自律する子の育て方。
全員不登校の三児の父、ナツキのパパです。
さて、先程、スマホのメモ帳アプリの中に、
殴り書きされたテキストファイルを見つけた。
見るからに急いでメモしたような、
先を急ぎ時間を惜しむ感じが伝わってくる。
自分で書いたメモの筈だけれども、
果たしていつ頃に書いたモノか、
何を読んで書いたモノか、
あまりハッキリとは覚えていなかった。
ただ、曖昧な記憶ながらも、
この心のど真ん中に刺さりまくる言葉、
核心を捉えた指摘と論理的な展開、
またメモ内にあったキーワードも踏まえると、
おそらくは、工藤勇一先生の著書で、
「自律する子の育て方」を読みながら残したメモだったであろうと思います。
※なぜか手元に著書が見当たらず、中身の確認が取れないので、もしも間違ってたらすみません。
※もし違っても、工藤勇一先生の著書ならそれはそれで間違いないかなと思います!
そして、以下がそのメモです。
なお、折角だしと復習も兼ねて転記してみますが、あくまでもボク個人の(おそらく読みながら文字通り片手間で記録したモノです。
もしも気になる項目があれば、是非、原典?となる工藤勇一先生の著書を読んで頂けたらと思います。
自律する子の育て方
◎教育の本質的な目標は、次の2つを学んでもらう事。
1.自分の力で自分を成長させられる術
2.幸せな状態を作り出せる術
これらの実現に、
不可欠な状態が心理的安全性で、
不可欠なスキルがメタ認知。
日本教育はメタ認知能力が育くまれにくく、その弊害として当事者意識やそれを育む視点の低さがある。
◎脳の大原則
Use it or lose it(使わなければ失くすだけ)
人の意識は有限である
人は本来ネガディブ思考が作動しやすい(ネガティビティ・バイアス)
◎学校はトラブルの体験学習の場
・トラブルは起こるモノ
・トラブルから人は学んでいく
・トラブルを乗り越える方法がある
このような発想になれたら必要以上に恐なくて済むし、心理的安全性が保てる。
◎ストレスコーピング(ストレス要因に対する対処法)の4パターン。
問題が起きた時の行動パターンは大きく分けると4つある。
・我慢する
・気分転換する
・問題を解決しようとする
・人に相談する
前2つはよくない。
後2つが良い。
問題解決には「自分の力で解決できること」と「解決できないもの」がある。
自分で解決できるものは方法や手順を考えれば良い。
自分の力だけで解決できない問題は基本的に相談すればよい。
すると途方もない問題に思えたものが然程でもないことに気付けるし脳にかかるストレスをかなり軽減できる。
繰り返すうちに相談相手を吟味する力も上がる。
◎自分と向き合う(内省)習慣がない人ほど他責になる。
(客観と俯瞰の違い)
1つの定点観測的な客観視ではく、複数の定点観測的な俯瞰視することでメタ認知が可能になる。
メタ認知能力を高めるには自分と向き合うこと。
内省を重ねると確固たる自己の情報が形成される。
当事者意識が育まれる。
◎内省は意識的にやらないと難しいし、難しくなってる。
デジタルデバイスからの外部情報に常に意識を細切れに持ってかれるから内省の時間を作りにくい。
内省が少ないと外部評価に拠ることになり、他人軸になるうえに、脳内で唯一の自分の情報になってしまいやすい。
結果的に流されやすさや、人の目を気にして動けない等、こじらせると自分を見失うことにもなりかねない。
相田みつをの言葉
「他人の物差し,自分の物差し、それぞれ寸法が違うんだな」
ポイントはシンプル。
・大人の物差しを押し付けない
・子どもの物差しを否定しない
実はこれだけ。
◎メタ認知はメタ認知できる人しか教えられない。
つまり子どもの自律には「思考の伴走者」が必要。
伴走者が適切な負荷をかけ続けていく。
自分と向き合う練習、出来るよになったら点と点を繋ぐ練習、そして小さな成功体験を積み重ねると自発的に自分の課題を見つけて対策を考えられる自走型に育つ。
メタ認知を上げる為の仕組み。
・自己決定を繰り返させる仕組み。
・自分について言語化する機会を増やす仕組み。
・他人との比較では無く自分の成長に意識を向ける仕組み。
「結果ではなく過程を褒める」とかあるけど、「結果ではなく成長に目を向ける」が良い。
すると振り返りの声掛けもしやすくなるし、
自己決定の成果や結果を肯定して自信を持てる。
◎ウェルビーイングとハッピーは違う。
幸せは一過性の反応のこと。
刺激に対して脳が化学的に反応してるだけ。
おススメは、その日の嬉しかったことを毎日訪ねる。
メモの転記ここまで。
うん、もう一度読みたい。
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