
Photo by
ia19200102
Words written in 1993. from "黒歴史ポエム"
『二重拘束』
体中の神経が束になって震える
そんな感覚に似た衝撃に射たれ
脳裏に浮かぶ貴女の顔が
音もなく闇に溶けてゆく
少しの思い出と 熱い感触が
今も色褪せずに 胸に居るのに
考えるだけで 神経が否定する
この想いは愛ではなかったのか
記憶の部屋に横たわり
声も届かず 居続けるのに
現実が思考を拘束する
唯一 繋がれてた真実は
今 ここに居ないという事実
そう 唯一頼れる過去の記憶が
自分を幾重にも拘束し
新しい一歩を踏み出せずにいる・・・
いいなと思ったら応援しよう!
