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適応障害になるまで#1 少しずつ、しんどくなっていった頃
こんにちは、なつです。
前回、noteを再開した経緯とあいさつをさせていただきました。
読んでくださった方、スキを押してくれた方、ありがとうございます!
前回のお話はこちら↓
今回は適応障害になる前、仕事が少しずつ忙しくなり、負担が増えてきた頃のお話です。
社会人になってからの5年間、所属したどの部署でも毎月30時間くらいは残業していました。
激務というほどではないけれど、それなりに忙しい毎日。
残業は嫌いでしたが、仕事自体は好きだったし、やりがいも感じていました。
メンバーとも仲がよく、それなりに楽しくやれていたと思います。
一度だけキャパオーバーで体調を崩したことがありましたが、限界が来る前に仕事が落ち着いたおかげで、なんとか乗り切ることができました。
それから2年くらいは特に大きな問題もなく、仕事が辛いと感じることはほとんどありませんでした。
たまにしんどい日はもちろんあったけど、まあ、こんなものか、と思える範囲だったと思います。
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今私がいる部署は夏が繁忙期で、普段から忙しいところにさらに業務が積み重なります。
昨年も例に漏れず、夏はとても忙しくなりました。
そんな時期に、私にマネージャー昇進の話がやってきました。
それと同時に、信頼していた上司が異動になると聞かされます。
期の途中での昇進ということもあり驚きましたが、私は基本的に仕事で断るということを知らないので、深く考えずにOKしました。
下期を待たずに上司からの引き継ぎが始まり、気づけば、マネージャーの真似事をし始めていました。
もともと自分の業務だけでも手一杯でしたが、キャパオーバーになりかけている後輩のフォローは意識的にやるようになりました。
上司は異動の準備があるため、少しずつフォローに回ることが減っていきました。
気づけば、マネージャーとしての役割が、少しずつ私に回ってきていました。
私がしっかりしないと。
そんな気持ちで、メンバーとのコミュニケーションを増やしました。
でも、繁忙期の影響もあって、この時点で私を含めた全メンバーの業務量は限界でした。
みんなの負担を減らしてあげたい。
このまま無理が続くと、なにか事故が起きてしまうかもしれない。
そんな不安を抱きながら、毎日を過ごしていました。
ーー
結局、事故は起きてしまいました。
正確には、私がフォローし始めた時にはすでに問題は起きていて、後輩の進捗管理をする中でようやく気づいたというのが正しいかもしれません。
後輩が担当するプロジェクトで、まあまあの大事故。
経験の浅い後輩に、あんな大プロジェクトを任せていた事自体にも問題があったのかもしれません。
でも、誰が悪いかを考えている暇はありませんでした。
とにかく大炎上していて、他部署に多大な迷惑がかかっていました。
後輩が窓口に立っていては、もう鎮火できない。
上司はそう判断し、他部署との調整役が次期マネージャーの私に回ってきました。
本来、後輩のフォローは、マネージャー関係なく私が今期身に付けないと行けない業務でした。
でも自分の業務で手一杯で、十分なフォローができていなかったと感じていました。
その申し訳なさもあって、早く解決しようと必死でした。
他部署への状況報告や謝罪、解決策の立案・実行。とにかく毎日対応に追われる日々が始まりました。
だけど、想像以上に影響は大きく、別のトラブルが発生し、お客様にも迷惑をかけてしまいました。
それもあり、当初の想定よりも、はるかに長期的な対応になり、終わりが見えない状況でした。
もともと自分の担当ではない案件。
だからなぜこんなに次々と問題が起きるのか、最初は状況を飲み込むのに時間がかかりました。
それでも、一つ一つ整理しながら対応を続けました。
でも、問題が長引くにつれて対応する側の疲労も溜まり、他部署とのやりとりの空気も悪くなっていきました。
大きな問題が起きた時、余裕がなくなるのは当然のこと。
事故の直接的な原因が私でなくても、マネジメント不足の責任は確かに自分にある。
そうわかっていても、キツイ言葉が増えてくるとやっぱりしんどかった。
そんな対応をしながら、いつも通り自分のプロジェクト進行と後輩のフォローも続いていました。
少しずつ、心に余裕がなくなっていました。
気持ちが落ち着かなくなっていることに、うっすら気づき始めていました。
ここまで読んでくださってありがとうございました。
改めて思い返すと、今回の内容はまだ症状が出る前の話ですが、すでにかなり無理をしてたなと思います。
よくやってたわ(遠い目)
次回は、実際に症状が出はじめて、休職の決断をするまでの話を書いていきたいと思います。
この頃はまだ大丈夫だと思っていたのですが、体は正直でした。
どんな症状が出て、何を感じていたのか、詳しく書いていきます。
もしよかったら、次回も読んでくださると嬉しいです。