いまさら聞けない、「ライター」の種類。
こんにちは。子育てフリーランスの猿渡です。
今日のテーマは、「ライターの種類」について。
【前置き】私が思うライターとは(個人的見解)
私は出産を機に、求人広告代理店の営業から、ライターに転身しました。
専門学校でエディットについて学んだことはありますが、ライティングについてちゃんと学んだことはありません。
周りから「ライターってすごいね」「憧れる」と言われますが、正直「ライターには誰でもなれる」と思っています。
だって、大前提として資格が一切必要ないんです。
看護師や教師、保育士、会計士、弁護士、社会福祉士など、世の中には資格を取得しないとなれない職業がたくさんあります。
「なりたい!」と思っても、まずは資格を取るところからはじめないといけません。
そういう意味では、ライターは今日からでも名乗ることのできる職業だと思っています。
さらにほとんどの人が、メールを打ったり、会話をしたり、日常のなかで文章に触れています。
ふだんから馴染み深い「文章」をあつかっている点もはじめすいポイントでしょう。
逆にいうと、「特別な資格が必要ない」「はじめやすい」仕事であるからこそ、他者との差別化や、クライアントとの信頼、仕事の実績などが続けているのに重要になるのだと思います。
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さて、前置きが長くなりましたが、本題です。
フリーランスになりたてのころは、自分が「どんなライターになりたいのか」考えていなかった私。
……「ライター」と名乗っていれば大丈夫だろう、くらいの感じですね(恥ずかしい……笑)
当時の自分に自戒の念を込め、いまさら聞けないライターの種類についてまとめてみました。
ライターをはじめたばかりの方、ライターに興味がある方、ライターに仕事をお願いしようと思っている方の参考になれば幸いです。
【1】Webライター
求人募集でもよく見かける名前ではないでしょうか。
Webライターはその名の通り、おもにHPやブログ、SNSなど、Web媒体に掲載する記事を書きます。
SEO対策用の記事を書いたり、オウンドメディア用のコンテンツを書いたりすることが多い仕事ですね。
一部では「コンテンツライター」として募集されていることもあります。
「●●編集部」のようになかの人として書くこともあれば、「登録ライター」として記名記事で書くこともあります。(実績をつくりたいなら記名記事でかけるものがおすすめです)
<昔書いた記事その1>
【2】セールスライター
LP(ランディングページ)やメルマガなど商品販売促進やサービス利用者増加を目標に、特化記事を書くライターです。
記事を読んだ読者に行動(購買、登録など)してもらえるよう、人を惹きつける文章を求められることが多く、成果を上げることが自身の実績にもつながります。
【3】コピーライター
コピーライターは広告や看板、CMなどで使われる「キャッチコピー」を作り出すライターです。
「あなたと、コンビに、ファミリーマート」(ファミリーマート)
「i’m lovin’ it」(マクドナルド)
「NO MUSIC NO LIFE」(タワーレコード)
このように、「◎◎といえばこの企業(商品)」という印象付けの役割を持っています。
そのため、「コピーライター=キャッチコピーを書く人」というイメージの人も多いのではないでしょうか?
しかし本来、コピーライターは「広告の文案を書く人」のことを指します。
よって広義では、【1】Webライターや【2】セールスライターを含めて「コピーライター」と呼ばれることが多いようです。
【4】専門ライター
専門ライターとは、あるジャンルに特化し、記事を執筆するライターのことを指します。
・グルメライター
・ファッションライター
・美容ライター
・占いライター
・テクニカルライター
・求人ライター
・金融ライター
・不動産ライター
など、自分の得意や知識を活かして活躍している人が多いのが特徴。
先述した以外にもジャンルは無数にあるため、誰しもが専門ライターになれるチャンスがあります。
まずは自分の得意な分野を見つけてみてはいかがでしょうか?
【5】取材ライター
こちらはその名のとおり、現地に直接赴き、取材したことを記事にするライターです。
「取材=インタビュー」というイメージがあるかもしれませんが、実際に現地に行き、体験した感想などを執筆することもあります。
ジャンル問わず取材1本で行っているライターもいれば、Webライターのなかで「取材も行けます」とオプション的に取材を行っているライターもいるようです。
<昔書いた記事その2、その3>
【6】シナリオライター
シナリオライターはゲームやラジオドラマ、ゲームなどのシナリオ(脚本)を書く仕事です。
テレビや映画、舞台の脚本を手掛けることもあり、「脚本家」と呼ばれることもありますね。
一見台本がなさそうに思えるバラエティやドキュメンタリー番組にも、番組構成を考える「放送作家」が必ずいます。
そのほか、ネット配信動画、アプリゲームなど、世にあるほとんどのエンタメにはシナリオが欠かせません。
最近では「YouTube」の台本を書いてくれる人を募集します、というような求人も見られるようになりました。
今後はシナリオライターの需要がさらに伸びるかもしれませんね。
自分のアイデアを試してみたい、自分の想像力をカタチにしたいという人には向いているかもしれません。
【7】ルポライター
時事問題や社会問題、事件などを題材にあつかうライターです。
「ジャーナリスト」と同義とされることもありますが、主張を文章に入れるジャーナリストとは違い、現地で取材した内容や事実を中心に書くのが特徴の一つ。
なかには、追い続けてきたことを記事にして、出版社へ売り込むスタイルの人もいるようです。
【8】ゴーストライター
有名人や著名人、教授、ミュージシャンなど、本人の代わりに代筆をするライターをさします。
お抱えのゴーストライターがいる人もいるそう。
私はまだお会いしたことがないのですが、一度お話を聞いてみたいライターさんでもあります。
【まとめ】
現在、私は「フリーの求人制作屋」として働いていますが、ライターとしての仕事は「求人分野の専門ライター」がメインです。
求人媒体に載せる原稿をつくったり、企業の採用サイトに載せる文章を書いたり、ハローワークの求人票を作成したり。
そのため、最近はほとんどの仕事が無記名です。
「実績を出して」と言われても、なかなか出せないのがつらい点ですね(笑)
実績として載せられるのは、各項目に少し載せていますが、「Webライター」「取材ライター」としてのもの。
Webコンテンツ制作や取材がメインとなっています。
ひと口に「ライター」と言っても、いろいろな種類があります。
「ライターになろう」と思った人は、「どんなライターになりたいか」を考えてみると、働き方のイメージがつきやすいと思います。
また、「ライターに仕事をお願いしたい」と思ったときには「どんなライターにお願いしたら適任か」ということを考えてみると、より適切な分野のライターに出会えるかもしれません。