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セブ島で入院!?ごはん、費用、居心地、日本との大きな違い。

2月4〜7日まで3泊4日、セブ大学病院に入院していました。

以前から見てくださってる方は、お気づきかもしれませんが、2023年の台湾、2024年のタイに続き、今年もまた海外で病院のお世話になってしまいました。。

なかなか病院とはご縁のない方も多いと思うので、わたしなりに日本と異なる異文化体験として感じたことを書き残そうと思います。

|3泊4日の入院・治療費は、約20万円

今回は、クレジットカード付帯保険のキャッシュレスサービスを利用することができたので自己負担はありませんでした。

ただ、支払い明細の途中経過上は43,277ペソ=約15万円でした。その後、残り分も含めていくらだったかを知ることはできなかったのですが、おそらく20万ほどになるのではないかと思います。

正直フィリピンの物価を考えるとかなり高額だと感じました。日本の保険制度なら3割負担ですから、20万円かかったとしても6万円で済む感覚です。

食べ物の物価も「思ったより安くない」と語学学校の皆さんが口を揃えて言いますが、医療の面でも「思ったより安くない」のかもしれないと感じました。

|オンライン診断が受けられる

大学病院で検査を行う以前に、語学学校と提携している日本語対応の「ことびあクリニック」でオンライン診断を受けました。
LINEをしたのは夜の10時過ぎでしたが、24時間対応とのことですぐに返事が来ました。

夜になると38℃の熱が出る、痰を伴う咳、胸の圧迫感(特に気になる)ということを伝えました。

翌日の午前中にzoomでオンライン診断を受けた際に、感染症だろうと診察されました。症状が軽い場合は、後日薬が届けられるのを待てばいいみたいです。

|病院で、9時間待ち

わたしの場合は、「持病の慢性骨髄性白血病のこともあるから色々検査をした方がいい。入院するかもしれないから一応準備をしてきてください」と言われ、2.3日分の荷物を詰めて、午後2時にクリニックに行きました。

クリニックで保険申請の手続きや、初診受付の申請書などを書き、そのままセブ大学病院の救急外来へ案内されました。

「検査時間がとっても長いよ」と聞かされていたのですが、血液検査、心電図、点滴につながれて、レントゲンに行き、コロナとインフルの検査もして「今日は入院できるよね?」と聞かれて病室に辿り着いたのが23時すぎでした。想像以上で、結局9時間ほどかかったんです…。

|利き手に点滴されて、とても不便

日本だと点滴の場合は必ず「利き手どっちですか?」と聞かれ、利き手じゃない方に打ってもらいますよね。

セブ大学病院では、きっとそういう事は考えずに、その時のベットと看護師さんとの位置関係によってみたいで見事に「利き手」に打たれてしまい、生活をするが本当に大変でした。。。

ちなみに、点滴につながれた矢先にレントゲンを撮りに行きました。なぜ今!?と言わんばかりに、つながれた点滴のせいで服を脱ぎ着するのが大変でした。

日本だったらきっと、レントゲンを撮ってから点滴をうつんです。その方が患者にとってスムーズですから。なので、あまり同線とか効率とか、便利さとかは考えられていないのかなと思いました。いや、日本が考えられすぎているだけかもですね…。

|レントゲン室は、ノリノリ♪

レントゲン室には、20畳ほどありそうな広い空間に男女2人ずつ、計4人もの検査技師さんがいました。4人とも20代かな?という風貌で、奥の方からBGMというより個人の趣味っぽい「クラブとかでかかってそうな音楽」がガンガン聞こえてきました。

「暇で退屈だから、音楽でもかけて気分上げようぜ〜」みたいな空気感。日本の病院では考えられないけど、ウツウツするよりポップな方が患者としても気分はいいかもしれません。

|ごはん(病院食)

味はおいしい。けど、彩りが少なくて寂しいです。最初は塩気が薄い?と感じましたが、日に日に塩気もボリュームも増えた気がします。

朝ごはん

卵料理、鶏肉の甘辛煮、みかん

昼ごはん

かじき、にんじんの塩味の煮物、パイナップル

夜ごはん

豚肉の甘辛煮、青菜のお浸し、黄色スイカ

語学学校のオーナーさんがお見舞いに来てくれた際に、その日学校で出た「ひじきの煮もの」を持ってきてくれたんです。彩りとしては「黒」ですが、一気に食卓が映え、滋味なおいしさに喜びを噛み締めました。

|1人部屋は、1泊2950ペソ=7,831円

何も希望は伝えてませんでしたが、1人部屋に入りました。8階で眺望もいいです。ラッキーでした。
あとで調べてみた所、大人数部屋、ファミリールームという1家族で泊まり込める部屋、スイートルームまで、色々と選択肢があるみたいでした。

大学病院には基本的に家族を同伴するらしく、家族も一緒に過ごしやすい部屋(ファミリールーム)の選択肢もあるのが日本とは違う点ですよね。

台湾での入院時は2人部屋(部屋に窓なし)で、最後の数日だけ隣に入ってきたおじいさんの呼吸器の音に24時間悩まされる…という、まるで監獄の中みたいな辛い思いをしました。。それ以来、入院恐怖症です(笑)

|入院患者は、コンビニに行けない

これは日本でも同じかもしれません。点滴につながれているのもあって、基本的に部屋から出るなと言われました。病院の1階にコンビニと小さいフードコートがあったのですが、基本的に入院患者は行くことができません。

わたしの場合、帯同する家族がいないので、最初にお世話になった「ことびあクリニック」にLINEで欲しいものを伝えてお金を先に渡しておくと、買ってきてもらえるシステムでした。

|人材が若いし、余っている?

病院内のスタッフさんの年齢が若いのです。看護師・検査技師・その他のスタッフは、20〜30代くらい?医師は40〜50代くらいでしょうか。

それもそのはず、フィリピンの平均年齢は24歳。人口ピラミッドはキレイな「富士山型」です。

待ち時間がとにかく長いと感じましたし、実際にGoogleのクチコミやセブの人たちも口を揃えて言っていました。でも、院内にいるスタッフの数は「レントゲン室にこんなに人が必要?」と思う場面もあったり。

また、救急外来には看護学校に在学中らしき「赤と白のしましまのナース服」を着た女性たちが2、3人も私の診察の様子を見学していました。

|夜7〜深夜2時まで野外コンサート!?

毎夜7時頃〜深夜2時まで、野外コンサートのようなものが病院のすぐそばから爆音で聞こえてきました。時々、宇多田ヒカルの「First love」など知ってる曲も聞こえてきてBGMとしては面白いのですが、時間帯がどう考えてもおかしい…(笑)

語学学校の宿泊先のすぐそばでも日曜日の夜9時頃からカラオケ大会のような熱唱が爆音で聞こえてきたことがあります。ということで、フィリピン人は「夜に歌うのが好き」で「みんながそれを許容している」ということでしょうか…?

|まとめ

今回は、インフル・コロナ・デング熱、全て「陰性」で、肺炎でもなく、結局何が原因だったのかは分からず...。

でも、セブ島に来て1、2週間ほどで体調を崩す人はとても多いそうです。空気が悪いので咳を患い、放っておくと肺炎を起こしたり、水の影響で嘔吐や食中毒を患うパターンも多いとか…。

海外で3度も病院のお世話になってしまった経験から思うのは、とにかく「なにか変だ…」と少しでも感じたら早めに受診をするべきだと痛感しました…。

体調が優れないと、初動が遅れがちです。
留学の場合は、授業をお休みすることになるので尚更ためらうかもしれませんが、早めに対応すれば早めに学校に戻ることもできます。勉強も遊びも大事だけど、本当に、ほんとうに、健康第一です。

週明けから再び授業を受けることができるので、残り2週間の留学を楽しもうと思います。

P.S

今回の体調不良で「2/6(木)のお話し会」を急遽中止にさせていただきました。
まさか入院沙汰になるとは思わなかったのですが、ご心配をおかけしました。
またアウトプットしたい事が増えましたので日程を改めて開催したいと思います。決まり次第お知らせさせていただきますね!






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