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組織のOSアップデートしてますか?

スマホを使っていると、中のアプリのアップデートや
OSのアップデート通知、よくありますよね。
OSをアップデートしないと、アプリが使用できなくなることもしばしば。

インターネットやパソコンを使って仕事をするのが当たり前の世の中になって、
パソコンや仕事で使うソフトウェアは頻繁にアップデートされますが、
組織のOS(意思決定の仕組み)はなかなかアップデートする機会がないのが
現実です。組織のOSとは何かというと、意思決定の仕組みのことです。

スマホの仕組みと組織の仕組みで比較すると以下のようになります。

組織を成長させるために、会社では新しいアプリケーション、つまり
新しい部署を発足させたり、人事異動や採用で社内変化を持たせてみたりして
これまで組織改革に取り組んできたかもしれません。
もし、今あなたのいる組織が、アプリケーションを更新しても、
成果が乏しければ、それは組織の根本的なOSを見直しが
必要になってきた証拠なのかもしれません。

進化型組織にアップデートするためのソフトウェアDXOは
テキストも、DXO体験会/実践会も常に進化していて、
特にDXO体験会/実践会はこれまで8期開催されており、
毎期全く異なっていると聞いています。
(ちなみに私は6期体験/7期実践に参加)
今回はDXOテキストがとてもわかりやすく、
よりインストールしやすくアップデートされました。
元々RINGO プロセスとMIKANシステムの2つだったDXOの中に、
DOJYOベースとBUDOUモデルそしてMORI フローが加わり、
より、DXOの全体像がわかりやすくなりました。
なので、元々前半と後半の2つでDXOの説明を終えようとしていたのですが、
総集編として、DXOの全体像をこちらでご紹介していこうと思います。
(前置き長すぎたかもしれません。。。)


では、まず2024年6月に大幅にアップデートされたDXOテキストの
DOJYOとBUDOUをご紹介します。

組織OSをアップデートして
コミュニケーションをスムーズに


DOJYOベース:組織の土壌を耕す

Workshop 01: どうしてここへ
組織のメンバーがそれぞれどんな想いで、今の組織にたどり着いたのか、
採用担当や上司が面接で聞くようなことを改めて組織にかかわるみんなで
共有し改めてお互いを知る機会を作ります。

Workshop 02: あの時のこと
これまでの組織活動の中で嬉しかったこと・楽しかったこと
逆に苦しかったこと・辛かったことを共有し、
組織の中にある大切にしたいことを浮かび上がらせます。

Workshop 03: 苦手なタイプ
組織メンバーが思う苦手なタイプ(個人ではなく、行動的に)を共有し、
メンバーたちがどんな人と活動していきたいかを浮かび上がらせます。

Workshop 04: 喜ばれ方
組織の中で活動していく中で、自分たちが思う、組織の外から見て喜ばれている
だろうと思うことを書き出し、組織の存在価値を共有し、
当たり前だと思っていたことを再認識します。

Workshop 05: 私たちの大切
これまでの4つのワークショップを振り返りながら、
私たちの大切にしたいことを感じ、
組織の「判断基準」をみんなで話し合いながら作り上げていきます。

Workshop 06: でことぼこ
このワークショップでは、組織の中でみんなが問題に感じていることや、
もやもやしていることを付箋に書き出し、それについてみんなで話し合い、
多くのみんなも共通に感じている課題を選び、
解決方法をみんなで探っていきます。

以上6つのワークショップがDOJYOベースで行われています。
このDOJYOベースのワークショップは、私もDXO体験会/実践会で体験も、
実践もしたのですが、本当に面白いぐらいに初めましての人でも、苦手そうだなぁと思う人とでも理解し合えることができて、関係性が深まり、良くなっていきます。
※DXO体験会/実践会では6~8人のチームで仮に一つの組織としてDXOを体験していきます。

BUDOUモデル:部署の目的を繋ぐ

BUDOUモデルでは、組織の最小単位をチームとし、
目的に沿って機能する、属人化しない体制を構築していきます。
具体的には日々の業務からビジネスモデルを可視化し、「作る」「売る」「回す」
「支える」「経営」の5つに業務内容を分け、それぞれの業務が価値提供に至るまでの流れを改めて見ていきます。

仕事って、自分の範囲だけやってそれで終わり。となってしまっては、
社内の各業務の大切さをお互いに認識できなかったりしませんか?
BUDOUモデルのワークショップはDOJYOに比べると難しいですが、
全体の流れを通して、お互いの業務がどのようにつながっているのかや、
その業務の重要性を確認し、不要なものは手放し、
組織の形を整えていく良い機会になります。

Workshop 07: なんのため
スプレッドシートに、「もしも新しい人に引き継ぐとしたら」という設定で、今やっている業務を全て書き出し、その中から大事だと思う業務を10個をえらび、
何のためにやっているのかを書く。また、何のためにやっているかわからない業務も書き出す。
その後、各自の業務内容を書いた付箋を、目的を考えながら、
「作る」「売る」「回す」「支える」「経営」の5つに分類する。

Workshop 08: つながってる
このワークショップでは、07で書いた〇〇業務を元に、現状の組織体制を確認し、最適なチーム編成についてみんなで考えていき、
新しいチーム編成を試していきます。

Workshop 09: うまくいってる
ここでは、08で整えたチーム編成で、目的に対してうまくいっているか否かを、
チームメンバー自身で客観的に判断できる数値を設定します。 普通の会社のKPIでも数値目標がありますが、目標やノルマではなく、継続的に計測することで、意味が現れるものにするのがポイントのようです。

例:美容院
目的「お客様とお友達になる」
数値 お土産を買ってきてくれた数

Workshop 10: みんなでどぅ
設定した目的やチームの相性、定例ミーティングなど 今後の方針や、
他チームへのお願いなどをプレゼンテーションする場です。
このプレゼンテーションを通して、自分たちのチームの活動を具体的にし、
他チームの動きも理解して、スムーズな連携が取れるようにするという狙いがあります。

組織OSを変更して、よりクリエイティブな組織に

RINGOプロセスと MIKANシステムに関しては、
前回のブログで成り立ちに関して説明したので、
ここでは前半のOSアップデート同様OS変更のワークショップ内容をご紹介


RINGO PROCESS:組織の意思を生む

Workshop 11: 真ん中に
DXOはそもそもデジタルツールを使って自律分散型組織になっていくOSなので、SlackやDiscordなどのチャットツールを使用して、情報を真ん中に置き、誰もが
フラットに情報アクセスできるようにします。
なぜ情報を真ん中に置くのか。それは従来型の組織で良く聞く「経営視点に立って考えろ!」は持っている知識や経験があって初めて立てる視座なので、
それをメンバー全員に対してオープンにすることで、誰もが経営視点に立って考える組織へと進化しやすくなります。

Workshop 12: 想いの実らせ
想いの実らせは07の「でことぼこ」ワークショップを昇華させたもので、
以下のフォーマットにもやもやを落とし込んでいきます。

【関係者】この意志を実行することで影響を受ける人
【意志】何をしたいのかを簡潔に表現
【理由】その意志を持つに至った思考のプロセス
【具体策】
 ・いつ、どこで、誰と、何を、どのように実行したいのかを詳しく
 ・何を目的として実行するのか(『言葉』とのつながり)
 ・必要な予算(決済方法)や事務手続きなど協力を必要とすること

そして、上記の具体先に対して、メンバーがアイ・メッセージで
意見を出していきます。アイ・メッセージとは、DXOでとても大事にしている
意見の出し方で、以下の4つに分類されます。

【意見の種類】
・提案:私は~~するともっとよくなると思います
・要望:私は~~も考慮してもらえると嬉しいです
・感想:私は~~の部分が残念な気持ちになります
・応援:私は~~に共感するので一緒にやりたいです

これは、問題に対して問題で責めるのではなく、きちんと、自分の意見を述べつつも、関係の質を高めるのにとても大事です。
そして、アイ・メッセージを受け取った後に、発案者が最終的にみんなの意見を真摯に受け止めて実行するのか、提案内容を修正して実行するのか、
再検討もしくは実行しないのかを決めます。

Workshop 13: 気持ちのお返し
ふだんの自分の業務に対してフィードバックをもらうことって少なくないですか?このワークショップでは、業務の中でお互いに感じている気持ちをアイ・メッセージでフィードバックし、「評価」ではない気持ちのやり取りをしていきます。
実際にはカードを使い、
表面に
・相手の具体的な行動
・その行動が持つ自分にとって意の意味
裏面に
・相手へのお願い(具体的な行動)
・~をしてもらえると嬉しい
進化型組織になると、人に評価される人間関係がなくなるので、人の行なっている業務や行動が周りへどのような影響を与えているのかがわかりにくくなります。
なので、3ヶ月に1どほどの割合でアイ・メッセージで気持ちを伝え合う、振り返りの場を持つことが大切になってきます。

MIKAN SYSTEM:想いの循環を育む

MIAKN SYSTEMは経営者にはなかなかハードルの高いワークショップですが、前回のブログにも書きましたが、それだけの価値があるワークショップな気がします。
MIKAN SYSTEMはここまでのワークショップとは異なり、組織メンバー全員ではなく、経営チームと会計経理担当者が対象です。
誰もがわかりやすいお金の管理システムを作り、クラウド会計ソフトでお金の情報を透明化していきます。

Workshop 14: まわりもの
Step 1 クラウド会計システムの準備
Step 2 お金の仕組み全体をデザインする
Step 3 運用ルール運用体制の構築
MIKAN SYSTEMのワークショップはこの「まわりもの」のみです。
MIKAN SYSTEMの詳細は前回のブログをご参考にしていただければと思います。

MORI FLOW:自然の流れを見守る

MORI FLOWもワークショップは1つ、
それは「再起動式」。
OSをアップデートしたら、新しいOSに入れ替えたら、
スマホやパソコンを再起動するように、判断基準が「経営層」という属人的なものから「言葉」に移ったことを感じるために、再起動式を行います。
DXOでおすすめしている再起動式の流れは以下の通り。

Workshop 15: 再起動式
1、再起動式開会の挨拶
2、ワークショップ10のみんなでどぅのチーム発表
3、新しいルールの確認 (RINGOプロセス/MIKANシステム)
4、ワークショップ13気持ちのお返し カード交換
5、再起動式の再起動ボタンを押す(食事を取りながら楽しく開催)
6、記念撮影

これでDXOの全体像紹介を終わります。

以前はDOJYO BASEからRINGO PROCESSまでが1セットで、
MIKAN SYSTEMがアクセラレートワークショップとして展開していたものが
周りからの要望に応えて、今回ラボではテキストのアップデートと共に、
前半のアップデートのみのワークショップも販売し始めたそうです。
気になる方はまでお問い合わせしてみてください。

2024年6月30日まで最新のDXOテキストが無料ダウンロードできて、
テキストに盛り込めなかったDXOコンプリート解説動画が、
通常価格の1/3の価格で提供しているそうです!
よかったら、この機会にぜひ☆



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