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2023年5月末〜6月頭の日記
2023/05/30
終日自宅デー。久々に3食自炊で健康生活。おいしそうな見た目のお昼ごはんができた。
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同席した取材が面白かった。基礎研究の実験用マウスはオスしか使われておらず、試しにメスのマウスを使ってみたらオスとメスで真逆の結果が出たという話からのあれこれ。掲載が楽しみ。
日焼け止めを塗ったというのに一歩も外を出ずに夜。せめてと思い夜の散歩に出かけたら、消防団が訓練のようなことをしていた。先日鳥取で宿泊したあたりの住民をかき集めたよりたくさんの消防士。鳥取の総人口と杉並区の人口はどちらも約50万人。東京は人が多い。
2023/05/31
ガスの点検に来たスタッフが初めて女性でうれしい。「楽天は今えげつなく値上がりしてますよ!」と教わり、流れるように東京ガスに切り替えてしまった。華麗な手際にほれぼれ。
夜は近所で大学の友人と飲む。ずっと気になっていた渋いお店はカウンターのみ、おばあちゃん一人営業。お店は36年前からあるそうで、わたしと同い年だった。始めたのはおばあちゃんが40歳の時。40歳くらいで飲み屋を始める人、わたし調べでは結構多い。
新世界のピンク映画館の話を聞く。刺激が強すぎてここには書けない。のぞいてみたいけど、軽い気持ちで行く場所ではない。
2023/06/01
去年の5月最終日は急な不安に襲われてしまったけど、今年は平穏な気持ちで6月を迎えた。一安心。
どうにも肩が凝って、夕方から散歩に出る。公園には唐突に庭のコーナーができていた。どうやら今週末にイベントがあるらしい。
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散歩から帰ったら仕事を再開させようと思っていたのにすっかり疲れてしまった。諦めてごはんを食べ、お風呂に浸かり、本を読み、そのまま早めの就寝。
2023/06/02
銀行口座を見たら残高が想定の倍あり驚く。思ったよりお金持ちだった。
夕方から外に出たらなかなかの風。二駅先まで歩こうと思いきや、強風により傘がひっくり返ったり戻ったり。のたうちまわる傘に歩くのは諦め最寄り駅に向かうも、すでに右腕はびちゃびちゃ。
美容院で名古屋の美容師はレベルが高いという話を聞く。名古屋巻きなんてヘアスタイルがあったように、名古屋の人は個性を求める人が多く、それに応えることで美容師のレベルが上がっていったとのこと。
加えて大都市と比べて名古屋の美容師はメディアに取り上げられる機会が少ないため、名を売るべくコンテストに出るようになったことも腕を磨く一因となったそう。
夜は仲良しのお友だちと飲む。待ち合わせ場所の大手町に山陰の居酒屋があり、つい先日まで山陰だったので入る。
同じような麻のシャツにわたしはパンツ、彼女はスカートを合わせていて、わたしのシャツは茶色、インナーは黒、パンツはベージュで、彼女のシャツはベージュ、インナーは白、スカートは黒と、まるで示し合わせたかのようなお洋服。運命を感じたので「わたしたちおそろいみたい!」とはしゃいだら軽く一蹴された。
優しさとは相手が決めることであり、万人に対して優しいなんてことはないのではないか。自分が思う優しさに対して、相手が同じように優しいと受け取ってくれることを「相性が良い」というのではないか。そんなめずらしく良い話をした。
2023/06/03
祖母の田舎の宮城県で母方の親戚大集合キャンプ。道の駅には猿回しの猿がいて、ショー終了後の電池切れの猿が一番良かった。
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道の駅には宮城のめちゃうま餅、もちべえのおもちがあったのでベンチでお餅バイキングを開催。くるみ餅大好き。
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キャンプ場にはサワガニ。カニも好き。
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祖母の田舎のお墓参りへ。狭い林道を抜けた先に開けた場所があり、その隅にひっそりお墓がある。
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祖母が元気だった頃ですら祖母の田舎の村には7世帯ほどしかなく、今はおそらくもっと少ない。まだ20歳くらいの頃、村のハエ取り紙のハエの量にドン引きしたことを思い出す。たしか当時、ガラケーで撮った。mixiに載せたような気もする。
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いとこの夫に「妻側の親族の集まりに来るのだるくないの?」と聞くと、「そもそも人付き合いが上手くないからなんとも思わない」という回答。あまり発想にない考え方だったので新鮮だったが、いとことの最初の出会いはナンパと聞いていたので「人付き合いは苦手なのにナンパはできたの?」とつっこんだら「それはナンパじゃない、運命」と言われ、思わず「うるせ〜!!」と大きな声を出してしまった。
遅れてやってきた叔母から大人なのにおやつをもらう。叔母プレゼンツのビンゴ大会にも参加し、お子さんたちを差し置いて景品ももらった。うれしい。おうち帰ったら遊ぶ。
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いとこのお子さんに「一生のおねがい!見て!!」と手を引かれ、暗い部屋で光る輪っかをつなげたものを眺める。とってもちれい(きれい)。
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参加者は総勢20名、コテージは4棟借りていて、わたしと母と妹とおやつをくれた叔母は同じコテージ。大人しかおらず、落ち着いて静かで最高。
途中で中学生のいとこの子どもが遊びに来たので妹と一緒にうざ絡みする。「中学生なんて人生で最低の時期」「13歳より36歳の方が5億倍楽しい」と思春期をこきおろし、「わたしたちってどう見えてんの?やっぱおばさん?」とリアクションに困る質問をする。親族の30代未婚姉妹は中学生の目にどう映っているのか、純粋に気になって聞いたのに回答は全部忘れた。というか、聞くだけ聞いて右から左へ流した気がする。大人ひどい。
普段一人行動ばかりしているので団体行動に疲れ果て、歓談の輪を離れて早々に寝る。20人は多い。
2023/06/04
2時半に目覚める。あまりに早すぎる起床。どうやらたくさんお酒を飲むと3時間で目覚める仕様らしい。そのまま眠れず諦めて朝の散歩へ。
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少し歩いたところにちょっとした遊具があり、自分の朝一のバランスを試す。割と上手に渡れた。
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立派な滑り台に登ってみる。なかなか見晴らしが良い。
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せっかくなので滑って降りる。思いの外楽しくて2回遊んでしまった。時刻は午前5時。36歳の女が一人、寝巻きで滑り台を滑走する様子はなかなか異様だと思う。
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敷地をぐるりと周り、コテージ近くのベンチに寝そべる。見事な快晴で、背中に朝日が当たって気持ちがいいな〜と眠くなりそうなところでトイレに行きたくなりコテージに戻ったら同室の母と叔母も起きていた。時刻は5時半。
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まもなく妹も起きてきて、早朝からテーブルを囲み4人でお話をする。こんな時間から全員起きるだなんていかにもおばさんの部屋という感じ。
昨夜化粧を落とさずに寝た60代の叔母は肌年齢44歳。体脂肪は22%、脱毛なしでムダ毛なし。美容に対する投資と結果の釣り合わなさが悔しい。あまりにも遺伝子が強い。同じ祖父母から受け継いできているはずなのに。
いろんな人がやってきたり立ち去ったりする中、テラスでお茶を飲むうちに8時になり、メインコテージで朝ごはん。
五島で買ったかんころ餅を焼く。さつまいもと餅を練った保存食。緑のよもぎ味がおいしかった。
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お子さんたちは朝からサワガニやらカエルやらトカゲやらを探すのに忙しくしていた。わたしのことが大好きなお子さんから「滑り台行こうよ」と誘われ、「いやだ、わたしはここを一歩も動きたくない」という最低の返答をする。容赦ないむき出しの本音。
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お墓参りに行くみんなを尻目に、同じく普段一人行動ばかりしている妹と二人で風呂へ行く。晴天かつ風が強く、外気浴が気持ちいい天気。露天風呂のベンチで日光浴をし、人がいないのをいいことに日頃陽の目を見ることがない恥部を日光と外気にさらす。晴れ晴れとさわやかな気持ち。
露天風呂には地元らしきおばあちゃんとおばちゃんたち。風呂のへりに座って歓談する様子はまるでギリシャ神話の絵画のよう。とても良い風景だった。
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帰りの新幹線は16時半。起きてからすでに14時間たっており、8時起床に換算したら22時なわけで、ほぼ就寝時間。お子さんだったらぐずっているところだが、わたしは36歳なので眠気に耐えることができる。
新幹線で席に座って爆睡するも、次の駅で隣に人が来て20分で起きる。抗いがたい眠気は治ったのでそのまま頑張って起き続け帰宅。アーティスティックな小1のお子さんからもらったペットボトルのシロツメクサを仕事部屋に飾る。
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洗濯をし、キッキンの排水溝を掃除し、これを書き、どうにか21時。8時起床に換算したら夜中2時半相当。眠気から脳がブルブルしてきた。