見出し画像

ホームスクールの現在地 - 頼った相談先、頼れなかった相談先 (自治体/学校編)

日々、さまざまな方々に支えられている毎日だなと思います。初期から今に至るまで、今は相談していない先も含めてたくさん頼ってきました。

誰にどのように相談したらよいかすらわからなかった初期だったので、参考になればとまとめてみます。
まずは自治体や学校など、基本的な相談先です。

1. 自治体の各種窓口

学校の先生以外の相談先として、主に初期に頼りました。結果として、継続的な相談はしていません。誰でも無料で相談でき平等であるというところがメリットかと思いますが、どちらかというと「困っている人の話を聞く」というスタンスが強く、心理的に厳しかった初期の頃の相談のみでした。

1-1. 教育相談窓口 (1回相談のみ)

平日の時間内であればすぐに相談ができ、相談員さんに繋いでいただけます。事前に連絡をした上で、1時間程度家庭の悩み、子供の悩み、不登校の懸念について話を聞いていただきました。
今置かれている状況について「大変ですね」と共感いただいたことは、初期の辛い時期において励みになったと思います。家族以外に相談しにくい話題ですので、第三者にとりあえず話を聞いてもらいたい、という場合に利用するとよい手段かと思います。

※ 期待としては、何か具体的な手段や他の相談先を教えてもらえればとは思ったのですが(何もわからなかったため)、「まずはご家族で話し合ってみては」といった話になりました。後述の教育支援センターについて言及がなかったのも、少し残念ではあります。

1-2. 教育支援センター (数回相談のみ)

子供のしつけ、家庭での教育〜不登校等に至るまで相談にのってくれる機関です。自治体の適応指導教室(最近はこの名前でない自治体も増えているようですが)を運営しているのも教育支援センターです。
自治体にこういったセンターがあることを知らず、しばらくしてネットで検索して辿り着きました。(誰か教えてくれればよかったのに・・・と素直に思いました・・・)

こちらも相談してよかったとは思いますが、現在は相談していません。
まず、最初に電話してから、実際に相談できるまでに2週間程度、その後相談に伺えた形でしたので、時間がかかる、というのが第一印象でした。この時点で、だいぶ相談したい状況も変わってきてしまっていました。

また、相談の際には、家庭や兄弟の状況をかなり事細かくご説明しました。これは当たり前なのですが、親子関係や過去の経緯、これまでに発達の問題はなかったか、など、原因探しのような会話がだいぶ辛く感じてしまいました。これは担当していただいた方にもだいぶ寄るところがあると思います。2名の方に担当いただきましたが、担当の方によって違いも大きかったです。

適用指導教室については、こういった会話を何度か経て、最終的に必要性があると判断された場合に初めて紹介されるとのこと。いずれにしても気が遠くなり、継続相談はしていません。

2. 学校を主体とした相談

担任の先生をはじめ、まず相談先として一番関わりが大きいのは学校です。何事もなく学校に通っていた頃は何かの相談をするということすら想像していなかったため、戸惑ったり後から気づくことはたくさんあります。

2-1. 担任の先生方 (現在月一回で会話)

担任の先生には、言わずもがな、今現在でも大変お世話になっています。
当初は、毎日のようにお電話、週に1回はプリントをもらいに・・など密なコミュニケーションでしたが、1日2日でどうにかなる状況ではない現在は、月一でプリントをもらいに行くついでに状況をお話ししたりといったコミュニケーションに留まっています。

先生方からは、放課後登校や、場合によっては家庭訪問もしますので、と、いくつかのご提案をいただいています。ありがたいご提案と思いつつ、私から「やろう」と子供達にいうことはせず、こういった相談があったよと伝えながら子供たちの「やりたい」を待っているところです。

2-2. 学校の支援員さん (これまで相談なし)

学校への行きしぶりが激しかった当初、先生より支援員さんの存在を教えていただき、初めて知りました。学校に児童が自由に相談できる相談室があり、そこにいらっしゃる相談員さんです。曜日限定ですが、児童が先生以外に相談できる身近な存在かと思います。
小四長男も、保健室登校が続いていた時、どうやら声をかけてもらったよう。ですが、長男はあまり心を開かず、「一緒に給食食べる?」と聞いてくれた支援員さんに「いや、いいです。」とクールな感じで断ってしまったそう(苦笑)。

あっという間に学校から足が遠のいてしまった兄弟だったので、本人たちもほぼ接点がなかったですし、私も学校に行かなくなって相談するタイミングは完全に逃しました。もし今後段階的に学校へ戻る方向になったら、お世話になりそうな気がしています。

2-3. スクールカウンセラーさん(これまで相談なし)

先ほどの支援員さんに加え、相談先としてスクールカウンセラーさんの存在も聞いていました。すぐにでも相談したい、と思ったのですが、カウンセラーさんは月に1回のみきているとのことで予約制、相談も多いのですぐには相談できないかも、との話もあって、その時点では一度諦めてしまいました。

スクールカウンセラーさんは学校を主体として相談できる頼れる存在であり、専門家でもあると思います。ただ、不登校、となってしまった後から改めて相談の依頼をし学校に出向く、というのもなかなかエネルギーがいるなあ、というのが正直なところです。支援員さんと同様、今後の兄弟たちの様子を見ながら、頼ることがあるかもしれないと思っています。

ちなみに、学校のお便りにある「教育相談日」がカウンセラーさん来訪日であると気づいたのはだいぶ後になってからのこと・・お手紙のどこかに書いてあったのかもしれませんが・・・


以上、まずは、自治体や学校を軸として相談できる先をまとめてみましたが、書いてみるとあまり頼っていなかったです(苦笑)
いずれも、こちらから主体的に相談しよう、という状況にならないとつながることができなくて、一時期は相談疲れしてしまっていました。だからといってつながりを全く絶ってしまうのも辛く、いまだに最適解はよくわからないモヤモヤ感はあります。


いいなと思ったら応援しよう!