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日記と短歌

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その日その日に起こったことや感じたことを短歌一首とともに記します。
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#アルコール

アルコホリックは匂いで記憶を取り戻す [日記と短歌]23,2,13

あの夏の濡れたアスファルトの匂いだけが僕らを繋いでくれる/夏野ネコ 短期記憶が最近どうも、思わしくない時がある。もちろん原因はわかっていて、多忙による疲れを軽減させる名目でのアルコール摂取とそれに伴う睡眠時間の減少、による疲労、という負のスパイラルなので、アルコールを控えてしっかり睡眠をとれば記憶力もバッチリ、パフォーマンスも気持ちよく上がるわけです。原理的に。 でも、頭と身体とが疲れ果て、お風呂で寝落ちして、夜中の寝入りに缶チューハイなどを開け、何もかも放り出すように

レモンの香、夜空に向けて放つ炭酸 [日記と短歌]23,1,17

君に向け投げた缶ビールの軌道 ぬるい夜空に旅客機のいく/夏野ネコ あまり良くないことではあるな、と思いつつ、たまに外飲みをやってしまいます。仕事帰りにレモンサワーをあけて、今日の出来事を洗い流す。そうして綺麗になったつもりで家に帰る。 別にお金がないわけではないし、BARでも居酒屋でもいいはずだし、懐が微妙なときはサイゼリヤでも日高屋でも、口さみしさを紛らわす程度にアルコールを摂取するに十分以上じゃないか。でも外なんだよな。 人恋しいわけでは全然ない。殊更に誰かに話を聞