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Words written in 1994. from "黒歴史ポエム"


『愛は狂気』

愛は狂気に似ている

愛は時として愛するが故に相手を傷つけ
愛は時として愛するが故に己を狂わせる

愛は必ずしも正義ではなく
愛は時としてその理という概念を無視してしまう程に苛烈な情念故に罪を犯す

愛は必ずしも永遠ではなく
愛はその破滅的な程の美しさ故に
愛は時として滅美(ほろび)て燃える

愛による偶然が招く結末は
愛が必然に引き起こす奇蹟にも等しく
愛が必然に引き起こす狂気にも等しい

愛が時として人を驚くほど強くするように
愛が時として人を儚いほど弱くもする

愛することに伴う苦しみは
愛という名の罪を犯した者への罰かも知れない




過去のボクは昭和の固定観念や慣習に縛られ、自分や家族を苦しめていた事に気付きました。今は、同じ想いや苦しみを感じる人が少しでも減るように、拙い言葉ではありますが微力ながら、経験を通じた想いを社会に伝えていけたらと思っていますので、応援して頂けましたら嬉しいです。