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偽善者フェス2 樋口万太郎先生

ねらい「学びの楽しさ・可能性・尊さ・美しさ等を実感する」

今回は「学びの楽しさ」を強く感じた1時間でした!

樋口万太郎先生

京都教育大学附属桃山小学校教諭(主任兼担任)
 
「頭は丸いが、キャラは尖る。
  それがブレない、ボウズの生き方。」
 
「笑顔」
 
「力がつくならどんな方法でもいい」
 
「自分が受けてきた嫌だった授業を再生産するな」

さまざまな教育に関する本を執筆されていたり、教育学会・授業研究会でご活躍されている。
 
特に左の本は『これから教壇に立つ学生』にはぜひ読んでほしい。(まだ未発売。ぜひ今のうちに予約を。)

これからの授業について考えよう

これからの授業は、どのように変化していくと思いますか?
( )の中を埋めてみてください。

これからの授業は
(     )である。

全てのベースは、自分が受けてきた教育。

授業の完成形は誰もわからない。

だから、みなさんが出してくれた答えは、全部正解かもしれないし、全部不正解かもしれない。

現在の学校教育で求められている「力」は、子どもたちだけに求められているものではない。きっと、大人も同じなのでは?

発信を待っている「受け身」ではいけない。
自分から発信したり動き出したりしなければ、その環境になることはない。

ただ、、、

これからの教育は、時間がかかる。

でも、これからの授業を考えていくとき、若手の皆さんは即戦力かもしれない。
 
例えば、今年度の初任者は、大学生時代にオンライン授業を学生として経験していたり、子供の頃からデジタルネイティブな世代。それは強み。

これまでの授業からの脱却

小学校の時に
自分が受けてきて
嫌だった授業はありますか?

そのような授業は、タブレット端末によって解決できることが多い。

AI型ドリルの導入によって、個別最適化された課題を提示したり、学習したりすることができる。

AI型ドリルにもデメリットがある。
→問題発見・問題解決・見方、考え方を働かせているのか など

万太郎先生が思う、これからの授業は、、

自分で選択し、決定する授業)
である。

学び方を指定しすぎない。
あくまで、選択肢を提示するだけ。

授業作り

単元ごとに作る
単元の目標を確認
数学的な見方・考え方を確認・解釈
定義(自分の口で語れるかどうか)
それぞれの時間の授業案について考える

子ども理解をアップデート

◎叱るだけではいけない。

◎子どものことを100%理解することはできない。
だから、理解しようとする姿勢を持ち、100%に近づけるように努力することが求められているのでは?
複数の視点で子どもを見る意識が大切。
 
◎発達を理解すること。
学年による発達段階の理解が大切。(1年生と6年生に同じ指導をしてはいけないのと同じ)

まとめ・感想

これからの授業を考え、自分がどのような授業をしたいか・どんな姿を育てたいかを見つめることで、どのような授業をしていくとその子たちの力を最大限引き出すことができるのかが見えてくるのではないのだろうか、と思いました。
 
授業のITC化がどれだけ進んでも、教員が向き合うべきは「子どもたち」であり、ICTはあくまで一つの手段であり、そこに頼り切りになるのは違うのではないかと思います。

素敵な時間をありがとうございました!

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