夏面着陸
下北沢Basement Barにて、Cosmic Mauve自主企画ライブ「夏面着陸」を観た。
町田の仲間たちによる、和気藹々としたラインナップ。会場装飾も夏らしく植物がふんだんに配されていた。
はじめましてのWave Rhythm Section、サブスクにまだ2曲しかないという未知っぷりもグルーヴがいい!
(サブスクに1曲しかないNobody's Islandのワンマンに行くくらいだから、謎めいたバンドは大歓迎)
コミカルさと明るさの中に、しっかりと強いリズムとソウルがあって大変好み。
「ガス栓閉めて来なかったから帰るわ」の小芝居からはじまるインストタイムも、他2バンドのボーカル乱入でのコラボもツボ。
Bobby Caldwell「What You Won't Do for Love」カバーは、音源化したらいいのにと思うほど高い完成度。ボーカルスキルが光る。
湿度を感じるサックスの音が艶やか。
正直なところBillyrromをこのキャパで観られる機会は、もうなかなかないと思う。あっという間にスターダムを駆け上がりつつある彼ら。
流石のステージングで華があり、フロアの盛り上がりも熱気もすさまじい。ソロよし構成よし、つくづく上手いし魅せるバンドだなと惚れ惚れした。
「Windy You」からの「Babel」がチルな夏なら、「Magnet」からの流れはさながら灼熱の夏。
彼らの最初のライブがBasement、さらにこの日は特別ということで新曲「Sun shower」も披露された。耳福。
ここまでで既にチケット代なんて吹っ飛んでいるのに、さらにトリがいる贅沢さよ。
はじめましての主催、Cosmic Mauve。
とにかく明るい陽の気を存分に振りまく、City Pop香るチャーミングな夏バンド。楽曲もトークも人懐っこさ全開で、こちらもにこにこ笑ってしまう。新曲の「Sunday You」もグッドフィーリング。
彼らのライブは楽しいんですよ、とSNSのフォロワーさんが仰っていたのもとてもよくわかる。そして、そんな彼らに仲間が集うのも納得のステージだった。
ラスト、出演者が勢揃いしてのセッション「DOWN TOWN」(SUGAR BABE)も大盛り上がり。
DJタイムも、City Popとその時代の洋楽がピックアップされて楽しかったな。Patrice RushenにMJといった定番からツウな楽曲まで、ナイス選曲。
負傷がまだ完治していないものの、調子がいいからまあ大丈夫だろうと踏んで出掛けたが、早々に脚が痛くなるハプニング。でも、夏を彩るいい時間だった。堪能。
なつめ がんサバイバー。2018年に手術。 複数の病を持つ患者の家族でもあり いわば「兼業患者」