新しい分野の洋書に挑戦!オススメは「超一流の専門家」による「古すぎない」「ベストセラー」!
洋書が大好き。だけど、いつも同じ好きな分野のものに偏りがち。そんな方は意外と多いのではないでしょうか。新しい分野に挑戦し、その世界が少しだけわかってくると、いつもとは異なるアングルで物事を見られるようになったり、自分の新たな好奇心や感情を引き出すきっかけとなり、知らなかった自分を見つけることもできるかも知れません。
「普段のジャンルの殻を破り、新しい分野の洋書を読んでみたい!でも専門用語が難しそうだし興味が続くかわからないし、読み切れるかわからないからどうしようか」と迷っている方!本記事では、そんな方に向けて、今回はノンフィクションの場合に限定したおすすめの洋書の選び方をご紹介します。
あなたが次に手に取るその一冊から、あなたの世界を広げましょう!
1. 著者は、超一流の専門家
そのトピックに関する博士号を持っていて、その業界で長年の経験がある著者がオススメ。特に、ノーベル賞やその分野のアワード受賞者が良いでしょう。
なぜなら、賞を受賞している研究者が書いた本は強固な裏付けに基づいた主張がされている印象があり、また、メインストリームの社会課題や科学の謎を解き明かそうとしている傾向にあるので、何が課題なのか、どんな問題提起をしているのか、何を提唱しているのかが誰にでもかりやすいからです。
一見、言葉遣いもアカデミックで超大衆向けになっておらず簡単ではないかも知れませんが、意外と構成や主張が気持ちいいほど明瞭なので推論しやすく、最終的に全体的な概念を理解しやすいでしょう。
2. 古すぎない
有名な本でも、書かれた時代が古すぎると、事例を出されてもピンとこないということはないでしょうか。できるだけ読んだ時に「あぁ、私が高校生の頃に大騒ぎしてたあれね」とか、「あの有名人ね」など、自分の記憶と関連づけられるくらいの時代に書かれたものの方が、理解しやすいでしょう。
3. ベストセラー
3-1. リソースの多さ
新しい分野の洋書に手をとってみたい時にベストセラーをお勧めする理由は、関連するリソースが多いからです。最近では多くのYouTuberたちが解説動画やブックレビュー動画を上げてくれており、それ以外にも自分の理解を促進させたりより深い興味を掻き立てるためのリソースが世の中に多くあります。世界中の仲間からのヘルプを得ることができるのがベストセラーのメリットと言えます。また、ベストセラーの多くは和訳版が出ているものもが多いため、単純に言葉が解読できない時などには、とっても便利です。
3-2. オーディブルの活用で挫折しない!
大抵のベストセラーの洋書は、テキストの書籍だけでなく、オーディブルも出ています。初めて聞く専門用語につまづきすぎて黙読が進まない場合は、オーディブルを聴きながら黙読するのも手です。私が主催する洋書ブッククラブプログラムの参加者の方は、オーディブルとテキストを同時に使用することで、リーディングのペースを一定に保ち、淡々と読み進められたとのことでした。私たちが外国語である英語でリーディングをしようとすると、精読をしないといけないと思いこみ、解読の沼に陥ってしまいがちです。もちろん精読できるに越したことはありませんが、本の概観を掴みながら最後まで読み切れることも、著者のメッセージを得るためには大切な時もあります。
Amazon Audible(オーディオブック)を無料体験することができます。まだの方は是非。
4. 私の苦手意識を打ち破った洋書
4-1. "Thinking, Fast and Slow" by Daniel Kahneman
分野:心理学、行動経済学
超一流の専門家か ✅ (行動経済学の第一人者でノーベル経済学賞受賞)
古すぎないか ✅ (2011年発行)
ベストセラーか ✅(International Bestseller)
4-2. "Values: An Economist's Guide to Everything That Matters" by Mark Carney
分野:経済、世界情勢、金融危機、気候変動危機、パンデミック
超一流の専門家か ✅ (🇨🇦🇬🇧銀行頭取を歴任しノーベル経済学賞を受賞)
古すぎないか ✅ (2021年発行)
ベストセラーか ✅(The Sunday Times Bestseller)
新しい分野の洋書で、自分の殻を割って飛び出してみましょう!
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