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秋田からはるばる奄美大島へご当地グルメがやってきた話

2週間ほど前、私が住んでいる奄美大島に、遠く離れた秋田から送り物が届いた。

はるばる秋田から、お届け物がやってきたのは、私が去年の8月から所属しているPOOLOというコミュニティのおかげ。このPOOLOというコミュニティ、 「次世代のグローバル人材が集まるあたらしい大人の学校」というのをモットーに、旅好きの人、旅の経験を社会に還元したい人が集まってきている。

去年8月から今年7月までのプログラムなんだけれど、コロナの影響で、講義はすべてオンラインで開催。そのおかげもあって、全国各地にPOOLOの仲間がいるのだ。

旅好きにとって、自由に旅に行けないのはツラいけれど、その分自分の好きな地域や出身地のご当地グルメを送り合って、色んな地域の魅力を再発見しよう! と始まった企画が「わらしべ宅急便」。(始まったばかりだけど、素敵な企画すぎて、企画してくれたメンバーには本当に感謝しています、、、👏)

そして、今回、北チームの秋田から送り物が届いたので、早速その感想と、今自分が住んでいて出身地でもある、奄美大島の魅力について書いていきたい。

秋田からの送り物を受け取って

わらしべ宅急便

仕事から帰ると、実家に段ボールが届いていた。自分でネットで注文した商品が届くのとは違い、中に何が入っているか分からないものを開けるというのはとてもワクワクした。そもそもプレゼントをもらうのなんていつぶりだろう?

中に入っていたのは、いぶりがっこ、バター餅、あきたこまちやニテコサイダー。秋田の「おいしい」が詰まっていた。個人的に一番お気に入りだったのは、バター餅!「ふわふわのび~る」ってパッケージに書いてある言葉の通り、本当にふわふわ柔らかった! 甘さもちょうどよくて、大事に食べようと思いつつ、1日半で一気に食べてしまった...

あまりの美味しさにPOOLO内でも「バター餅は秋田に行ったら絶対食べてね!」って勝手に宣伝してるくらい☺

何より嬉しかったのが、心のこもったお手紙が添えられていたこと。オンラインで講義が開催されているので、実際に一度も会ったことないPOOLOメンバーも多い(今回秋田から送り物をしてくれたたなちゅーさんもそう)。一度も会ったことないのに、何が好きかな? って想像しながら、相手のことを想って、プレゼントを送り合えるってすごくユニークで、素敵な関係性だな、と感じた。

私が住んでいる奄美大島について

奄美大島 二つの海が見える丘

出身地でもあり、去年の夏にまた戻ってきた奄美大島。
よく「沖縄県」と間違えられるのだけれど、実は、「鹿児島県」。

鹿児島県ではあるものの、元々は琉球王国だったので、沖縄に近い文化があったり、薩摩藩の支配下に置かれている時期もあったり、色んな歴史と文化のある島。地理的には、ちょうど鹿児島県本土と沖縄県本土の真ん中。

他の奄美大島基本情報はこんな感じ↓

・人口は58,395人(2021年1月1日現在)

・東京23区や琵琶湖よりも面積は広い!本州などを除くと、日本で5番目に大きい島。(みんな来ると意外と大きいってびっくりする。笑)

・実は年間日照時間が日本一短い!(南国=晴れた空、青い海を想像する人が多いので、おそらく一番ギャップが大きい事実)

・特産品は、タンカン、ポンカン、スモモ、パッションフルーツ、マンゴー、ドラゴンフルーツ、サトウキビ、クロマグロ(近大マグロの養殖場もあるよ)など南国のイメージがあるもの。

・東京、大阪、福岡、鹿児島から直行便が飛んでいて2時間半~1時間なので、アクセスが意外といい。フェリーの場合は、鹿児島本土まで10時間、、、

奄美大島の好きなところを話そうと思うと、数時間話せてしまうのでw、今回は個人的に好きなポイント3つを紹介していこうと思う。

奄美大島の好きなところ①手つかずの大自然

奄美大島 用海岸

学生の頃は、大きなショッピングモールも、スタバも、マックも、ちゃんとした映画館も、ドラマに出てくる都会の学生が学校帰りに寄るようなところは何もない、と「ないもの」に目が行っていたけれど、今は発展していないからこその、この手つかずの自然が大好きになった。

綺麗な海も、壮大な山も、エビ採りが楽しめる川も
たくさんの自然がここにはある。

島といっても、人口6万人弱いるので、中心部はビルや住宅など建物がたくさん立ち並んでいるが、車をほんの数十分走らせたら、全然違った景色が広がっている。

奄美大島 崎原展望台

悩み事があったり、うまくいかなくて立ち止まったときでも、大自然に身をゆだねてぼーっとすると、自然と悩みがスーッと消えていくし、本来の自分に立ち返ることができる、そんな癒す力が強い島だなぁと思う。

奄美大島の好きなところ②助け合いの文化

奄美大島 バナナ

奄美大島には、古くから「結の心(ゆいのこころ)」が根付いている。困ったときはお互い様、助け合って生活していきましょうね~という考え方だ。

人と人との繋がりがすごく強い島で、スーパーやご飯屋さんに行ったら、必ず一人は知り合いに合うし、初めましての人でも、出身中学などを聞いているうちに必ず共通の知り合いが出てくる。

どこを歩いていても誰かに見られてる、そんな生活に息苦しさを感じてた頃もあったけど、東京で5年、お隣さんの顔と名前も知らないという生活を経験して帰ってくると、見方が少し変わった。

散歩していると、近所のおじちゃんが山から取ってきたよ~ってバナナやパパイヤをくれたり、畑から採れたばかりの野菜が玄関に置いてあったり、とにかく何かをもらう機会が多い。

そしてその分、旅行行ったときはお土産のお菓子を買ってきたり、魚が釣れたときはお刺し身にして届けたり、畑で採れたもので料理して味見してもらったり、そうやっておすそ分けする機会も増えた。

そして、人との繋がりが強いっていう点でいうと、誰かが家や仕事や車などを探しているとき、たいていは人の紹介で見つかることが多いし、迷子情報も、あそこを歩いてたよ~という噂ですぐ見つかることもある。島の情報伝達網はおそらくインターネットよりも早い(笑)

近所付き合いが大変、生活が不便、そんな側面もあるかもしれないけど、裏側を見てみると、便利な現代社会で薄れつつあるものが、ここには残っているのかなぁと思う。

奄美大島の好きなところ③人が温かい

奄美大島 夕日

助け合いの文化がある、というところと似ているかもしれないけれど、とにかく温かい人が多い。

昔から知っている近所の人はもちろん良くしてくれるけど、初めて会ったお店の人でもなんだか昔から知っているような気になるのは不思議。

最近は、観光地として人気が出始めているけど、いい意味で商売っ気がなく、外から見ると、「え、そんなサービスして、商売成り立つの?」と思うこともしばしば(笑) アイスをおまけしてくれてお金払いますよ、って言っても、いいよ、いいよ、友達連れてまた来て、なんてことがよくある。

よく、奄美に初めて来た人からも、本当にガツガツせずにゆったりしているよね~、とか、知らない人からミカンもらった、とか、初めてきた感じがせず、また帰ってきたくなる島、なんて言葉を聞くから、人に親切にされていると感じるのは、私が出身者だから、ということではなさそう。

人気の観光地になったとしても、観光客・地元の人、サービス提供者・受ける側、といったかかわりではなく、こうした人と人とのつながりが続いていったらいいなぁ。


こんな感じで、奄美大島の好きなところ紹介はおわり!ぜひ気軽に遊びにきてね🌺

#POOLOわらしべ のタグでみんなが好きな地域を発信していく予定なので、他の地域も旅する気持ちでのぞいてみてください~!



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なっちゃん
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