連続短歌:エモーショナル禁止令、のときの3首です
2024年の夏、エモーショナル禁止令のハッシュタグとともにリリースされたネプリに参加しました。
総勢88名、とにかく大勢の方のエモ禁短歌が読めるというすごいたくらみでしたよね。
そのエモーショナル禁止令、既に出力期日もだいぶ過ぎたところで夏野の3首をおさらいする次第です。
エモ禁と一言で言っていますが「何をエモと捉えるか」については各人でフォーカスするポイントが違います。その様々なアプローチが楽しい。私はこんな感じでエモを解釈して臨みました。
んで、以下の3首ですね。
まぁあほい歌だなと思います、われながら。
タンポポの綿毛をアフロと解しただけの歌ですがこれをタンポポの比喩と捉えてはいけない。文字通りアフロであるべきです。アフロにょきにょき。
恋愛感情は美しく尊い一方で愚か極まる行動を取らせる精神状態にも置かれるわけで、いつだって相手を巻き込んで自爆したり刺し違えたりするわけですけど、あれ、私だけですか。でもミンティアごはんだって君となら食べられるんだよ!
蛙化ってネガティブなイメージて使われているみたいですが、でも可愛くないですか?蛙化。蛙になった相手を「でも好き」という状態こそ正しき恋なわけですが、むろん試練は続くのです。
さて。
どうしてもバカバカしさみたいなところに寄りたがるのはつまり、私自身がエモをその反対、と捉えているからに他なりません。こういうところだよ、地金が出てしまうのは…。
でも楽しく詠めました。参加された方、主催の方、みなさまありがとうございました。
ちなみに夏野がエモいと感じる風景は、夏の夜中の海岸通りで点滅する信号機です。