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SHE'S 「Amulet」を聴いて

大好きな金木犀の香りが夜風に乗って、ベッドに寝転ぶ私の元に漂ってくる。
優しくて柔らかい空気に包まれる秋が大好きだ。

でも、大好きな金木犀の匂いですら私を慰められない。そんな夜がある。
大好きなはずの夜がなんだか寂しくて、眠るのも怖いような夜が。

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一人で悶々としている夜、0時ちょうどにリリースされたばかりのSHE'Sの新譜、「Amulet」の再生ボタンを押した。

涙が止まらなくなった。

なんて愛に溢れたアルバムなんだろう。

SHE'Sの音楽は、前に立って手を引いてくれるわけでも、
後ろから背中を押してくれるわけでもない

だだ横に立って、一緒に歩いてくれる
良いことばかりの人生ではないけれど
むしろ苦しいことの方が多いかもしれないけれど
一緒に生きてるよ と
言ってくれる音楽だと思う。

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そんな愛に溢れたSHE'Sの音楽が、これでもかというくらい詰め込まれて
ひとつのお守りとなったアルバム。

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"どうしてこんなに絶望しているのに

生きていたいんだろう"

まさに、日々生きていて思うこと

私には大好きな音楽を仕事にしてキラキラして見える彼らも、
私と同じように苦しんだり、弱ったりしながらも懸命に生きていることにとても救われる気がします。

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"ありえない明日が ありえるよ

生きていることって そういうものだろう

もし の世界が待っているから

今をこうして生き抜こうとしている

Don't think "If I..."
 Let's keep loving today"

たとえ楽しいことばかりではなくとも、
なにもかも全部ひっくるめて、
「人生は美しい」と
そう言ってくれるバンドがいることが、私にとっては大きな救いなのです。

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どんな人の心にもきっと寄り添うお守りになる
SHE'S 「Amulet」

どうか、ひとりでも多くの人に届きますように📿


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いつか見た、日暮れの海
少しジャケ写に似ているなーと
いちばん好きな海と空の顔です。


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