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今年出会えて良かった7冊の本

今年出会えて良かったなあと思う本をまとめていて、
生き方やあり方に関わる本がとても多いことに気づいたので、noteにしてみました。

おすすめの啓発本やスキルアップ系で良かった本は載せていないので、
今そういった本に出会いたい人は、ここでこのnoteは回れ右がおすすめです笑

※このnoteでの「良かった本」は、以下の2点のどちらかにハマった本です。

・本を読む前後での自身の変化が大きかった
・私自身が「感じたり考えたりするけど、言葉にできない」ことが、言葉として表されていた

①自衛隊メンタル教官が教える心の疲れをとる技術

この本は、以前お世話になっていた会社で話題になり、タイトルに惹かれて読みました。
著者は自衛隊のメンタルヘルス教官です。長期戦を乗り越える人材を育成してきたからこその視点で書かれた、心の疲れがたまっていく過程や特徴が、「うわ、まさにそれやわ...」の連続でした。

「心のムリ・ムダ・ムラ」を減らして疲労をコントロールすることが、長く自分を支えるために重要だそう。

②それでも人生にイエスと言う

私がひっそり尊敬している方から薦めてもらって読みました。
著者はアウシュビッツ収容所から生還し、『夜と霧』で有名なV.E.フランクルさん。

人生で何度も出会う「なぜ生きるのか?」という問いは、問自体が間違っている。人生が私たちに何を期待しているかに答えていくのが自分なのだ、という考え方をしています。

「ある1人の人の自伝を判断する基準は、ページ数ではなく内容の豊かさ」という表現がたまらなく好きでした。

ちなみにその尊敬している方のnoteはこちら。
https://note.com/yoh_masuda/n/n168bea530202

③クランボルツに学ぶ夢のあきらめ方

タイトルが印象的で、手に取りました。

夢は新しい出会いの中で変化していく。1つ1つの夢に対して自分で白黒つくまでチャレンジして、違うなら離れる

自分の中で、自覚した夢は成功失敗関係なく、消化しきることで、まっすぐ今に集中できるようになるんだ、と心に響いた本でした。

④ゆっくり、いそげ

この本は、自分がどんな世界観が好きか知るために、触れたことのない世界に触れてみよう!という観点で薦めてもらった本です。

「お金」を財産とも、交換価値とも捉えない。つまり資本主義的な世界ではなく、贈与(give)しあう関係で成り立つ贈与経済にチャレンジする、マッキンゼー出身カフェオーナーさんのお話です。

世界は贈与でできている』とかなり近い考え方で、お金をかんっぜんに「交換のためのツール」として捉えていた自分にとって、まったく別の世界が見えて、うきうきしました。

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⑤おとなになるのび太たちへ

こちらは書店で偶然みかけて手に取りました。(というよりは本の帯に梶裕貴さんの名前があり、興奮してこうny...)

著名人がドラえもんのお話を選び、それにまつわるコラムを書かれています。
完全に忘れていたある1つのお話が、今の自分に突き刺さったので今年出会えて良かった本に選びました。

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何に対しても退屈し喜びを感じなくなっているのび太。見かねたドラえもんが「ハジメテン」という薬を(どんな事でも初めてのような感動を味わえる)飲ませたため、のび太は1日中やることなすこと感動の嵐。

そしてのび太は、やる気がなくなった原因を探るためタイムマシンで小学校の入学式前日に戻ります。

その時の退屈など知らず、学校を楽しみにしている過去の自分を見て、薬に頼らずに学校へいけるようになる。
ーーー

過去の自分に申し訳ないから。と言い出掛けるのび太の姿をみながら、
一番怖いのは、過去の自分の期待に応えられないことや、未来に期待できなくなることで、結局自分が自分を見る目が冷たくなっていくことだよなあ...と感じました。


番外編①:ことばがひらかれるとき(読み終わってない)

これは別でnote書きたいくらい、今の自分に必要な本でした。
自分の中で形にできないまま消えていく感情や考えをもっと表現したい、と相談したときに、薦めてもらって読み始めました。

難聴である著者が、究極まで「表現する(話す・感情をあらわにする・演技をする等)」ことにこだわり見つけてきた、からだとことばの関係性について書かれています。

私の耳は人並みに聞こえるし、口も動く。でも著者が抱えたような「自分がことばを使えない、持っていない」「言葉を持っていないということは考えを持っていない」「私の中にある、見定めきれない感動が、なんであるかを言えない」「言えないということは知らない、分からない、見定められない」「ことばを見つけなければ、私は他の人とまじわることができない」、、、といった想いは、私も強く感じるものだったりするのです。

今日、読み進めたいな。

番外編②:モモ(小学3年生、高校1年生ぶりに再々読)

私の通った小学校では、各クラス入り口の棚に、担任の先生が用意してくれた学級文庫が並べられていました。
宝探しのような気持ちで片っ端から読みあさり、見つけたお宝が『モモ』でした。

これは、にんげんから時間をだまし取る組織から、幼い少女モモが奪われた時間を取り戻すまでの物語です。
有意義な人生をおくるために時間を節約すればするほど、その大切な時間が失われていきます。

『それでも人生にイエスと言う』でも近いことが述べられていましたが、
生きた総年数や、価値を生んだ総量が「豊かな時間」なのではなく、自分が持っている時間のなかで、その内容を自分が豊かだと思える形で満たしていきたい。

心を燃やせ、というやつですね。(煉獄さん...)

書店での出会いも、薦めていただけたご縁にもとても感謝しています。来年も、たくさんの本に出会いたい!

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