【#noteリレー64】僕の大切な本を紹介します
バトンを受け取る
昨日、久しぶりに”バトン”を受け取った。
それはnoteリレーというもので、発案者の方の素敵な発想には心温まるものを感じた。
この企画が進行する中で、僕にもバトンが渡って来たのである。
名誉な事だ。
僕にバトンをつないでくれたのは、家庭教師や塾講師の経験を活かしたノート術を公開しているkiraさんという方だった。
僕は典型的な理系の「自分さえわかればいいノート」しか書いた事がなかったので、kiraさんのようなノート術は非常に重宝する事は間違いない。
(kiraさん、バトンと素敵な記事をありがとうございました!)
さて、バトンと一緒にお題をいただいている。
それは「オススメの本を紹介して欲しい」という事である。
本や読書に関しては、noteでも度々発信してきたので、自分では無い所からこんな機会をいただけた事が本当に嬉しい限りだ。
こんな特別な機会なので、僕の大切な本を紹介していこうと思う。
中には僕の読書遍歴みたいになってしまうものもあるかもしれないが、そこは寛大な気持ちで読んでみて欲しい。
【アルジャーノンに花束を】
「アルジャーノンに花束を」は大人になっても幼児並みの知能しか持っていない主人公が、脳外科手術によって天才へと変貌して行く中での人生の葛藤や感情の動きなどを繊細に表現した作品だ。
僕が最初に読書らしい読書をしたのがこの本だった。
僕が本格的に読書をし始めたのは大学からで、高校までは読書なんて面倒で、ただ眠くなるだけのものだった。
その時はドラマやアニメを見る事の方が好きだった。
今から18年前、僕が中学生の時、ユースケサンタマリアさんと菅野美穂さんが主演のドラマ「アルジャーノンに花束を」を見ていた。
その話を聞いた担任の先生が、「私が貸し出している図書にもあるから読んでみたら?」と言われ、学校の朝読書の時間に読んだ事が最初の読書らしい読書だった。
正直な所、当時は朝読書の時間が退屈で仕方が無かった。
それは読書が好きでは無かったからだ。
しかし、朝読書の時間はやって来るので、とにかく何かを読む必要があった。
だから、ドラマで既に知っている作品なら退屈しないかと思いながら読んでいた。
朝読書の時間は中学校3年間続いたが、その半分ぐらいは「アルジャーノンに花束を」を何度も読む事で過ごした。
お茶を濁し続けたとも言える。
しかし、それだけ繰り返して読んでいると愛着も湧くもので、読書は好きでなくとも「アルジャーノンに花束を」が大好きになっていたのだ。
中学を卒業する時に、担任の先生がその本を僕にくれたのだが、先生が言った言葉が忘れられない。
「その本は君の所にいた時間の方が長いから、これからも大切にして欲しい」
「アルジャーノンに花束を」は僕にとって大切な宝物になった。
【二十一世紀に生きる君たちへ】
僕は高校を卒業し、理系の大学に進学した。
地方の大学で近くにはほとんど何もなく、田舎出身の僕には最適の環境だった。
高校時代の登下校併せると3時間強だった僕は、キャンパスの近くにアパートを借りた事で暇な時間を持つようになった。
そして巡り合ったのが読書という趣味である。
大学時代には様々な経験をしたが、とりわけ読書を趣味にできた事は、大切な友人ができた事と同じぐらいの出来事だった。
大学時代には数百冊の様々な本を読んだが、中でも一番にオススメしたいのが「二十一世紀に生きる君たちへ」である。
これは作家の司馬遼太郎さんが子供向けに書いた本で、10分も掛からずに全てを読む事ができる。
司馬遼太郎さんの特徴である「余談」などはこの作品からは知る事ができない。
僕は「竜馬がゆく」、「坂の上の雲」、「この国のかたち」などなどを読んで来たが、それでもオススメしたいのはこの「二十一世紀に生きる君たちへ」なのである。
それは、これが本というよりも手紙に近いような何かに感じる事ができたからではないかと思うのだ。
人は時に悩み、苦しむ。
そんな時にふと手に取った本のたった1行が人生を救ってくれる事がある。
僕にとってのそれが、この「二十一世紀に生きる君たちへ」には詰まっているのだ。
だから僕は何かに悩み、苦しいと感じる時には、この本を読むようにしている。
本当に何度救われたかわからない。
素敵な本だと心から言えるので、ぜひ手に取って見て欲しい。
【バビロン大富豪の教え】
ここまではある意味僕の思い出巡りのようだったので、少し趣旨がずれてしまっているようにも思える。
だから、ここからは「オススメの本」という所に注力したい。
その1冊目は「バビロン大富豪の教え」である。
昨今、お金にまつわる書籍は非常に多く、過去よりも玉石混交な状態になっているように感じる。
だから、「結局何をやっていいかわからない」状態になってしまうのではないか。
そんな時、人には強い味方がいる。
それが古典なのだ。
古くから読み継がれており、歴史の淘汰を経て今でも語りづがれるものである。
お金分野の本は本当にたくさんあるが、その中で古典と呼べるものはこの「バビロン大富豪の教え」だと思える。
10冊のお金の本を読むよりも、この本を何度も読み返し、血肉にする方がお金の悩みから解消され、人生に希望を見出せると思うのだ。
個人的には読みやすいので漫画版がオススメである。
【7つの習慣】
これも古典である。
お金の本と同様に、自己啓発書もまた玉石混交である。
そこで古典の役目を果たしてくれる本が「7つの習慣」である。
具体的には、どんなに新しい自己啓発本が出てきても、そこに書かれている事は「7つの習慣」の派生のように感じて、最終的には「7つの習慣」を読んでいるという事が起こる。
これには既に賛同してくれる人も多い事だろう。
【自分の中に毒を持て】
これも生き方の古典と言えるような作品だ。
僕の特に好きなジャンルはエッセイなのだが、この本はまさに岡本太郎さんの熱烈な生き方を知る事ができる本である。
この本の熱からはまさに熱量を感じる事ができる。
【LIFE SHIFT】
読書には様々な目的がある。
不安や悩みの解消、自分とは違う価値観の勉強、エンターテイメントのひとつとして読む事もあるだろう。
自分の知らないデータを知りたいという目的で、本を手に取る事もある。
この「LIFE SHIFT」はまさにそれだった。
人生100年時代という、当時は聞き慣れない言葉を知るためにデータとして手に取った本だった。
しかし、この本には良い意味で裏切られた。
知りたいデータというよりもさらに大きな命題を提示し、それに的確に答えて行く言わば、「人生100時代の説明書」だったのだ。
もし、これから先も「今までの人生が続くんだ」とか「この先は何も起こらず平穏が約束されているから大丈夫」と思う人は、この本を読んで見て欲しい。
【となりの億万長者】
これもお金のデータ本として読んで見て欲しい。
多分、日本人が思っているお金持ちのイメージは植え付けられたものであり、本当のお金持ちがどんな暮らしをし、どうやって資産を築いたのか知る事ができるだろう。
【下流志向】
これは学びの本である。
日本人の同調圧力とか、足の引っ張りあいはどこから来るのかを学ぶ事ができる本である。
僕は著者の内田樹さんの10年来のファンで、内田先生からは様々な「この考えはどこから来るのか?」について学んだ。
思想に興味がある方は、ぜひ内田先生の本を読んで見て欲しい。
バトンを繋ぐ
本当はもっと紹介したい本が沢山ある。
しかし、今日はこの辺でバトンタッチとしたい。
次のバトンは【ねじお】さんに渡したいと思います!
ねじおさんはゲーム会社で人事されている経験を活かした作品をnoteに書かれている方で、かつて研究開発でサラリーマンだった僕としては全く知らなかった事を教えてくれるそんな文章を書いており、いつも楽しく読ませていただいています。
テーマは「今年最大に感情が動いた出来事」でお願いしています!
ねじおさん、どうぞよろしくお願いいたします!
僕自身はこれからもオススメの本はnoteやブログにて紹介していくつもりなので、そちらを見てくれればと思う。
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