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わたしは、わたし。なんだよな。
下期から産休に入ったメンバーの代わりに、事業会社の人事担当を掛け持ちすることになり始まった10月。
よく、「分人主義」を意識する私も、改めていろいろな役割をそれぞれの分配で担っていることを痛感する1ヵ月でした。
分人主義を引用しようと改めて調べていたら、こんな公式サイトがあった!(できあがって?た!)
そもそも分人主義とは。
対人関係ごと、環境ごとに分化した、異なる人格のことです。中心に一つだけ「本当の自分」を認めるのではなく、それら複数の人格すべてを「本当の自分」だと捉えます。この考え方を「分人主義」と呼びます。
せっかくなので、今の役割というか特徴をざっと箇条書きにしてみます。
ホールディングスの人事
事業会社× 2の人事
人的資本関連のホールディングスのプロジェクト
より良い働き方とエンゲージメント向上プロジェクト
ひまわり保健室(キャリアやメンタルヘルスの相談窓口)
衛生委員会
新卒入社した会社の会社員
リモートワーク多め
時差出勤でフルタイム勤務
夫婦会議アンバサダー®︎
認定フェムテックシニアエキスパート
レゴ®︎シリアスプレイ®︎メソッドと教材活用トレーニング修了認定ファシリテータ
メンター制度でのメンター役×3
一児の母
妻
父から見れば娘
姉から見れば妹
双子の姉から見れば同志
上司
部下
同僚
親友
戦友
ママ友
1人の女性
小田原市民
都内からの移住者
X(旧Twitter)での発信者
noteも書く人
X、noteの部の公式アカウントの中の人
誰かにとっての顧客 などなど。
この分人主義の公式サイトでも、“分人グラフ”を作れたのでやってみました。
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…足らぬ!
こうして見ると、本当に色々な仮面を付け替えるように日々というか毎時間、毎瞬、演じるように生きてるな。
ナニモノなんだろう?本当のわたしって?と思って不安になったのが営業で成果が出始めた2年目、そして打って変わってドン底に成績が落ち込んだ3年目。
全部がもちろんわたしなのに、お客様に合わせ良かれと思って違うキャラクターを演じたり少し窮屈に感じる役もやり切ったり。
そうこうしているうちにキャリアも進んで、たまたま人事という役割を社内で担うことになり、他社人事の先輩におすすめされて知ったのが『私とは何か 「個人」から「分人」へ』という書籍でした。
とにかく、目から鱗が落ちるとはこのことかと。わたしはわたしでいいのだ、と自己効力感が高まりその状況をむしろ楽しもうと思えるようになりました。
それ以降はもう本当に、今や上記に挙げたような役割を担う日々。忙しい中でも、帽子を被り分けるようなつもりで分人主義を意識。
関係する人や場が変われば、自分に求められるものも変わるのは当然で、その場その場にフィットさせるように自分を使い分ける感じ、こういう解釈をしています。
すると、どこか嘘っぽいとかちょっと無理してるとかも嗅ぎ分けられるような感覚で、その“ハマってない”役割もまたいい塩梅で分人主義を念頭に演じられるようになり。
やっていけば分かるよ、と色んな仕事や担当について時間的慣れを言われることもありますが、まさにそれは分人主義でいう、「その役割を演じ続けることを辞めないことで板についてくる」ということなのかなと。
この感覚、忘れたくないし、そうとなれば、わたしはわたし。なんだよな。
そう。そうなんです。
カバー画像はmihachanpageさん。
明るい色みと、でもうつむいて少しの落ち着きというか沈みも感じるような、そんな対比が「色々あるよね」と思えて、そんな自分もまるっと自分なのだと言ってくれているような気がして選びました。