんて思いました。

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