＜日記＞小雨にはコーヒーとピアノ。では大雨には？

6//9/2020

○午後2時にもうすでに、蛍光灯のスイッチに手が届くくらいに、外が暗くなっている。明日からは本降りの雨のはずだけど、明日なんか待たずとも、もう今にも降ろうとしているのがわかる。

今朝からの不調は、やっぱりこの低気圧だったのだと思う。

私の心のは、常に何かが執拗にからみついている。そんな感触がある。それが「不安」であれば、嫌だし早く抜け出したいものだけれど、それがちょっとした「物悲しい思い出」だったり、「好きだった人のこと」だったりすると、特に振り払う必要もなければ、抜け出したいとも思わない。

それでも、それがあると、頭の中はぼおっとなって、仕事や家事が手につかない。

私はやっぱり、何かにどっぷりと侵されているのだろうか。それとも、ちょっとだけ、雨の前触れに敏感なだけだろうか。

○小雨に似合うのは、コーヒーとピアノだと思うけれども、本格的な大雨に似合うのは、何だろう。そういうことを考えた。今日二杯目なのでデカフェにしたコーヒーを作りながら、考えるけれども、何も考えつかなかった。

大雨が似合うのは、やはり、べとべとの恋愛映画のキスではないかと思う。それくらいしか思いつかなかった。べとべとの恋愛映画を見たいと最近思っているからかもしれない。

明日の大雨がきたら、何が欲しいと思っているか、それを待ってみようと思う。べとべとのキスを超えるくらいの何かが、本当は待っているかもしれないから。