
長年の自己防衛がたたると、起こる事。
"個性"が埋もれて、本音が見えなくなる。
個性の光を曇らせる原因を、幾つか並べてみる。
存在を肯定してほしくて、自己犠牲をする。
他者と比較して、勝手に自己否定する。
自分を見たくなくて、自己受容が出来ない。
自分が傷つかない位置に、他者と距離をとる為に、自己防衛をする。
他者の世界観を採択して、従うことにする。
広告やマーケティングに倣って行動様式をチューニングして、自身の価値観を規格化して、傷の少ない日々を送ろうとする。
SNSの情報をベースに自分の価値観を形成して、安心する。
結果的に、自由意志が介在しない感覚で思考・行動を続けて、主体的な自身の意識が麻痺する。
どこが苦しいのか、どの感覚が動いていないのか、なぜこうなったのか分からない状況が続く。
価値観を二項対立で単純化して、考えない感じないで良い状態にする。
文字にすると、因果関係はめちゃくちゃなように見えるけれど、人はそういう状況になるものだったりする。
上記のような、「自分」という存在を認識しない、大切に扱わない、素直な想いを無視する行為は、世界と繋がる感性を閉ざす。
ゆっくりと、確実に、心を曇らせる。
当たり前だけれど、本来の自分の心が分からなくなる。
自分の本音に辿り着く、本音から素直に考える、行動する、結果的に感情が湧いてくるプロセスを経て、感覚を取り戻す必要が生まれるまではそのまま。
感覚を取り戻したくなったときに、意識を、自分を起点として始められるように、調整する必要がある。
私たちは多かれ少なかれ、個性を発揮しづらい環境に置かれて、そうせざるを得なかった誰かの思考様式・一面を、親や近い人から受け継いで大人になってきた。
思考パターンを受け入れて、取り入れたのは自分だから、自分の選択で変える事もできる。
ちょっと重たいかもしれないけれど、何か引っかかりを感じたら、それらを手放すつもりで想いをノートに書くと良い。
自分に繋がる存在のエネルギーが重たかったり歪んでいたりすると、知らず知らずのうちに影響を受け自分自身に歪みが生じてくる。