君は突然 退屈に支配されていた僕の前に現れた
夏のある昼下がり
喧騒から外れた場所で出会ってしまった
突飛な行動や気まぐれな態度
振り回されていては悪くなかった
むしろそんな君だから好きだった
君と巡った夏祭り 花火の刹那は僕らの恋模様みたい
夏の終わりが訪れる前に僕は切なさを知ってしまった
出会ってしまったなんて
振られた男の強がりだ
出会えたが正解だろうな
君と巡り逢えたことが
わずかな夏の思い出が
いつか長い人生のどこかで
微笑んで振り返られたらな
それまでは少しの痛みを抱えて
気まぐれな夏の雨を時折懐かしむ
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