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[アセンド入社エントリ]物流の革新を通じてみんなの生活を豊かにしたい

はじめに

皆さん初めまして。 アセンド株式会社(以下、アセンド)のプロダクトエンジニアをしています、前原夏樹です。
今年の10月1日からアセンドにプロダクトエンジニアとして入社しました。
この記事ではアセンドがどんな会社なのか、どのような経緯で入社することにしたのか、そして僕がこれからアセンドで挑戦していきたいことについて簡単にお伝えできればとおもいます。


自己紹介

白馬にて

あらためて前原夏樹といいます。1992年生まれ、熊本県出身です。
(熊本は非常にいいところなので皆さんぜひ遊びに来られてください!)
前職では2019年から2024年までコミュニティSaaSを提供する会社で働いていました。
ソフトウェアエンジニア、SREエンジニア、SREチームのマネージャ経験を経てプロダクトの開発組織マネジメントなどに従事しており、最終的に取り組んでいたのは採用活動全般や組織周りの調整です。
個人的には小規模チームの組成に強みがあると感じています。

プライベートでは、運動全般とスノーボードに励んでいて、昨シーズンはあまり雪が降らなかったことと半月板を損傷してしまったことで早めにシーズンアウトしてしまったので、今シーズンはその反動ですごく楽しみにしています。

アセンドって何をしている会社なの?


アセンドのミッションです!

アセンドのミッションは「物流の真価を開き、あらゆる産業を支える。」です。 物流業界のDXを通じ、価値を最大化することであらゆる産業の発展に寄与することを目指しています。

現在の物流業界は根深い課題を抱えており本来の価値を発揮できていません。
具体的には:

  • 慢性化した低賃金かつ長時間労働、それ故に人手不足が深刻な問題となっています。全日本トラック協会の調査によると、トラックドライバーの平均年齢は2023年時点で約48歳と全産業平均より高齢化が進んでおり、2024年までに約28万人のドライバー不足が見込まれています。

  • 本来、人手不足を解消するためには待遇向上の原資獲得のための運賃交渉や不採算ルートからの撤退といった経営の合理化が必要です。しかし、そのためには適切な需要と供給のマッチングに基づいた運賃設定が市場で自然に選択される仕組み、つまり健全な市場原理が働く環境が不可欠です。

  • 現状では業界全体のDX化が遅れているため、データを元に経営の合理化を実現できる事業者は少ないのが実態です。多くの運送会社は、本来であれば適正な運賃で受注できる案件であっても、正確なコスト計算ができないために適切な価格提示が難しい状況にあります。

また、市場にも課題があります。物流は他社との差別化が難しいサービスです。それがゆえに代替となる中小零細企業が多く、運賃交渉しようとしても結果的に他運輸企業に取って代わられてしまいます。

これらの課題の放置は物流の供給力を低下させ、全産業において消費や生産の速度が下がることで日本のGDPを押し下げて、結果的に国力を低下させてしまいます。

アセンドはこれらの課題が解決されるために、以下二つのことが必要だと考えています:

  1. 健全な市場原理の働く市場の構築
    健全な市場とは、運送サービスの需要と供給が適切にマッチングし、その結果として適正な運賃が市場で自然と選択される環境のことです。そのためには、運賃の透明性確保や、サービス品質の可視化といった市場環境の整備が不可欠です。

  2. 運送会社の経営の競争力向上
    運送会社が自社の強みを活かした差別化を図り、適切な運賃での受注を実現できる体制づくりを支援します。

具体的には、運送会社のDXをプロダクト・コンサルテーションで実現することで運輸企業に市場での競争能力を提供すること、そして効率化のための標準化、規制徹底のための監視の強化などを政策提言や業界活動を通じて促すことで健全な市場原理の働く市場を構築することを目指しています。


課題の構造とそれに対するアセンドの取り組みの図解です。

アセンドのミッション、入社当初は漠然とした認識でしたが、業界知識を得る度に改めて社会的意義の大きさを実感し、やりがいを強く感じています。


なんで入社したの?

転職活動というよりは情報集めをしていた最中、アセンドのCTO、丹羽さんとカジュアル面談をしたことがきっかけでした。カジュアル面談で物流業界の話を聞き、アセンドのオフィスで開催されているオープンオフィスへ遊びに行ったことで、強い興味を持ち転職を考えるに至りました。

特に感銘を受けた要素は三つありました。

1. 文化と人

文化と人、組織の個性が非常に魅力的だったことが最も大きな理由です。メンバーの誰もが事業のミッションに向き合っており、飲み会でも仕事について白熱した議論をしたり、プライベートの真剣な話題について自己開示が始まったり、思わず吹き出すような話で盛り上がったり。その密度は非常に高く話題は尽きることがありません。このエネルギーや一体感に強く魅了されました。

この文化を支える最たるものに"アセンド食堂"と"アセンド祭り"があると考えています。

アセンド食堂
社内の食堂です。毎日の夕食をメンバーが集まって一緒に食事します。メニュー決定から実際の調理までを毎日社員二人ペアで行っており、DIY精神と料理を一緒にすることで自然とお互いのことを理解する・料理を二時間枠で作り切るオペレーション設計を業務に活かすといった意図を持った設計になっています。
もちろんみんなが最初から大人数向けの料理を作ることができるわけではありません。
他の熟練したメンバーに協力してもらいながら段々と慣れてゆきます。
僕は初めてのアセンド食堂を担当した際に麻婆豆腐を作ったのですが、一緒に料理をするメンバーと話し込んでしまったのと、みじん切りにありえないくらい時間をかけてしまい、急遽他のメンバーが助けてくれて遅延が最小限で済んだことに胸を撫で下ろしたのを覚えています(笑)
何を作るか、どのように作るかが非常に大事な取り組みです。

アセンド祭り
三ヶ月に一度の社員総出の合宿です。目的は視座とテンションをあげることで、全員が三ヶ月の総括を行います。様々なメンバーと深いディスカッションをして全体の認識を同期するとともに理解を深めています。
初めてアセンド祭りに参加したのは業務委託として参加した9月実施のものでした。
一日目は活発なディスカッションから始まり、運動企画、相互理解を深めるための食事・飲み会などが行われ一気に組織のみんなとお互いのことを知り合えてオンボーディングの一環としても良い機会になりました。

アセンド祭りの1日目のワークショップの内訳です。
全社員、業務委託の方も含め、本気でワークショップをやっています。衝撃的でした。
ワークショップの様子です。
合宿1日目の締めの宴会です。一番左が僕です。業務委託として参加して一週間も経っていないメンバーの様子ではないと思います。キノピオのコスプレを獲得しました。

改めて感じること
実際に入社後、このチームを支えているのはドメインへの思い入れと、日々の活動を通じて育まれた絆なのだと感じています。

2. 社会課題のやりがいとそれをあらゆる手段で解きにゆく姿勢

前述のようにアセンドの対峙する物流課題を解くことの意義に強く共感しています。また、単純にプロダクトを提供するだけでなく行政や業界における活動、コンサル活動も含めて課題を解決するためにあらゆる手段をとる姿勢に感銘を受けました。だからこそ、アセンドならばこの困難な課題解決を本当に実現できるのではないかと僕が強く信じる根拠になっています。

3. サービスを通じて貢献する人たちへの思い入れ

僕は熊本の片田舎で生まれ育ちました。小学生くらいの記憶だと思うのですが、家の近くの同じ登校班の子の家に大きなトラックが停まっていたのを覚えています。その子の父親は長距離のトラックドライバーでした。

2024年の僕は東京の東側、江戸川区で暮らしています。遅くに仕事を終えて家に戻り自宅のマンションの扉を開ける時、ふと目をやると荒川沿いの首都高速がいつだってトラックの光で彩られています。

あの頃も今も、九州でも東京でも日本中どんな地域でも物流を通じて僕や友達や家族、日本で暮らす人たちの暮らしが支えられています。
僕たちの暮らしを支えてくれている業界で働く人たちが少しでも楽になるといいなと心の底から思えることも、この業界を選んだ理由の一つでした。

入社して実際どう?

期待通りの環境で、充実した日々を過ごしています。入社前のオフィス訪問でエンジニアはもちろん、営業やCSメンバーと交わした会話が、スムーズな参画に繋がりました。

ほとんど物流の知識がない中での入社でしたが、一ヶ月間のオンボーディングで多くの知識を吸収できました(それよりもまだ多くの学ぶ必要がある領域があることも分かったのですが)。

オンボーディング

アセンドの全社レベルのオンボーディングは、現在は一ヶ月の期間をかけて行われます。
先ほど課題構造にて説明したような業界知識のキャッチアップは一人で行うことは非常に難易度が高いです。
その難易度を下げるため、オンボーディングを受けるメンバーは、経営における様々な活動機会に同行します。
実際に今回私も社長との業界・政治団体の講演への同席や、営業同行、大阪出張へ同行して営業に同席し夜は一緒に行ったメンバーと飲み会へ出かけたりと様々な機会に恵まれました。
一ヶ月を経てこのレベルの認知を獲得できているのはこのアセンド流オンボーディングのおかげだなと感じます。

大阪出張からの帰路にて。一番左が社長の日下です。真ん中のコンサルの山崎さんや営業の方と一緒に合計4社ほど営業に同行させてもらいました。

これから何にチャレンジしてゆくのか?

大きく3つあると考えています:

1. 第二創業期に参画したメンバーとして組織の文化を支え、進化させていくこと

アセンドの文化を見て感銘を受けそのファンになった身としては、この文化を支え、一緒に進化させていけることは大変幸運な機会だと感じています。
アセンドはシリーズAの真っ只中の会社です。一般的にはこれからさらにメンバーは増え、気が付けば文化は薄まってゆくフェーズにあると思います。 そのような流れに自覚的になった上で抗い、さらにこの文化をもっと磨き込んでいくことにチャレンジしてゆきます。

2. リードプロダクトエンジニアとして物流業界の課題を技術を持って解決してゆくこと

僕はキャリア設計において反省点を持っています。それは前職の組織の急拡大のフェーズで組織の需要に応える形でキャリアの早期にマネジメントロールに移行したことです。それによりハンドスキルを磨く機会が減ってしまいました。

"技術を行使して課題を解決し競争力の源泉となるプロダクトを生み出す能力"、この磨き込みとそれを持った業界への還元がもう一つの僕のチャレンジです。

3. 技術と人、両方の観点でプロダクトエンジニア組織の進展に寄与すること

マネジメントに近い領域での挑戦になります。正直組織についての課題はフェーズごとでケースバイケースだと思っています。

そのため何か具体的なことが言えるわけではないのですが僕たちのミッションになぞらえるのならば"プロダクトエンジニア組織の真価を開く"ための課題を探し続け、愚直にそれを仲間と力を合わせて解決し続けることであるはずです。

直近だと組織のスケールに備えるためのプロダクトエンジニア組織のオンボーディングの整理を試みています。未来のプロダクトエンジニア候補の方へよりよいオンボーディング体験をお届けすべく枠組みから作っているので興味のある方はぜひお楽しみに!

最後に

ここまで読んでくれて本当にありがとうございます。
アセンドではプロダクトエンジニアを始め、他職種も積極採用中です。 
こんな会社で僕たちと一緒に働いてみませんか?
また、オフィスに遊びにきたいという方も大歓迎です。 
ぜひ以下のリンクからお気軽にお申し込みください!


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