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【フリーランス】5年間の売上を公開します(去年は3200万円です)
早いもので法人化してから2年が過ぎました。そんななかでよく聞かれるのが、「ぶっちゃけ、儲かるんですか?」という話。それもなんか申し訳なさそうに、「すみませんこんなこと聞いちゃいけないんでしょうけど」という感じで聞かれるんですよね。
他の方はどうか知りませんが、夏野に関して言えば、お金の話はまったくNGではありません。というか、もっとオープンにするべきだと思っています。
だって、仕事って何のためにするかっていうと、お金のためですよね。まずお金を儲けたいという目的があって、そのうえで、「結局のところ継続的に儲けるには、お客様を満足させ続けるしかない」ってことに気付くわけです。
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私はよく、「仕事は純粋にお金のためです。」と言い切っていますが、これはお客様を蔑ろにしているわけではなく、むしろ正反対の意味で言っています。本当にお金が欲しいから、お客様を大切にするんです。(だからこそ、正義なき無茶振りには答えません。)
前置きが長くなりましたが、今回は私の過去5年分の収入・所得・会社の会計をすべてお見せしたいと思います。これも何度か言っているように、別に隠すようなものでもないからです(ずるいことしてないし)。
なおかつ思い出せる範囲で「こんなことがあった」「こんなお仕事をした」などもまとめておきますので、お金のことが気になるフリーランスさんはどうぞご覧ください。そして今後は、一切申し訳なさを感じずになんでも質問してください。
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2018年度
収入
営業等:273万5644円
給与 :33万2000円
所得
162万3512円
課税される金額
124万3000円
思い出
過去のアルバイト先のツテで、ブックライティングの仕事をいただいたのをきっかけに開業しました。というのも、印税が75万円まとまって振り込まれたんですね。これはもう扶養から外れるだろうということで、京都市内にあった税理士事務所に駆け込みました。まだ大学院に在学中のことです。
このときの源泉徴収票や支払調書を見てみると、ブックライティングの仕事のほか、今もお世話になり続けている取引先との関係がスタートしたのもこの年のようです。いまPMを任せていただいているサービスが立ち上がってすぐの頃だったので、右も左も分からないまま色々なお仕事に携わらせていただきました。感謝しかありません。
そのほか、大学のRA(リサーチアシスタント)の仕事をしたり、赤本の解答をチェックする仕事をしたりしていました。どちらもすごく学びのある仕事で、近くに住んでいたら今でもやりたいですね。
ちなみに、多くの人が私をいわゆる“理系”だと思っているようですが、ガッツリ人文系です。とはいえ、人について理解しようと思えば自ずとテクノロジーとの関わりに思いが至るし、テクノロジーを極めるには人を理解しなければならないので、「なに系」みたいな分け方はナンセンスだなと思います。「なにに詳しい」とかなら分かるんですけどね。
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2019年度
収入
営業等:363万8111円
給与 :18万1548円
所得
213万8365円
課税される金額
156万1000円
思い出
この年は大学のRAや今の取引先のほかに、Webアニメの脚本を書かせていただきました。詳しく言うとアレなのでアレですが、色々ありつつも自分のいろんな気持ちを昇華できて嬉しかったです。この作品は舞台にもなったのでお招きいただいたのですが、役者さんが皆さん素晴らしくて、今でも主題歌はよく聴きます。
若干これと関連する話ですが、人生を振り返ってみて、大学生の頃に自作ゲームを作って売ったのは「やってよかった経験」だなと思います。
締切も売上目標もない、つまりはケツを叩くものが何もないなかで、揉めるメンバーを宥めながら(もちろん自分も揉めの原因になりながら)なんとかチームでモノを作るのは楽しかったですし、お客様の喜ぶ顔を見るうれしさもこのときに知りました。
DLSiteが特集を組んでくれたりする一方で、気合を入れた隠しルートが誰にも気づいてもらえず、突貫でUIを変えたりしました(ここ!!見てくれ!!みたいな)。
続編を作ろうとするも、あとから加わったメンバーがうまくオンボーディングしてくれなかったり……金のことで揉めたり……書いててわかりましたが、今やってる仕事に関わる「やらかし」は大抵この時期に経験していたのかもしれません。
もう完全に懐古厨ですけど、ノートパソコンひとつあれば何でもできる万能感はすごかったです。高校入学時にもらったVAIOのパソコンがなかったら、また違った人生になっていたかもしれません。今の子ども達が同じような高揚感を味わっていたらいいな、なんて思う次第です。
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2020年度
収入
営業等:566万2553円
給与 :11万5500円
所得
407万9431円
課税される金額
323万8000円
思い出
法人化を考え始めた時期です。指導教員に黙って出奔して、意外と売上がアップして、「いずれは就職するのか、フリーでやっていくのか」を真剣に考え始めた記憶があります。結局のところ法人化するわけですが、そのときの手続きに関しては↓のnoteで詳しく書いているので、気になる方はご覧ください。
法人化を考え始めたきっかけは、ぶっちゃけて言えば取引先からのご相談です。「法人としてチームで仕事を受けられるようになってくれれば、もう少し依頼したいことがあるんだけど」というような打診を受け、私自身もハードワークがしんどくなりつつあったため前向きに検討したという経緯でした。
ただ、実際に渋谷区の起業セミナーなんかに出てみると、同じような打診を受けたもののハシゴを外され、借金だけが残り……みたいなケースもそこそこあるそう。私の会社はWeb系なので借金が残ることはまずありませんが、どんなビジネスでもハシゴ外しはよくあるリスクなので、口約束を信用しすぎるのはよくないです。
そこで、まずは個人事業主のまま「では〇〇のような形でオペレーションしてみても良いですか?」「この権限もいただきたいです」のように交渉していきました。この1年はずっとそんな感じだったかな。
それにしても、急に出奔してきた私を家の一角に住まわせてくれた友人は心が広すぎます。今でももちろん交流があるのですが、半年に一回とかしか連絡しないのに、全然距離が開く感じがしないです(見てる?そろそろメシ行こ)。
冒頭での話にもつながるのですが、結局のところ、チャンスを掴めるかどうかって人とのご縁だなと最近思います。昔は「なんで経営者ってすぐ『人が大事』みたいなエモいこと言うわけ?」とか生意気なことを考えていたのですが、たった2年会社をやっただけでも、「人が大事」と曇りなき眼で言えるようになりました。
誰にとっても1日は24時間で、そのなかで何にエネルギーを割くかは無数の選択肢があります。そんななかで私の会社に頼もうと思ってくださるお客様にはきちんと貢献したいし、ともに働いてやってもいいと思ってくださる方には全力で還元したいものです。
ただでさえ人が減っていくこの時代、このことを腹の底から理解できない会社は早々に淘汰されるはずです。人が大事なんですよ!(曇りなき眼)
(創業直後、強い経営者と話して「へえ〜!」と思ったことをまとめてあります。人とのご縁の話も。↓)
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2021年度
2021年の7月に法人を設立したため、ここから2年分は個人/法人それぞれの決算があります。
個人事業主
収入
営業等:673万5001円
給与 :175万円
※この「給与」は自分の会社から支払ったものがほとんど。
所得
535万6190円
課税される金額
553万4000円
===法人化=========
会社
売上高:980万8378円
外注費:72万6165円
売上総利益:908万2213円
思い出
「法人化したが最後、ハシゴを外されて破産したらウケるな」と思っていたのですが、ありがたいことにそうはなりませんでした。それどころか売上が倍以上に増えて、850万円近くあった奨学金関係も一括で返済できました。
といっても(外注費の少なさからも分かるように)まだまだ人と仕事を分担するのは不慣れで、事務作業など、比較的負担の軽いものをお願いする程度でした。ちなみにこのときにご縁をいただいた第1号アシスタントさんは現在もばりばりお世話になっています。本当にすごい方なので、どうしてこんなに良い縁がつながったのか今でも不思議です。
この年はエネルギーに溢れていたのか、学会発表も2回ほどしています。20代最後の年だったので、なんか爪痕残したろ、みたいな心境だったのでしょう。
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2022年度
個人事業主
収入
給与:670万0000円
(自分の会社から。額面35万円、手取り27万5928円)
所得
493万円
課税される金額
136万1000円
会社
売上高:3204万3101円
外注費:545万8298円
売上総利益:2658万4803円
思い出
いよいよ会社として本格的に歩み出した頃です。外注費のケタが変わったことからも分かるように、アシスタントを3名に増やし、一部領域はほとんど自走してもらえるような仕組みにしました。
その一方で個人としての仕事も爆増し、繁忙期には1日の休憩時間が1時間くらいしかありませんでした。「今日はさすがに22時以降は休もう」とか、そんな感じです。それなのに写真の専門学校にも通い始めて、移動時間がもったいないので恵比寿に家を借り、一生治らない頭痛と格闘しながらジタバタしていました。
代わりに、得るものも大きい1年でした。象徴的なのはドイツ出張で、個人事業主としての開業当初からお世話になっている取引先とともに「5年かあ〜」と感慨に耽りました。年末には新サービスの立ち上げにも関わり、本当に忙しかったけれど、「働いた〜!」と爽やかに言えるくらいには充実感のある1年でした。
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2023年度
2023年度はまだ途中なため、いま公開できる数字は給与くらいのものです。2022年度に割と利益が余ってしまったので、とりあえず給与を以下に変更しました。
額面 :60万円
手取り:46万7326円
それでも追いつかなかったので、途中からさらに給与をアップさせました。
額面 :120万円
手取り:91万4532円(現状ここ)
ちなみにまだ追いついておらず、会社の口座にはそれなりの金額が余っています。ただ今後はどちらかといえば私の稼働を減らそうと思っているので、しばらくはこの金額で据え置くつもりです。
2023年の動きとしては、2022年に「人ってこうやって過労死するんだろうな」という未来がうっすらと見えてしまったので、思い切って取引先を縮小しました。
詳細は書きませんが、あまり大切にされている実感のない取引先を中心に終了していった感じです。そのほかの取引先については、後任を紹介したうえでそこそこスムーズに身を引けたのではと考えております。
そのうえで、職種がライター/編集者 → PM/PdMに変わりました。いや、普通にライター/編集者としての活動もしているのですが、大部分を他の方に譲り、私は全体ディレクションやトラブル時のフォロー、遠方出張担当などに徹するように意識しています。
分かりやすく言えば、「責任範囲が明確で、切り出しやすい業務」は他の方に任せ、その他のやわらかい部分・キツイ部分を巻き取る担当になったというか。私はお金さえもらえれば雑用でも何でもいいので、良い分担だと思っています。
売上に関しては、稼働が減ったこともあって横ばいか、ちょっとくらいは下がっているかもしれません。でも、「1日の休憩時間が1時間」みたいな生活から、今や週1の常駐+1日2時間以下の稼働(トータル週2相当)ですからね。残りの時間で学会3つ、論文1つ応募できたし、断然人間らしい生活ができています。
今後もこのくらいのペースを目指しつつ、会社としてはより組織的な動きができるようになっていきたいものです。また決算が出たら公開します。
※ちなみに個人事業主は2022年度を最後に廃業しており(廃業届も届出済み)、今は法人としてのみ活動しています。
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いただいたご質問へのお答え
ここからは、よくいただくご質問にお答えしたいと思います。参考になれば幸いです。
貯金はどうしていますか?
夏野は金の亡者みたいに金が好きですが、その一方で使うことにもためらいがないので、放っておくと「宵越しの金は持たねえ」スタイルに陥ります。
それはさすがにまずいので、今はiDeCoに2万3000円、小規模企業共済に7万円、投資信託に30万円ずつ入れています。トータル39万3000円/月が「個人としての」貯金額になります(手取りを増やしたので、もう少し増額する予定)。
これくらい貯めておけば、まあ残りは雲散霧消してもいいでしょ、という考え方です。いや良くはないんだが。
「個人としての」と書いたのは、会社の口座にもお金は貯まっていくからです。本当であれば会社の口座は0に近いほうが税金的に良いのですが、給与をカツカツのラインに設定するのも怖いので、そこそこの金額が余っています。去年はたしか、330万円くらい税金で召し上げられて萎えました。
ちなみに、お金の管理が苦手なフリーランスさんは、むしろ法人化したほうが節約しやすくておすすめです。何せ会社のお金には勝手に手をつけられないので、どれだけ売上が上がろうが給与分しか浪費できません。
さらにいえば、投資信託のように簡単に解約できない貯金をしておくのもポイント。「実際にはそこそこ貯金はあるのだが、体感としては常にカツカツ」くらいで生活しておくと破滅への歩みを止めることができます。
どうやったら法人化できるくらい儲かるんですか?
運です。私の場合、偶然応募した媒体との出会いがなければここまで来られていませんでしたし、有能なアシスタントさん達とのご縁がなければ早々に過労死しておしまいだったことでしょう。すべては運と縁です、いや本当に。
とはいえこう言ってしまうと再現性がないので、他にどのような要素があるか考えてみると、以下に集約される気がします。
締切を守る
コンスタントに稼働する
責任をとる
ビジネスの流れを把握する
締切を守る
まず前提として、締切を守れない人に仕事は来ません。お客様は、仕事をアウトソーシングしたくてフリーランスに頼るわけです。あえて乱暴な言い方をすると「プログラムを走らせている」のに近い思考かもしれません。
(これと関連して、私はAIの価値を「締切を守る」ことだと思っています。アウトプットの質が多少低くとも、すぐに上がってくるところに本質的な価値があるんじゃないかと。バックレの心配もないですしね。)
もちろん、受けてしまったものの想像以上に負担が重かった、自身や家族が体調を崩した、などやむを得ない事情はあるでしょう。でも、そんなときの連絡にこそ誠実さは見えるものです。
普段からきっちりなさっている方が「インフルエンザで……」とおっしゃれば2週間くらい待てるケースも多々あります。逆に、普段から1日、2日遅れの方だと、「それならば他の方に頼みます」と言われるかもしれません。
理想的なのは、依頼された当日〜翌日くらいに作業の全体像を把握し、必要な質問を済ませておいて、締切までにしっかり納品物を仕上げることです。大きめの依頼なら、途中経過の報告もあるとより安心感が高まります。
コンスタントに稼働する
職種によるのかもしれませんが、少なくともディレクター系へのキャリアアップを目指すのであれば心がけたいことです。
たとえばマクドナルドに行くとして、開店スケジュールがまったく不明で、何度か行ってみたけど毎回閉まっている……みたいな感じだったらどうでしょう。もう行きませんよね。
「ガンコ店主が1日に10食、気まぐれに作る定食がマジで美味いんだ」みたいな店ならやっていけるんでしょうが、ディレクターってそういうものじゃないです。たとえ1週間に1時間であろうと「確実に存在している」ことが大切なので、今月は50時間、来月は2時間、みたいな、ムラのある稼働はあまりおすすめしません。
仕事をお願いする立場になると分かるのですが、付き合いやすいフリーランスさんかどうかは、「アテにできるかどうか」とイコールです。
説明が難しいのですが、「この人は、この条件(時間・内容・金額)であれば確実に依頼できる」と分かっている人には仕事の相談をしやすいです。逆に、「この金額なら受けるって言ったけど、今月は気が向かないので受けない」みたいな回答が続くと、相談がしづらくなっていきます。
「コンスタントに」と言うと、「24時間働けってか!?」と思われるかもしれませんが、そうではないです。実際に私のアシスタントさんにも、「1週間に1時間だけ稼働」という方がいます。たとえ1時間であろうと、ムラなく稼働してくれれば、それに応じた仕事を振るだけです。
もちろん私も、フリーランスさんが働きやすいように自由立候補制の仕事枠(好きなときに好きなだけ納品してくださいね、という枠)を設けるなど工夫はしています。でも、この枠に回せるのは納期がきっちりしていない、つまり優先順位が低めの仕事になってしまいます。
反対に、毎週◯時間は確保しています!という方だと、「この人を食わせるために、コンスタントに発注できる仕事を生み出さねば」という気持ちが湧きます。結局のところ発注者も人なので、良きギブアンドテイクができるといいですね。
責任をとる
このあたりからは、最近とくによく聞かれる部分です。というのは、ライターさんからのキャリアアップ先としてディレクター職を考えているのだけれども、どうすれば良いですか?というご質問ですね。
具体的なスキルはいろいろあるのでしょうが、夏野としては結局のところ、「腹を括れるか(責任を取れるか)どうか」だと思っています。
ディレクターは、人にお仕事をお願いしながらプロジェクトを回していく立場です。たとえ自分が動いたほうが楽であっても、自分の稼動はぎりぎりまで我慢し、どなたにお願いするのが良いかを判断し、適宜様子を伺いながら完走まで持っていくのがディレクターの仕事です。
となると、場合によってはフリーランスさんが“飛ん”だり、スケジュールが遅延したり、納品物のクオリティにご満足いただけなかったりすることもあります。
ディレクターに向いているのは、ここで「あいつが飛んだから」「発注内容が曖昧だったから」と他責にせず、「自分の力不足です。申し訳ありません」とすぐに謝れる人です。きちんと頭を下げられる人でなければ、ディレクターにはなれません。
(念のため言っておきますが、たとえお客様であっても、無茶振りやハラスメントに応じる必要はありません。ここで言いたいのは、「事前に曖昧な部分を残したままプロジェクトを進めてしまい、トラブルになってしまった」ケースです。)
ディレクター職へのキャリアアップを考えている方と話していると、「ぶっちゃけ楽して稼ぎたい。責任を持つのはイヤ」と正直に言ってくださる方も多いです。正直なのは良いことなので、私はこういう人が大好きです。
でも、残念ながら世の中に「楽して稼げる、責任のない仕事」は存在しません。高い報酬を得たいのであれば、擦り切れるまで働くか、責任を取るか、どちらかです。感情論になって恐縮ですが、結局のところ法人化できるかどうかは、腹を括れるかどうかの問題なのかもしれません。
ビジネスの流れを把握する
私の会社の売り上げのいくらかは、売上に対する成果報酬です。あまり詳しいことは話せませんが、要するに「業務の一部を代わりに運用するので、一定割合で売上を折半しましょう」みたいなやり方で稼いでいます。
※色々ブラックなことを想起される人もいるかもしれませんが、全然違います。めちゃくちゃクリーンです。
このような提案をするには、少なくとも以下の2点を押さえなければいけません。
どこにお金の流れがあるのか
取引先の組織は、どこにリソース不足を感じているのか
まずはお金の流れの把握です。たとえば広告主が100万円の広告費を使うとして、ここにいくら、ここにいくらかかっており、利益はいくらで、売上が上がれば〇〇円までは増やせる。みたいな全体像を把握します。
広告費は市場の盛り上がりと連動するので、新聞などを読んで「どの領域がホットなのか」を押さえておくことも大切です。魚のいない不毛な池では、どれだけルアーを工夫したところで、釣れないものは釣れないからです。
お金の流れが分かったら、次は自社が貢献できそうなところを探します。これは本当にどんなことでもいいです。「広告用の画像が足りないなら作りますよ」でもいいですし、「運用を代行しますよ」とかでもいいです。
私の場合は採用(募集)も守備範囲なので、「人手が足りていなければ、探してきますよ」というアプローチをすることもあります。
とにかく、目の前の担当者が何に困っていて、どこを助けると「ありがたい」と思ってもらえるのかを観察したり、ヒアリングしたりします。そこからちょっとずつ担当範囲を増やしていくと、いつのまにか会社になっているはずです。
言い換えれば、ここまで話してもらえる信頼を得るためには、やっぱり締切を守ったり、コンスタントに稼働したり、責任を取る覚悟を持ったりしなければならないと思うんですよね。あくまでも私の考えですが……。
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フリーランスさんを随時募集しています
というわけで弊社では、優秀なフリーランスさんとのご縁を常に待ち望んでおります。とくに最近は年末に向けて忙しくなってまいりましたので、力を貸してくださる方はいつでも募集中です。
取引先でも、年末に向けてライターさんを募集しています。取材ライターさんはもちろん、SEOライターさんも大募集中なのだとか。ご興味のある方はぜひ、リンク先からご応募ください。(なんかOGP出てないけど、怪しいサイトではないです!)
ならびに、いろいろな方とのご縁を得るためには、いろいろな場所で顔を出しておくことが大切だなと実感しています。つきましては各種イベントへの登壇や寄稿など、どのようなことでもお気軽にご連絡ください。
登壇料などはもちろんいただきませんし、気難しくない人間なので、やりとりで煩わせることもないかと思います。
とくにフリーランス系のイベントに呼んでいただければ、多分いくらかはニュースバリューのあるお話ができるかと思いますので、ぜひ前向きにご検討ください。
ご連絡先:natsuno.kaoru@natsuno.biz
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