Juda’s Pain
さあその手を伸ばし
重い枷を外して世界を見てごらん
頭上に広がるエゴイズムと
それを美徳と誤魔化すありふれた雑音
タバコの煙をくゆらすだけの欺瞞の孤児達
刺し違えるだけの勇気も持てない敗北者
モラルという言葉で有耶無耶にする無力な審判
秩序という名の無慈悲な拷問者
教育者というか弱き子羊達の先導者
モラトリアムに満ちた幻滅すべき未来の車輪
灰色の壁に掛かる美しき先駆者の武勇伝
人間という種の絶滅を誘う天使の息吹
優しくそっと優しく包み込むユダの愛情
一人一人が首に施錠されたRealな現実
カインが決して臆病ではなかった様に
ノアが多くの人類を見殺しにした様に
リリスが智慧の実を食したのが罪ならば
罪は精一杯の愛情ゆえかも知れない
有罪は永遠にその罪で存在する事が出来るんだ
罰は永遠にその愛を刻み込む事が出来るんだ
さあその手を伸ばし
重い枷を外したら世界を見てごらんよ
破滅的な程に美しいユダの痛みが
この世の全てをその広大な群青の空の彼方まで包んでいるだろう
何を立ち止まっているんだ
早くこの素晴らしい世界をごらんよ
過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。