五味を知って、季節や自分の体調に合わせた食材を取ろう。
五味とは?
本日は五味について紹介していきます。
五味とは食材の性質を、五つの味ごとに分類したものになります。
味は酸味、苦味、甘味、辛味、鹹味の5種類です。
鹹味(かんみ)とは、塩分というか海のミネラル分だと思ってください。
この五味を知ることで、
自分の体調に合わせて、必要な食材を取ることが可能になります。
五味の特性と働き
五味を一つずつざっくり説明すると、
酸味は体を締める作用があります、よく酸っぱい物を食べると、体がギュッとしますよね?よく女性が酸っぱいものを欲するのは、生理で血液が失われたりするので、血液を失い過ぎないようしたり、
妊娠中には体を締めて、流産しないようにするために、酸っぱいもの欲します。
苦味は体の余分な熱をとったり、体の水分代謝をあげたり、体の老廃物を取り除いたりする働きがあります。
梅雨や夏で湿気や気温が高い時にオススメです。
甘味は消化器の働きを助け、体の気や血の取り込みをスムーズにします。
現代社会で甘味の栄養素が不足することはないので、
むしろ甘味は取り過ぎたり、依存する可能性があります。
意識して取るとしたら、虚弱体質で栄養不足の人か、病み上がりでエネルギーが不足している人になります。
辛味は発散作用により、体の熱や水分などの代謝を正常にする働きがあります。
要は体のエアコン機能や除湿機能を正常かする感じです。
夏であれば、体の余分な熱と湿気を取り除き
冬であれば体の熱を効率よく全身に回します。
鹹味(かんみ)は、体に溜まったシコリや、腫れ物を取り除く働きがあります。便秘や吹き出物がある方にオススメの味になります。
また五味は臓器や季節にも関わりがあります。
季節や臓器とも関わりある五味
また五味は季節や臓器にも関わりあります。
例えば酸味は肝の働きを助け、春の体調管理にオススメの味になります。
中医学で肝とは肝臓の臓器自体を指すものではなく、臓器の機能も含めた物を指します。他の臓器も同様です。
そして肝は免疫力や自律神経などに関わりのある臓器で、
春は免疫力や自律神経が乱れやすくなる季節なので、
それで酸味は春の体調管理にオススメの味になります。
ここでは割愛しますが、他の味についても図に書いてある通り、
味ごとに臓器と季節が関係しています。
これに関してはまた個別に紹介していきます。
春に関しては動画で紹介しているので、そちらでご確認ください。