焼きそばにあれを入れたら、思い込みがバチっと外れた話
みなさんこんにちは!英会話コーチ、ライフコーチのナッスーミです。
英語を習得すること。自分を表現しながら自由に豊かに暮らすこと。そのためのヒントをシェアしています。
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焼きそばって、好きですか?
私は焼きそばが大好きです!日本のソース焼きそばに留まらず、中華系のあんかけ焼きそばのようなものから、タイのパッタイなど東南アジアの麺が大好物です。
では、アメリカでYakisobaって食べたことありますか?どんな感じか知ってますか?
今日は、驚きyakisoba体験が私の固定概念を外してくれた話をします。
寮で出会ったYakisoba
私は通っていた州立大学で、始めのうち寮生活をしていました。寮の食事は、毎食ビュッフェスタイルで、食べる分だけをトレイに乗せて、そこから品目数や重さでお金をチャージされるというスタイルでした。
はじめは物珍しいのもあって、サラダバーやスープバー、20種類くらいあるシリアル、もちろん毎食違うメインディッシュやサイドディッシュを色々試していましたが、時間が経つにつれて、「こういうのじゃなくて、、、、日本のが食べたい」と思うようになったんですね。海外生活が長くなってくると、そんな時に嬉しいのが、日本(ish)料理をはじめとした、アジアの味。もっとアジア系の料理が寮にもあったらいいのにと思っていました。
そんな寮のカフェテリアである時、dinner用に導入されたのがYakisobaでした。新しく作られたそのコーナーでは、タイ人のバイトの学生がシェフとして立ち、wokと呼ばれる中華鍋?で、Yakisobaを調理してくれるというスタイルでした。アジアの味に飢えている私には朗報でした!
wokの周りに野菜各種、麺と曜日によって変わる味付けのソースがあって、注文する側は、どの野菜がどれくらい欲しいのか、麺はどのくらいの量で、というのを全てシェフに伝えなければなりません。アメリカらしく、全てカスタマイズしてくれます。このコーナーはたちまち人気となり、dinner timeには、アジア人の留学生はもちろん、アジアの味にオープンである現地の学生が列をなして並ぶようになりました。
私ももちろんそこの常連となり、寮生活の最後にはもうほとんど、そのyakisobaを食べた記憶しかありません。普段はinternational officeや授業で顔を合わすタイ人の学生がDo you want garlic?とニンニクを入れるか入れないか聞いてきて、yakisobaが出来上がるまでsmall talk をする時間が、楽しかったです。
Yakisobaに入っていた驚愕の野菜
で、このyakisobaなんですが、話だけ聞いていると、きっと日本の焼きそばを想像したのではないでしょうか。
違うんです。アメリカのアジア的なyakisobaだったんです!
野菜のセレクションにまず、私は慄きました。
生のブロッコリー、西洋マッシュルーム、、、確か、ピーマンかパプリカみたいなものもあったような。。。日本でお馴染みの、キャベツとかにんじんとかではないんですよ!そこで、Could I have..some broccolies, some mashrooms… no peppersみたいなことを言う自分を想像してみてください。。。yakisoba食べるために!変ですよね。
そして、ソースも日本の焼きそばソースではありません。Szechuwan sauce, garlic soy sauce, teriyaki sauce, sweet and spicy sauceなど、日本人にはあまり聞きなれないものばかり。いわゆる焼きそばソース味はありませんでした。
おそらく、アメリカの中華料理の中でよくある中華系の麺料理、chow mein(細麺) とかlow mein(太麺)を真似たようなものをyakiosbaと呼んでいたんだと思います。
実際は中華系の麺を、yakisobaと日本の麺料理の名前をつけて、タイ人が作っている。。というなんともシュールな絵面です。アジアの認識なんていうのも、当時(2003-2007くらい)はこんなもんでした。(今はどう変わっているのか、興味あります)
私が自主的に焼きそばに、あれを入れるようになるまで
最初はね、「え!違う!焼きそばにブロッコリーって何!?マシュルーム!?」ってなりました。
もちろん自分の慣れ親しんできたものと違うと、そうなりますよね。
でもね、よく見るとアメリカにはスーパーにYakisobaの麺がソースと一緒に売ってたりするんだけど、この味付けも寮と同じようなソースだったんです。そして写真には、こやっぱりブロッコリーと西洋マッシュルーム入りがちなのよ。
それでも買って自分で作って食べると、案外美味しいからなのか?ただ慣れただけなのか?「そうか、これでも良かったのか。。。」ってそれが普通になっちゃうんですよ。そうするとね、いつの間にか家でyakisoba作る時に、冷蔵庫にあるブロッコリー普通に入れるようになっちゃうんですよ!そんな自分の変化も観察できるのが、海外生活の面白いところ。
でもよくよく考えたら、焼きそばには絶対キャベツじゃないとダメっていう理由もないし、ブロッコリーがダメな理由もない。クローズマインドだったのは私の方なんですね。現地で手に入りやすい野菜で、いいじゃん。てことなんですよ。
私が思うに、ほとんどの食べるものって、どんなものに慣れているか、familialityみたいのが人にとって重要なんですよね。別に何が入ってるからとか、入ってないからダメだとかいうものはないんじゃないかと。古典的な文化的な和食っていう話じゃないですよ。ただ人が普段食べるものっていう話で言うと。ただの慣れ。それだけだったんだなって思うんです。
異文化に触れるたびにあなたは自由になる
わかりますか?異文化の経験が、どれだけ枠を外してくれるか。
枠が外れたら、行動が変わる。行動が変わると、あり方が変わって、自分や人のことも許容できる幅ができるんです。
食べ物みたいにわかりやすいものじゃなくても、誰でも「これはこうじゃないといけない」っていう思い込みがたくさんあって、存在自体が思い込みの塊だったりするんですよね。それが、どんなに自分を苦しめているかわからないくらいに。「女性ならこうじゃないと」「良いママならこうしないと」「子供はこうしなければ」ということたくさんあります。
英語とか異文化の経験っていうのは「別にそうでもない」という私たちとは全く違う前提に立って、生きている人を目の前で見せつけられますから、私たちが勝手に築いた思い込みや枠をバッサリ!と崩してくれる効果があります。
「こう思ってきたけど、そうじゃなくてもいいのかも」と思えることは、その人の人生を楽にさせます。
私なんかは、日本で生まれ、厳しい家庭で育てられたので、「こうじゃないと受け入れられない」ということばかりを纏っていました。生きることへの息苦しさに気づいてもいませんでしたが、アメリカに行って、「そうじゃなくてもいい」「いろんな生き方があっていい」と思えることは、これからの人生を生きる上で、希望にさえなったのです。
だから、英語を喋れるようになりたいと願う方々、そして英語を使ってもっと違う世界を見たり、違う価値観に触れたり、人生を揺さぶられるような経験をしたいと思う方、今の生き方に閉塞感を感じている方には、もっともっと外国人の考え方、生き方、異文化での暮らしを知ってもらいたいんです。
そうすることで、どんどん自分の枠が外れて、自由な発想ができるし、それはいつしか自由な生き方ができることへ続いていると、私は信じています。
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【ナッスーミNatsumi】
・英会話コーチ、セラピスト、ライフコーチ。
・🇺🇸南オレゴン大コミュニケーション学科卒
・現地就職在米8年
・帰国後心身ともにダウンしたことを機に
心の勉強やコーチングと出会う
・国際結婚15年
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